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 千羽ヶ嶽(せんばがだけ):371.4m
         香川県小豆島

 山の概要
  千羽ヶ嶽は小豆島三の東方に位置する岩山で、瀬戸内を代表するクライミングゲレンデである拇指嶽の後方に
  聳える。山頂に立つには岩壁を登る場所があるが、登山道は全体によく整備されいて、危険度はそれほど高く
  ない。また拇指平と呼ばれるテラスから眺める絶景は一見の価値がある。

 Route Map荒神宮登山口から山頂を往復
 Road Map土庄港から国道436号線を東に進み、橘トンネルを抜け、橘地区で道が直角に曲がる地点を左折
          して山側に向かい林道に入る
 

 2013年11月22日(金曜日)
  晴時々曇り

 ホテル7:00.。。。。。 9:35駐車場所8:43 → 荒神宮 → 8:54登山口 → 9:32拇指平9:45 → 
 10:07千羽ヶ嶽山頂10:15 →  10:28拇指平10:48 → 11:14駐車場所11:20 。。。。。。 碁石山へ

 行動時間:2時間31分(休憩時間含む)
 昼食時間:
絶景の拇指平から千羽ヶ嶽山頂へ
 
遠征2日目は小豆島の岩山二山だ。土庄から国道436号線を東に進み、池田港、オリーブ園を過ぎると、今日登
 る山、千羽ヶ嶽が拇指嶽をともなって左手に、内海湾を挟んで正面には碁石山が見えてくる。どちらも登山意欲の
 沸いてくる山だ。車はさらに草壁港を通り過ぎ、橘トンネルの峠を越えて島の東海岸に出る。ここが小豆島町橘地
 区。ここで国道が直角に曲がる地点を左折し、集落の中に入って行く。集落を過ぎ、林道が分岐して折り返えして
 いるところに駐車。
 仕度をしていると地元の人が来て「鹿が罠に掛かったので・・・注意してください。」とのこと。
 折り返した林道は荒神宮に向かう道。角の石垣にペンキで「親指嶽」の案内がある。荒神宮までいくと 4〜5台置
 ける駐車場とUターン場所がある。途中に拇指嶽の登山口があり、石垣に赤ペンキが塗られ、白ペンキで親指嶽
 と書かれた細い登り口がある。笹の被った急坂を過ぎると石が重なり合った道になる。道はあまりはっきりしないが
 所々にある赤いペンキの印を見つけながら登って行く。どうもテープは頼りにならないようだ。途中で猟銃の音を聞
 いた。罠に掛かっていた鹿(荒神社の傍にいた)が命を落としたようだ。
 20分ほどで「滝場」と呼ばれる岩場に突き当たった。ここを岩壁に沿って右に進み、ロープの設置された岩場を数
 回クリアすると平らな場所に達する。左手のウバメガシを潜ると拇指平の広い岩棚に出る。
  
林道を折り返して登山口へ
マウス ON 石垣に親指嶽の文字
丸印が登山口(マウス ON 石垣に親指嶽の文字
直進すると 荒神宮
 林道終点が荒神宮の駐車場 拇指嶽登山口から入山
岩のゴロゴロした急坂を登っていくと岩壁が立ちふさがる(マウス ON 石壁に親指嶽の案内
ガイドブックに載っている「滝場」 水は無い 道は東に向かって・・・・
一段目の岩棚を乗り越える
岩だなに沿って東に進み次の岩棚へ
落ち葉に埋もれた岩場を登れば拇指平に・・・・  ウバメガシの林を直進すれば千羽ヶ嶽

 「Oh-!  この風景だ! この景色を見たかったんだ!」(隊長)
 「日本の風景じゃないみたい!」(副隊長)
 ヨーロッパの城にある塔のような拇指嶽、バベ(ウバメガシ)の緑に彩られた白い岩肌の千羽ヶ嶽。
 いつまでも見ていたい景色だ!
 帰り道にはまた、立ち寄ることにして山頂に向かう。
 よく踏まれた尾根道を進むと岩場が現れる。登山道を外れ岩登りを楽しみ、ウバメガシの森を進むと木の間から岩
 の山頂が見えてくる。右に回りこむと千羽ヶ嶽の三等三角点、そこから左に折り返すと山頂に到達する。狭い岩の
 天辺は人一人で一杯になる。南西方向が開け、内海湾が一望出来る。
 三角点の横から北西尾根を下ることも出来るが今回は来た道を戻ることにする。 絶景を見る為に・・・・。
   
拇指平から拇指嶽と千羽ヶ嶽の眺め
 千羽ヶ嶽全景の写真の右端の岩場を登る
岩場の上から内海湾の眺め
ウバメガシの中に山頂が現れ、
右手から回り込むと三角点を経て山頂へ
千羽ヶ嶽山頂(マウス ON 三等三角点)

 帰りは拇指平でもう一度絶景を楽しみたいと拇指平の岩場に上がると、なんとクライミングをしている人がいる。
 男3人女1人のパーティだ。先頭の男性が鮮やかに垂直の壁を登り岩棚に上がると続いて二人の男性も、だが
 最後の女性はてこずっている。何度もトライするが、なかなか上がれない。見ているだけでも面白い。無事全員岩
 棚に上がったところで我々も下山の途に着く。ロープのある岩場や石のごろごろした道を注意しながら慎重に下る。
 登山口から林道に出るとクライマー達の車が山に向って登る道(多分拇指嶽に通じる道?)のところに駐車してい
 る。我々が駐車している場所から見上げると垂直の壁を登りきり、少し傾斜のある岩肌に取り付いているのが確認
 できた。
 さあ、次は「洞雲山・碁石山」だ。どんな岩場が待っているのか?
 


 拇指嶽を登るクライマー (丸印の位置)
 帰り道は一段と険しく感じる岩場の道
 
クライマー達の車 右手の山道が親指嶽への道か? 垂直の壁は征服したようだ
 ひとこと:期待に違わぬ素晴らしい景色、拇指平!・        
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