伝説の洞窟から絶景の山頂へ
今日の天気は高知県が最高のようだ。それではと稲叢山のオオヤマレンゲに遭いに出かける。寒風山トンネルから
先は初めての領域だ。木の香温泉を右手に過ごし、本川トンネルを出ると稲叢山の案内がある。赤い本川大橋を渡り、
本川発電所を過ぎ九十九折の道を登山口へ向かう。前に高知ナンバーの四駆、この車もオオヤマレンゲが目当ての
ようだ。標高が上がると展望が開け、石鎚山系の山々が綺麗に見える。今日は雲ひとつ無い晴天!
峠のトンネル登山口にはまだ駐車した車は見えない。トンネルから急坂を下っていくとT字の三差路に突き当たるここ
を右折し、ロックフィルダムの稲村調整池へ。標識が無いから注意!
広い駐車場から正面に見える山が今日の稲叢山。
車止めの柵の右側を抜けて、湖畔の道を進んでいくと15分ほどで渓谷登山道・伝説の洞窟の標識がある稲叢山登山
口に着く。
登山口から樹林帯に入るとすぐ渓谷沿いの道になる。5分で山頂小路ルートの分岐に出るがここは洞窟をへて山頂の
ルートを取る。
緑に染まりそうな自然林の中に次々現れる滝と巨岩を辿り、マイナスイオンに満ちた渓谷の道を注意深く登っていくと
「伝説の洞窟、この先約50m」の標識がある。 |
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ダム管理事務所と駐車場(水洗トイレ付き)
正面の山が稲叢山 |
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稲叢山入り口 柵の右側に入り口がある |
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梅雨時とは思えない空の青さ |
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洞窟コース入り口 |
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すぐ沢に沿って登る |
山頂小路ルート分岐 |
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緑に囲まれた沢にはいろいろな滝が姿を現す。 |
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マイナスイオンに包まれた登山道 |
源平合戦に敗れた平家の落武者が人跡未踏の深山幽谷を彷徨し稲叢山の中腹に位置する右神、左神の洞窟に五十八名の
者が隠れ住んだ場所と言い伝えられている伝説の洞窟、確かにそんな伝説が残りそうな岩が屏風状に広がっている。
洞窟を過ぎると鎖が設置してある急な岩場を登り、稲村ダムが見下ろせる展望の良い場所に出る。左手に見える切り立った
岩壁は左神だろうか? 岩壁と松ノ木越しに見る稲村ダムの青い水がことのほか美しい。
さらに巨岩に沿って急斜面を登ると岩場にでるが展望は良くない。変化に富んだ登山道は急さも忘れて先を急ぎ、楽しかった
岩場もこれが最後の岩場になる。ここから傾斜も緩み、」明るい日差しの中を暫く進むと四差路に着く。
四差路から山頂まではシャクナゲの茂る尾根道を小さなアップダウンを繰り返しながら登っていく。
登山道の正面に立ちはだかる岩を登ると展望の開けた稲叢山山頂に着く。岩場の山頂は狭く、10人も上がれば一杯になる。
山頂の岩場を回りこむように続いている頂上小路ルートへの道を進むとこじんまりした岩のテラスもあるが・・・・。
切れ落ちた山頂の岩場からは素晴らしい展望が広がっている。吸い込まれるような青空に聳える石鎚山系の山々、残念ながら
今日は石鎚と瓶ヶ森の山頂は雲を被っている。
この景観の中で昼食を採る幸せをかみしめながら一時を過ごす。
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岩畳の登山道を下り、振りかえると
素晴らしい巨岩と滝 |
さらに進めば伝説の洞窟へ |
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奇岩・巨岩の連続 |
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ツクバネウツギ |
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岩場には鎖も・・・ |
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鎖の岩場の上には絶景の展望台 |
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岩に沿って最後の急登 |
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岩の展望台が最後の岩場 |
青空が広がる明るい山道 |
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やがて四差路 |
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四差路からはシャクナゲの尾根道 |
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岩場の山頂は石鎚山系の展望台 |
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山頂から見下ろす大橋ダム、右の高峰は手箱山と筒上山 |
雄大な四国の山並みを見ながら昼食の後は今日の目的オオヤマレンゲに遭いに出かける。山頂で高知の物知りおばさんから
情報を仕入れ、まずはトンネルコースの鉄塔に向かう。四差路からトンネル登山口へは、ブナの茂る森の中をなだらかなに歩い
ていく。急ぎ足で15分、鉄塔手前に若木のオオヤマレンゲ、さらに鉄塔の上にも・・・・
これで今日の目的達成! 鉄塔からの展望も最高!
四差路まで引き返し帰路の鉄塔コースに入るとすぐにオオヤマレンゲの小木を見つけた。さらに進むと話し声が聞こえる。
鉄塔コースのオオヤマレンゲの自生地には先客、高知のおばさん達だ。賑やかな話の輪の中に入り、さらなる情報を得る。
かなり大きな木には白い気品のあるオオヤマレンゲの花が沢山咲いていた。満足、満足!
さて、オオヤマレンゲを堪能したあとは帰るだけ。洞窟コースとは打って変わった花も無い雑木のコース、だらだらと退屈な道を
1時間ほど歩いて下山。駐車場には我々の車だけがぽつんと。だがトンネル登山口には7,8台の車が駐車していた。
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オオヤマレンゲを求めブナの巨木が茂る森を進む、 |
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トンネルコースの鉄塔付近で・・・・・・ |
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鉄塔から見た石鎚山系の山々 中央が寒風山・笹ヶ峰その右が冠山・平家平 |
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鉄塔コースのオオヤマレンゲとベニドウダン |
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トンネル登山口の駐車場と登山口 |
ひとこと:紅葉の秋にもう一度訪ねたい!・ |