エギューユ　デュ　ミディ

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■６月２２日（土）　エギューユ　デュ　ミディ
　ホテルのすぐ裏にロープウェイ駅があり、　このロープウェイで登るとシャモニーを代表するエギューユ・デュ・ミディ展望台（３８４２
　ｍ）に到着する。今日は展望台から氷河に降りて高所順応訓練をする予定。
　ホテルから見るとモンブランの山頂付近は青空広がっているみたいだけどロープウェイ駅の背後の山は雲の中。中間駅のブラン
　・ド・レギーユで乗り換え、雲の上に出ると真っ青な青空をバックにエギューユ・デュ・ミディが聳え立ち、そこから急峻な雪のスロ
　ープがアルプスの谷深く流れ落ちている。スロープの稜線には点々と人影が見える。まもなくその人影に代わって自分の姿がそ
　こにあると思うとワクワクする。
　素晴らしい展望の中、ミディの絶壁を舐めるように登る世界最長のロープウェイはやがてエギューユ・デュ・ミディに到着する。
　ミディの展望台からアルプスの素晴らしい景色を眺めようと沢山の観光客が階段に殺到しているがここからエレベーターに乗る
　とさらに上の頂上テラス（銃弾形の尖塔のある峰）に行く事が出来る。　我が一行はエレベーター代をケチってパス？
　展望台から間近に見るモンブラン、明日はあの頂へ！　だがその白い稜線にはいつもは見える登山ルートの跡が無い？
　雪のトンネルを潜り観光客とは別の出口へ、いきなりナイフエッジが待ち構えている。あのスロープだ！　アイゼンにピッケル
　そしてアンザイレンして出発する。急坂を下り、広い雪原に出ると周りはガスに包まれ視界が遮られるが時々モンブランとデュタ
　キュールが姿を見せる。３時間ほど雪原をトレッキングして今日の訓練は終わり。　　いよいよ明日はモンブランへ！
　