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 シャクナゲ岳(しゃくなげだけ):
1074.0m
   北海道磯部郡蘭越町

 山の概要 シャクナゲ岳はニセコ連峰中部に位置するこじんまりした山で、昔はシャクナゲが群生していたのでこの名がつい
     たらしい。おそらく山腹はキバナシャクナゲに覆われていたのだろう。
     北側の神仙沼周辺は多彩な湿原植物が見られ、秋の紅葉も魅力がある。長沼をつないで山頂へ向かい、短いながら
     変化に富んだ山歩きができる。                     

 Route Map:大谷地登山口から神仙沼を経て山頂を往復。
 Raod Map :
     

 2013年7月8日(月曜日)  晴れ

 丸駒温泉。。。。大谷地登山口9:45 → 10:07神仙沼 → 10:20レストハウス分岐 → 10:30林道出会い →
 
 10:38長沼 → 11:15チセヌプリ分岐11:20 → 11:56白樺山分岐 → 12:15シャクナゲ岳山頂12:45 → 
 13:20チセヌプリ分岐 → 14:28神仙沼14:37 → 15:00大谷地登山口。。。。ニセコサヒナキャンプ場

 行動時間:5時間15分(休憩、昼食含む)
 昼食時間:30分
  
チセヌプリの予定がシャクナゲ岳に
 ニセコパノラマラインの五色温泉分岐を右に過ごし、高度を上げていくとチセヌプリが見えてくる。路側には山菜取りの車だ
 あちこちに駐車している。峠の手前のヘヤピンカーブの先にチセヌプリの直登コースの駐車場がある。さらにチセヌプリの山
 腹を進んでいくと未舗装の駐車場が現れ数台の車が駐車している。ここが大谷地登山口だ。そのまま進めばレストハウスの
 ある神仙沼入口の正面登山口があるが今回はネットで見つけた大谷地登山口から歩き始める。
 藪がががった急坂を登ると樹林の中の平坦な道になる。マイズルソウに縁取られた道には咲き残ったミズバショウヤザゼン
 ソウも見掛けられる。木道も整備された道を20分も歩くと明るく開けた神仙沼に飛び出す。
      
神仙沼にある案内板 大谷地登山口の駐車場
マウスON  レストハウス側の駐車場
駐車場から見るチセヌプリ いきなり・・・・・
足下にマイズルソウが群生する登山道
咲き残りの芭蕉の花やザゼンソウもありました

 神仙沼の湿原は標高770mの台地にできた2.5fほどの中高層湿原である。アカエゾマツに囲まれ、通常は高山に見ら
 れるチングルマやハイマツが根を下ろしている。今回が残念ながらチングルマの花の時期は過ぎて穂になっている。
 湿原を散策しながら木道を通り、レストハウス分岐から長沼へ向かう。長沼まで600mに標識。木道が終わると広い緩やか
 な地道になり、10分ほどで林道と出会う。 林道を暫く歩くとチセヌプリを映した長沼にでる。湖畔を渡る冷たい風が心地よい。
  
神仙沼 一面に広がる湿原
・・・・・・・ チングルマも既に穂   残念遅かった
気持ちの良い湿原散策、 だが花は無し
湿原に遊歩道、左奥にシャクナゲ岳  小型尾瀬? 分岐を過ぎると登山道へ
なだらかな広い道を10分程進むと林道に出会う
日差しが強い もうバテそうだ 長沼に影を映すチセヌプリ

 沼沿いの道を南に向かっていると根曲がり竹の中から物音。すわ、熊か! 一瞬驚いたが熊ではなく山菜取りの人だった。
 ニセコは根曲がり竹の有名な所で札幌あたりから山菜取りに沢山の人が来るらしい。山菜採りの人たちの声を後ろに聞きな
 がら登っていくとチセヌプリ分岐のあるビーナスの丘に着いた。二人の登山者がいて「この先の雪渓は雪が多くとてもチセヌ
 プリには行くことが出来ない」と話している。それを聞いてシャクナゲ岳に登ることに。シラネセンキュウが咲き誇る道を進んで
 いくと待望のシラネアオイが根曲がり竹の中に。次々現れる群生に感動しながら登っていくとアッという間に白樺山分岐に到
 着した。ここからは「死ぬほどきつかった!」(先ほどの登山者の言)という急登が始まる。たしかに岩場の急登だが足場も有り
 快調に登れる。展望が開け、大きな岩の上を渡って歩くようになると傾斜が緩み、やがて山頂に達する。
 山頂からはチセヌプリからニセコ連山や残雪の残る岩内連山が見渡せ、飽きることの無い展望が広がっている。
 素晴らしい風景を見ながら昼食後、来た道を帰る。
 
運命を別けたビーナスの丘 シャクナゲ岳に向かう
遭いたかったシラネアオイ シャクナゲ岳の登山口 ここから超急登
 
岩場を登り、振り返れば、遥か下にシャクナゲ沼
ニセコ連峰の山々 チセヌプリに僅かに残る雪渓
(手前がチセヌプリ、後がニセコアンヌプリ、雲に隠れる羊蹄山)
山頂で記念撮影
 
雪渓の残る岩内連峰の山々(手前が目国内岳、右が岩内岳)
いつものポーズ チセヌプリに向かって下山
マイズルソウ ・・・・・ アカモノ エゾカンゾウ
 ひとこと:羊蹄山はいつ登るの?!
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