おしどり登山隊                                |山便りへ ホームへ 

 伯耆大山(ほうきだいせん):1710.6m
  鳥取県大山町

 山の概要
  伯耆の国にありながら出雲冨士という名があるあるのは、この山が整った冨士型に見えるのは、出雲から
  望んだ場合に限られるからであろう。(中略) しかし何々冨士ならどこにでもある。大山がそれ以上に
  私を感歎させたのは、その頂上のみごとな崩壊ぶりであった。東西に長い頂稜は、剃刀の刃のように鋭く
  なって南面・北面へなだれ落ちている。まるで両面から大山を切り崩しにかかっているふうに見える。
  その北面が夕陽に染められた時の美しさは、古陶の肌を見るかのようであった。南壁は晴れた朝の陽で
  見た。脆い崩壊の一つ一つがクッキリした影を持ち、その上に尖ったピークが突っ立っている。これも美
  しい眺めだった。      −深田久弥著「日本百名山」よりー
   
 Route Map南光河原駐車場から夏山登山道を往復
 Road Map米子道溝口ICから枡水高原を経て、大山環状道路を登山口へ
 以前の大山:2009.08.29

 文句なしの天気に感謝、素晴らしい眺めに感動!
  
27日の天気予報を見て急遽、大山行きを決定。この時期、西日本に雲の絵がまったく無い天気予報なん
  てめったにあるものじゃない。
  蒜山SAで青空に聳える大山を見ながら朝食を採り、雪の無い米子道を車を走らせる。8時25分南光河
  原駐車場に到着。駐車場はほぼ満車。融けた雪が凍ってつるつるだ。駐車場からアイゼンを履いて出発
  する。
  勇んで来た割りにはペースが上がらずシンドイ。暑くて早々と衣服調節するが後続に次々抜かれ、3合目
  までに1時間以上も懸かっている。何処までも続く急登に腰も痛くなり、心がくじけそうになる。何とか
  五合目に着くと抜いて行った人達が休憩している。遥か先に行っていると思っていたので何だかほっと
  した気分になった。五合目からは腰痛もおさまり、左手に三鈷峰を見ながら快調に高度を上げていく。
  

 2013年2月28日(木曜日)
  快晴、ずーと快晴

 ホーム4:50.。。。8:25南光河原駐車場8;42 →10:35五合目10:10 →10:30六合目避難小屋10:35 →

 11:20八合目→11:38山頂小屋→11:42大山弥山山頂11:46→11:49三角点山頂11:52→11:55避難小屋(昼食)
 12:25 →13:14六合目避難小屋 →14:12駐車場14:20。。。。17:50ホーム

 行動時間:5時間30分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:30分
南光河原駐車場に駐車 駐車場からアイゼン装着
・・・・・・・  3合目あたりの急登
三鈷峰を右手に見ながら・・・
ユートピア小屋も見え三鈷峰に挑む人達も・・
五合目  みんな休憩中
五合目からは展望も開け、足取りも軽くなる?

 五合目からは展望が開け、素晴らしい大山の雪稜に感動しながら登っていくと間もなく6合目避難小屋に 
 着く。
 避難小屋の入り口に雪は無い。休憩後大山一番の急登に挑む。どんな坂も体調が良くなったのでもう
 大丈夫だ。
 
六合目避難小屋が見えてきた 六合目避難小屋から見る三鈷峰と北壁
頭上に人影 急登を一歩一歩
見上げれば天にも届く急登、見下ろせば素晴らしい高度感

 八合目まで上がってくると大山山頂部の全貌が見えてくる。弥山に至る雪稜には点々と人影が見える。
 キャラボクの群生する山頂部の広々とした雪原の端をのろのろと登って行く。九合目あたりに着くと設置
 された木道が露出している所もあり,今年は雪が少ないのが分かる。山頂小屋を過ごして弥山山頂に向かう。
 11時42分憧れだった雪の大山に初登頂。青と白の素晴らしい感動の世界!
 弥山・剣ヶ峰の写真を写し、弥山の三角点まで登る。「縦走は危険」の看板も雪に埋まっており、縦走し
 て以来何十年ぶりかの三角点に立つことが出来た。まじかに見る研ぎ澄まされた剣ヶ峰の姿はアルプス
 の山にも勝るとも劣らないだろう!
 暫く絶景を楽しんだ後、小屋の陽だまりで昼食。温度はー6℃だが風も無く日差しが暖かい。
 12時25分 心残りだがそろそろ下山。下山中も何度も振り返り写真を写しながら歩く。
 14時12分 南光河原駐車場に無事到着。
 樹氷は無かったが、真っ青な空と真っ白な山に大満足の一日だった!
 
白く輝く頂稜と北壁
山頂部のなだらかな雪原
大山山頂 弥山三角点へ
弥山三角点から剣ヶ峰を望む 弥山三角点登頂記念
弥山西稜を登攀するクライマー    かっこいい!
 
無事帰ってきた!
これぞまさしく伯耆冨士

蒜山SAから・・・・雲ひとつ無い晴天
 ひとこと:今日は最高!ものすごくよかった!        
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