おしどり登山隊    TOPページ中房温泉から大天井岳槍ヶ岳から槍平小屋槍平小屋から新穂高温泉ホームへ 
 
7月31日(水) 喜作新道〜東鎌尾根〜槍ヶ岳                         今日のルートマップ
 今日は喜作新道、東鎌尾根をへて槍ヶ岳までを歩く今回のメーンイベントのルートを行く一日だ。
 朝焼けと雲海が美しい。今日も素晴らしい一日に恵まれそうだ。
 大天荘から大天井岳は僅かの登りで頂上に着く。常念山脈の最高峰、大天井岳(2922m)からの眺めは最高のパノラマだ。
 喜作新道、東鎌尾根を従えた槍ヶ岳、それに続く大喰岳、中岳、南岳の3000mを越える稜線は圧巻だ。そしてその左には
 穂高も・・・・・・。また、右てには裏銀座の山々、その奥には立山がどっしりと構えている。遥か彼方には鹿島槍の双子峰も遠
 望出来る。 いい旅になりそうだ!
2013年7月31日(水曜日)晴れ
 大天荘5:40 → 5:50大天井岳6:05 → 6:10大天荘6:20 → 6:50大天井岳西分岐 →  8:50赤岩岳(下) → 
 10:00西岳山頂10:15 → 10:30ヒュッテ西岳(昼食)11:00 → 11:58水俣乗越 → 14:30殺生ヒュッテ(上) → 
 15:00槍ヶ岳分岐 →  15:10槍ヶ岳山荘(泊)
雲海と朝焼け 大天井岳山頂
山頂から大天荘方向 常念山脈の最高峰 標高2922m大天井岳山頂
槍ヶ岳へと延びる表銀座の縦走路
 
裏銀座の山並みと立山   右奥には鹿島槍ヶ岳
大天荘の朝 早朝から荷降しするヘリコプター

 大天荘前を通り大天井ヒュッテから来た道と合流し、ここから暫くは稜線の東側を下り気味に進む。左には常念岳の大きな山容
 が堂々と聳え、再び稜線に出れば、槍ヶ岳が北鎌尾根の独標を真横に従えている。稜線の道は赤岩岳の裾を通り、西岳へと
 導いてくれる。穂高連峰が目の前に、素晴らしい高さで聳えこれから辿る槍ヶ岳への道は険しく真っ直ぐ見える。
 西岳を下り、ヒュッテ西岳で早めの昼食(全員カレー)。
 
表銀座の縦走路と槍ヶ岳を見ながら歩く
 
クルマユリ&ニッコウキスゲ  大天井岳西分岐 ハクサンイチゲ&
稜線に出れば東と北に羽を広げた槍ヶ岳の鋭鋒が・・・・・
赤岩岳へ50mの標識 稜線歩きは気楽な天上の散歩道
穂高を背にしたヒュッテ西岳(2680m)が見える  標高2758m西岳山頂

 ヒュッテ西岳から尾根は左に折れ、いよいよ東鎌尾根の始まりだ。 まずはもったいないと思うほどの急な下りを1時間ほども掛
 けて最低鞍部の水俣乗越まで約300m下ることになる。 
 さて、十分休憩もしたし出発しよう!5mほどのハシゴを降りたら、切り通しに張られたクサリを下る。 さらに2連の 長いハシゴ
 を下り、5mほどのクサリ場を抜ける。滑り易い砂礫の道を下れば鞍部。ここから両側が切れ落ちた小さなピークに一旦上り返し
 て短いハシゴを降りれば、ニッコウキスゲの咲く水俣乗越に着く。
 右に天上沢、左に槍沢への道が分かれ、エスケープルートと なっている。
 
 天を突く槍ヶ岳に向かって延びる東鎌尾根 東鎌尾根の始まり
   
300mほどを一気に降りる険しい下り
   
両側が切れ落ちた小さなピークに登り返す 最低鞍部の水俣乗越

 ここから槍ヶ岳まで標高差700mの岩稜歩きだ。見上げれば槍への道は垂直に天に登っているようだ。
 乗越から登り返し、道が緩やかになると見晴らしの良い所に出る。そこから3連梯子下り、登り返すと素晴らしい展望が得られる。
 正面に槍ヶ岳、左に北穂高岳、右に燕岳の稜線が広がっている。 梯子に、ジグザグの急登。さらに岩尾根を攀じ登る。やがて
 左に大きなカブリ岩が現れる。水俣乗り越から1時間40分だ。ハイマツ帯を上りきればヒュッテ大槍(2884m)。
 槍沢側を巻きながら登っていく。槍沢を登ってくる登山者が点々と見える。槍沢を登って槍ヶ岳に登ったアルプス初登山が懐か
 しい。
 短い梯子をクリアすれば槍の穂先直下に出る。もうすぐ終点だ。ここからトラバース気味に行けば槍の肩に着く。
 厳しく長かった東鎌尾根縦走は楽しい思い出を残してくれた。
水俣乗越から槍ヶ岳まで標高差約700mの険しい岩稜歩き
東鎌尾根の核心部を行く
岩場の咲く可憐な花 クロユリ&イワギキョウ
まだまだ続く岩尾根 殺生ヒュッテの分岐(下が殺生ヒュッテ)
 
もう、岩はいらない!最後の梯子 やっと着いたみたいだ!
 TOPページ中房温泉から大天井岳槍ヶ岳から槍平小屋槍平小屋から新穂高温泉ホームへ

osidori登山隊