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 二上山(ふたかみやま):330.0m
         鳥取県岩美郡岩美町
 山の概要
  鳥取県の東部岩美町にある山で、麓の岩常地区から見ると山頂に城跡が見えて登高意欲がそそられる山である。
  二上山城は南北朝時代中期、因幡守の山名時氏が築城した山城で、現在は城跡のみが残る。山頂は一の平とも
  よばれ、北方に開けて平地になっており、日本海や岩美町が見下ろせる。
  山麓には高野坂古墳公園があり、古墳群を巡る遊歩道も整備されている。
 Route Map古墳公園登山口から反時計回りに周回するコース
 Road Map鳥取県庁から国道9号線を東進し、小田入口交差点を右折し県道37号線に入り、右折して岩美広域
          農道に入る。 

 2013年10月30日(水曜日)
  曇り時々晴れ

 久松公園.。。。。 12:10二上城跡第一駐車場12:20 → 12:28木道登山口 → 12:39林道上登山口 → 

 12:45展望デッキ → 12:51北のピーク → 12:56木道階段始まり → 13:04木道階段終わり → 13:09二の平 → 
 13:22一の平(二上山山頂)13:26 → 13:50三叉路分岐 → 14:20二上城跡駐車場12:30 。。。。。。 鹿野温泉

 行動時間:2時間0分(休憩時間含む)
 昼食時間:
木道の階段を登り詰め「一の平」へ
 
今回の山旅の二山目は岩美町にある二上山。奈良の二上山は有名だがこちらは全く無名の山。この山がどうして
 中国百名山に選ばれたのか確かめてみたい。
 岩美町は鳥取県と兵庫県の県境にあり、登山口までは久松山から18kmの距離にある。途中で食事をして、岩美
 広域農道の入り口にある「パラダイスパーク」の標柱を目標に県道37号線を走っているとそれらしい山容の山が見
 えてきた。農道もすぐ判かったが入り口に「パラダイスパーク」の標柱に並んで「全面通行止め」の標識には一瞬躊
 躇したが道路の半分は開放してあるのでそのまま入って行く。北に向かって道成りに進んでいくと左手に「史跡二
 上城跡」の標識がある駐車場に着いた。
 身支度して登り始めると目の前に古墳が見え、古墳公園駐車場がある。道路の向側に舗装された道が山に向かっ
 ているがこれは下山時の中国自然歩道だ。 ここから200m先に木道ルートの登山口があるが覗いてみると荒れ
 た竹薮の中の急坂なので車道を歩くことにする。
 10分ほど農道を歩くと第二駐車場に着く。登山口に又「全面通行止め」の張り紙。 「全面通行止め」が好きなお役
 所だ。いける所まで行くことにする。
 
岩常地区に入ると見えてくる パラダイスパーク入口の農道は前面通行止め?
二上城跡第一駐車場 清潔なトイレ完備 駐車場の二上山案内板
 古墳公園駐車場と東屋 高野坂古墳説明板 
古墳(マウス ON 中には石棺) ・・・・・・?
ここが登山口? ヤクシソウ
第二駐車場にある遊歩道案内板 第二駐車場登山口(マウス ON 全面通行止めの張紙

 古い横木の階段を登っていくと木組みの立派な階段が現れる。階段の上が展望デッキになっており眼下に広がって
 いる岩常集落を見下ろすことが出来る。ここから長い横木の階段を登り詰めると二上山北端のピークに達する。
 一旦下り、「切岸」「第一掘切」となだらかな道を歩き、再び木組みの階段の前に出る。どこまでも続く長い階段の
 途中が一箇所崩れている。これが全面通行止めの原因のようだが、修理の材料も持ち込まれており、間もなく修復
 することだろう。
 いったい何段登ったのだろうか、やっと「頂上まで500m」の標識のある山頂部の稜線に立った。ベンチに腰掛、一
 息いれる。
 平坦な道を10分ほど歩くと、再び木道の階段が現れる。これが最後の階段だ。階段を上がると「二の平」の広い空
 間が広がる。「二の平」を奥に直進し、「曲輪跡」の標識から山頂を一周するように山腹を回ると「一の平」(二上山
 山頂)へ上がる横木の階段が現れる。
 短い階段を登ると二上山山頂に達する。山頂は平らな原が広がっており、縁を回れば360度の展望が望める。残念
 ながら今日は黒っぽいガスに覆われ、素晴らしい景色を見渡すことが出来ない。
 
登山口から古い横木の階段を登っていく まず手始めに短い階段をのぼる
 
展望デッキ 横木の長い階段を上がると稜線上のピークへ
ピークから一旦下り、平坦な道を進んでいく
 
掘り切りを過ぎると目の前に素晴らしい?階段 これが全面通行止めの原因
どこまで続くの?  やっと階段から開放される
   
平坦な道を進む  二の平
二の平を直進する ゴンズイ
 
山頂部をぐるっと回ると一の平への入り口 一の平(二上山山頂)

 山頂から階段を駆け下り下山道に足を踏み入れて、一瞬たじろいた。凄い横木の階段が谷底に向かって急角度で
 下っている。標高差60m余りを一気に下ると山道らしいなだらかな道になった。気持ちの良い尾根道やぬかるんだ
 谷筋の道を通り、丸太の階段を下ると鞍部の分岐に着く。山頂からここまで300mの地点だ。ここを左にとり、岩常
 方面に向かう。植林帯の中を緩やかに下り、小さな峠からジグザグの道を降りると俄かに道が荒れだし、やがて登
 山道を外れたかのように雑木が道を塞ぎ猪の足跡しか見えない荒れた道になる。藪を乗り切り、小さな橋を渡ると
 舗装された林道に出る。右手の小川に沿って杉林の中を下っていくと古墳公園駐車場の向かいに飛び出した。

 山城は何処も急峻な山の上に位置している。守りの要塞だ。標高は低いが楽な山は無いと覚悟した山行きだった。
 山頂からの眺望を確認することが出来なかったので百名山の評価はしないことにする。
 
 
中国自然歩道仕様の急階段 急すぎてまともに降りれない 
 
やっと平坦な山道  鞍部の三叉路
 
荒れた下山道を降りると舗装された林道へ
ミゾソバ 古墳公園駐車場前の中国自然歩道の登山口
 ひとこと:トレッキングシューズは軽くてよかった!・        
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