おしどり登山隊                                             |山便りへ ホームへ 

極楽寺山(ごくらくじやま):693.0m   広島市佐伯区・広島県廿日市市

 山の概要 広島市佐伯区と廿日市市の北方に横たわる標高693mのやまである。山頂付近には高野山真言宗、極楽寺
         本堂、奥の院、阿弥陀堂などがある。極楽寺の展望台からは瀬戸内海が一望出来、寺社では美味しいコーヒ
         ーセットの販売もしている。
         また、山上周辺は遊歩道、東屋、キャンプ場など「蛇の池」を中心に「憩いの森」として整備され車道が山頂部の
         駐車場までついている。
         
 Route Map宮島SA登山口から極楽寺山を往復
 Road Map:山陽道宮島SA

 登り残していた近場の山、「極楽寺山に登る
   今回は広島近郊で未踏の山「極楽寺山」に登ることにする。なにしろ広島では白木山と人気を二分する山だ。
   登山ルートは沢山あるが今日は平良コースの短縮版の宮島SAコースを登ることにする。このコースは極楽寺への表参
   道で、最も一般的なコースだ。
   宮島SA(下り)のスマートICを出て宮島SA(上り)の裏の側道脇の駐車場に駐車する。すでに沢山の車が駐車している。
   宮島SA(上り)にもスマートICが出来ており、山陽道を利用する場合はSA内の駐車場を利用することもできる。
   駐車地から山陽道の側道を300mほど上り方面へ行った突き当たりが登山口。目の前に107段の階段を登ると平良コー
   スと合流する。それにしても今日は暖かい、もう汗が噴出してくる。 急な傾斜の舗装路をが終わり、掘割の中に地道が続
   いている。道端には江戸時代からの石の丁石が道程を刻んでいる。汗びっしょりになって最初のベンチで休憩。あと40分
   の案内標識から傾斜が急になり、岩場を登ると手無地蔵の祠が見え、回り込むと視界が開け瀬戸内海の素晴らしい展望
   が広がっている。残念ながら今日は霞んで宮島の姿もはっきりとは見えない。
   標高518.4mのピークにはベンチが置いてある。 ここからは傾斜も緩み、なだらかな道になる。やがて「西の原」からの
   道と合流して「あと20分」の看板がある。 常緑樹の巨木が茂る原生林の中を気持ちよく歩いていくと狭くなった尾根の鞍
   部に小さな石像が岩の上に安置されているのに出会う。石像前の山道が綺麗に掃き清められている
   次の山の山腹を巻いていくと極楽寺の看板。階段の上から山門が見下ろしている。五日市への分岐の看板もある。
   山門を潜ればここから境内。ツガノキの巨木が茂る参道を進み、苔むして磨り減った風情のある参道の石段を登れば正面
   に極楽寺の本堂がある。まわりを見るといつの間にか沢山の登山客(参拝客)。寺社で販売するコーヒーが人気のようだ。
   極楽寺境内の展望台からの眺めも素晴らしい。展望台入り口には「極楽寺頂上(標高661m)」の標識があるが極楽寺山
   は標高693mだが?    
2013年3月7日(木曜日)  晴れ後曇り
 ホーム7:30。。。8:40宮島SA駐車場8:50 → 9:25最初の展望地9:30 → 9:51 518.4mピーク →

 10:12山門 → 10:16極楽寺展望台10:20 → 10:21極楽寺 → 10:28山上駐車場 → 10:33極楽寺山山頂 →
 10:45蛇の池(昼食)11:35 → 11:49山上駐車場 → 12:57宮島SA駐車場13:05。。。 14:20ホーム

行動時間:4時間7分
昼食時間:50分
山陽道上りの宮島SA裏の駐車場 登山口の107段の階段
階段を登ると平良からの道と合流 急な舗装路を登り地道の登山道へ
塹壕のような掘れた道がこの山の名物
手無地蔵の祠 宮島も霞んでよく見えない
標高518.4mの休憩所(マウスON 三角点 傾斜も緩みなだらかな横道になる
クスノキや樫の茂る道を行く 尾根の鞍部にある石像
もう一山越えれば極楽寺
山門 山門を抜け境内のなだらかな参道へ
   
趣はあっても段差のある階段はキツイ 標高661m極楽寺境内の展望台
   
極楽寺本堂 「厄除三福 カエル・無事カエル・若カエル・
使った金が又カエル」
 
 本堂の裏を通り奥の院へ。そこから舗装された参道を歩いて山上駐車場へ。道がいくつも分岐しているが極楽寺山頂上へ
 の案内は無い。うろうろしていると「頂上はその階段ですよ。」と教えてくれた。標識には「展望広場」と書いてある一番嫌な道
 が山頂への道らしい。頂上広場には東屋があり、ベンチも置いてあるが展望はあまり良くない。
 標識に従い直進して蛇の池へ。階段を下りて、稜線を下へ下へと下って行くと左へ曲がって降りるという標識に出会う。
 周囲をキャンプ場に囲まれた蛇の池は静まりかえっている。6月の睡蓮の季節以外、この時期ここまで訪ねてくる人は稀の
 ようだ。湖畔のベンチで昼食。曇り空になり気温もしだいに下がってきた。車道を通り山上駐車場から、地元の人の案内で
 トラバース道へ。なだらかな原生林の中の道、途中にある小さな湿地にはミズバショウの芽、「皆で大事にしている」との事
 湿地一杯になったらまた来てみよう!
 極楽とはならなかったが、楽しい一日だった!
極楽寺奥の院 参道から展望広場(山頂)へ (山頂の案内は無し)
山頂への横木の階段 標高693m極楽寺山山頂の展望台
   
静かな蛇の池 湖畔のベンチで昼食
   
地元の人の案内で巻き道を・・・ 最後にこの階段は堪える!
 ひとこと:さすが人気の山、白木山と同じ常連さんの山だが、白木と比べのんびり登れる山だ
ページTOP 山便りへホームへ 

osidori登山隊