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ニセコアンヌプリ(にせこあんぬぷり):1308.0m
   北海道ニセコ町

 山の概要 ニセコアンヌプリはニセコ積丹小樽国定公園のニセコアンヌプリ火山群の主峰である。山麓には山田温泉、昆布
    温泉、湯本温泉など温泉が多い。そこを流れる湯の川をアイヌ語でニセイコアンベツ「断崖に向かってある川」と呼んだ
    ことからその名が」山名になったといわれている。
    ニセコの山々はササとダケカンバの林に覆われ、冬は絶好のスキー地だ。ニセコ連峰は東洋のサンモリッツとも呼ばれ
    スキー場も多い。
    西側の五色温泉にはキャンプ場もあり、その横を通って登山道に入る。ネマガリダケが続く登山道を登り、遭難碑のケル
    ンの辺りから尾根道となり、展望が開ける。頂上まで約1時間30分。昆布温泉東側から見返り坂を通ると五色温泉から
    のコースと合流する。広々とした頂上からは羊蹄山が間近に見え、雄大である。 −ヤマケイ「日本の山1000」よりー                     
 Route Map:五色温泉から山頂を往復。
 Raod Map :ニセコサヒナキャンプ場から道道207号線を北に進み、道道66号線を直進し右折して道道58号線に入る。     

 2013年7月11日(木曜日)  晴れ

 山の家登山口10:35 → 11:10遭難碑11:20 → 11:40 1065m → 12:25稜線 → 12:35山頂12:50 →  

 13:40遭難碑13:50 → 14:20登山口

 行動時間:3時間45分(休憩、昼食含む)
 昼食時間:
  
 山頂から見る羊蹄山の美しさに感動
  今日の二座目。北海道なのにこの暑さ、かなり参っているが予定通り登山決行。五色温泉休憩所の駐車場は山菜採りの
  車も合わせ賑わっていたがキャンプ場の駐車場はすいている。駐車場に入る手前の登山口から歩き始める。すぐ「頂上
  まで2500m」の標識がある。往復しても5kmほどの行程。しかしダケカンバの中の道はぬかるんでなかなか急だ。木陰
  がせめてもの救いだ。 見返り坂への分岐を過ぎると、あと2000mの標識。背丈ほどある笹に囲まれた広い道は太陽が
  一杯、汗が噴出してきた。 この辺りから色々な花が顔をだしてきて楽しませてくれる。登山口から30分余りで遭難碑の
  ある展望台に着く。早速休憩。 「もう休むの?」と副隊長。ニセコアンヌプリを見上げ、ニセコ平野の向こうに雲を被った
  昆布岳を見下ろしながら、ゆっくりと休みエネルギーを補給する。
     
山の家登山口にあるニセコ野営場の駐車場 登山口 (入山届がある)
・・・・ タニウツギ
タカネオトギリ エゾカンゾウ
遭難碑のある展望台と展望台から見上げるニセコアンヌプリ 頂上は左のピークの奥にある

 ガラガラ道を登っていくと、午前中に登ったイワオヌプリが左手に見えてくる。 暫くすると、あと1500m標識まだ半分も来て
 いない。 野苺のあるガレ場を過ぎると再び樹林の中へ。暑い日ざしが木漏れ日となって注いでいる。イワオヌプリが随分
 下になった。韓国人の団体が急坂降りてきた。あと500mの標識。もう限界・・・また、休憩。
 
ハクサンチドリ ガラガラ道を登って行く
イワオヌプリを見下ろす マルバシモツケ

 道は山頂で前で右に折れると、やっと稜線に出る。、斜面にはエゾカンゾウのお花畑が広がっている緩やかな道になる。
 目線の先には山頂の避難小屋も見えている。急に元気が出て足取りも軽くなる。10分ほど歩くと標高1309mの山頂に着く。
 山頂には我々を抜いて行った単独行の人が一人いるだけ。意外と広い山頂だ。避難小屋の前に回りこむと素晴らしい絶景が
 広がっている。
 中腹に雲を従えた後方羊蹄山(蝦夷冨士)は美しく堂々として、まさしく富士山だ。
 山頂で眺望を満喫している間に、ブヨにあちこち噛まれてしまった。ブヨ対策の薬は用意しているが・・・・
 帰りは来た道を下っていく。 足場の悪い、ガラガラ道は結構神経も使い、時間もかかる。
 登山口近くまで降りてくると捜索ヘリが頭の上を行ったり来たりする。聞けば、朝、イワオヌプリの登山口で会った山菜採りの
 人を探しているとのことだった。駐車場では捜索隊の人達が入山するところだった。 無事、発見出来たらしい!
 
山頂の避難小屋が見えてきた
ニセコアンヌプリ山頂 山頂から後方羊蹄山を望む
素晴らしい眺望にうっとり!
足場の悪い下り イワオヌプリ
   
団体さんが登って行く 山菜採りの遭難者を捜索するヘリコプター
チシマフウロウ マルバシモツケ タカネオトギリ
 ひとこと:羊蹄山は素晴らしく美しかったが、二座登山は疲れる!
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