おしどり登山隊                                         日程表へ山便りへ ホームへ 

 イワオヌプリ(いわおぬぷり):
1116.0m
   北海道ニセコ町

 山の概要 イワオヌプリはニセコ連峰東部に位置する標高1116mの山で、山名はイワウ・ヌプリ(硫黄・山)からきている。
     その名の通り、火山灰地の広がりの中には時折いおうの結晶が混じる。
     東にはニセコアンヌプリ、南には五色温泉が控え、温泉を基点にた日帰り登山には絶好の山である。            

 Route Map:五色温泉から山頂を往復。
 Raod Map :ニセコサヒナキャンプ場から道道207号線を北に進み、道道66号線を直進し右折して道道58号線に入る。
     

 2013年7月11日(木曜日)  曇り後晴れ

 五色温泉登山口7:20 → 7:25 遊歩道終点 → 7:32入林届 → 7:55分岐ベンチ8:00 → 8:11ニトヌプリ分岐 → 

 8:30火口原分岐 → 8:50寄り道休憩9:00 → 9:06雪渓9:12 →9:16イワオヌプリ山頂 → 9:30火口原分岐 → 

 10:20五色温泉登山口

 行動時間:3時間00分(休憩、昼食含む)
 昼食時間:
  
 荒涼とした山頂部の火口原に遊ぶ
  五色温泉の無料休憩所には広い駐車場とイワオヌプリ登山口傍の建て屋の中に靴洗い場もある。
  赤い橋を渡って登山開始。五色神社を過ぎると遊歩道にはエゾイソツツジやアカモノの群落が道端を飾っている。 遊歩道
  が木道になる手前を左にまがり、急な石段を登って行く。石段を登り切ると開けた台地に立つ。 台地には入林届けのボッ
  クスがある。また、台地からは五色温泉を眼下に見下ろし、前方には長い横木の階段が遥か上まで伸びているのが見える。
  急勾配の階段から、大きな岩石がゴロゴロした急坂を登るとなだらかな潅木帯の道になる。道端にはマイズルソウに混じっ
  てツバメオモトやゴゼンタチバナが花を咲かせている。やがて、ベンチのある明るく開けたところに出るとイワオヌプリの山
  頂部が見え出す。うつくしいウコンウツギに囲まれて、のんびりと休憩。時間はたっぷりある先を急ぐことは無い。
  潅木帯を抜けるとイワオヌプリ分岐に着く。ここでニトヌプリ、大沼への道と分かれる。
  分岐からは石のゴロゴロした道を登り、高度が上がってくるとイワオヌプリの斜面にニセコアンヌプリが顔を出し、中腹に広が
  る広大な盆地越しには昆布岳も見渡せる。やがて、急な岩場を一気の駆け上がりハイマツ帯を抜けると、風景が一変し、火
  山礫地の荒涼とした景観が現れる。
   
登山口前の休憩所と駐車場 イワオヌプリ登山口
五色神社を通り、遊歩道を進む
エゾイソツツジジの群落 遊歩道から左へ
急な石段を登りきると平らな台地に登山ポストがある
長く急な階段が美しい
道端にはマイズルソウ ベンチのある休憩所 
ツバメオモト ゴゼンタチバナ
  美しいウコンウツギ
ニトヌプリ・大沼方面との分岐 イワオヌプリの頂上が見えてきた
ニセコアンヌプリも顔を出します 中腹の平坦部から昆布岳が見える
急な岩場を登ると火山礫で埋め尽くされた火口原にでる

 山頂へは火口の縁を時計回りに登る。左の山腹に付けられた周回路を進んでいく(尾根を辿ってもよい)と山頂尾根との鞍部
 に出る、短い火山礫の急斜面を登ると礫地の広がる尾根に出る。遮るものの無い山頂部の尾根からはニセコアンヌプリをは
 じめ、西に続くニセコ連峰の全容が見渡せる。
 稜線から延びる支尾根の岩山に登り、イワオヌプリの三角点峰に駆け上がるエゾウサギを目にし、イソツツジの茂る斜面を雪
 渓に下りては一時の涼を楽しむ。
 山頂標識のあるイワオヌプリからはニセコ連峰の主峰ニセコアンヌプリが目前に堂々と聳えている。眼下に五色温泉を見な
 がら、標識から真っ直ぐザレ場を下っていく。振り返れば荒涼とした山肌が迫ってくる。硫黄の結晶を土産に一路五色温泉へ。
 短い山行だが素晴らしい展望と変化に富んだ楽しい山だ!
   
お釜を時計回りで頂上を目指す
 
イワオヌプリ山頂とニセコアンヌプリ 頂上を前にして左の岩山を散歩
雪渓に降りて、ひと遊び
 
さて、ぼちぼち頂上に行こう イワオヌプリ山頂
ザレ場を下っていきます ザレ場を下った先にあるピークで・・・
ニセコアンヌプリとイワオヌプリ 左奥に羊蹄山の姿が・・・
 ひとこと:距離は短いが変化に富んだ登山道がおもしろい!それに今日の主役ツバメオモトに会えた!
日程表へ ページTOP 山便りへホームへ 

osidori登山隊