夏を待つ湿原の花々
今はまだ花の時期には早すぎる。湿原の花は7月からが本番だ。それでも一度来て見たかった鯉ヶ窪湿原。
鯉ヶ窪湿原は標高550mの位置にあり3.6fの鯉ヶ窪ため池の上流部に0.9f湿原が形成されている。
管理棟で200円管理料を払って入園する。管理棟を出るとミニ湿原が広がっているが今は何も咲いていない。
なにしろ今咲いているのはサワオグルマだけ。この湿原を代表する花は7〜9月にかけて咲くオグラセンノウ。
堰堤に上がると鯉が一斉に近寄ってくる。見れば休憩棟には鯉の餌が50円で売っている。なるほどと納得して
堰堤を渡り、反時計回りで一周することにする。
池の周りの週回路は落ち葉が積もりウッドチップのようで気持ちが良い。山の中から水辺に近づくと湿原が現れる。
サワオグルマの黄色い花が見えている。よく見るとリュウキンカの残り花も草むらの中にすこし残っている。ハンカイ
ソウは蕾をつけて夏を待っているがもう少し先のようだ。
花は少なかったが一周2.4kmの静かな湖畔の散策は心安らぐ時間だった。 |
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鯉ヶ窪湿原入り口 |
ため池の堰堤前にあるミニ湿原 |
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元禄8年に造営された鯉ヶ窪池 |
池の週回路 |
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池の上部に近づくと湿原が現れる |
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この時期割いているのはサワオグルマ へら形の葉は白い毛に被われ白兎の耳に似ている |
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湿原らしい雰囲気の遊歩道は立ち入り禁止 ハンカイソウはまだ蕾 |
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静かな湖畔をゆっくり散策 |
巨木が茂る自然林の中を行く
鯉ヶ窪湿原から荒戸山へは3.5kmの距離だ。哲西町から哲多町に入ると釣鐘状の特徴的な山容の山が見えて
くる。県道50号線が突き当たりのようになった変形四差路の正面に荒戸山の案内がある。この四差路を渡ったとこ
ろに登山道まで1kmの案内が石碑と共に立っている。
舗装された林道荒戸野線を少し進むと荒戸神社の鳥居が右手に見えてくる。ここから杉並木の参道を歩いて登山口
に行く予定だったが伐採作業の車がいたる所に駐車して駐車場所が見当たらないので、そのまま林道を進み荒戸神
社の境内に駐車。荒戸神社の手前には広い駐車場所があったが・・・・・ |
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釣鐘型の山が見えるともうすぐ |
標識に従い変則四差路を直進 |
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荒戸神社の境内に車を |
神社の左手が登山口、手前にはトイレも完備されている。登山道の途中にはコナラやイヌシデの巨木が立ち並び、樹
木には説明版が設置されいるので、木の名前を確認しながら登ることができる。
巨木が茂る自然林は下草も無くとても良い雰囲気だ。暫く進むと横木の階段になり、間もなく週回路の分岐に至る。
今日は左の西回りコースで登ることにする。ここからは杉の植林帯の山腹に付けられた道を進んでいく。
すぐ「西ノ瀧」と呼ばれる玄武岩の柱状節理に岩が現れる。さらに進んでいくと登山道は「黒瀧」の表示がある柱状節
理の大きな岩の裾を巻いて登っていく。
岩の観賞路が終わると再び自然林の中の急な坂道になる。北に向かっていた登山道が右に折り返すと傾斜が緩み
自然探勝路の標識の先に荒戸山の山頂が現れる。二等三角点の設置された山頂は樹木に囲まれ展望は無い。
平坦な山頂部を少し南に進むと鉄塔の展望台が立っている。展望台に登り、樹海を眺めながら軽い昼食を採る。
展望台から南に続く広い道(ハイキングコース)を下りて行くとベンチが現れ、荒戸神社の標識がある。ここを右に入り
急な横木の階段を下り、平坦な道になると周回路の分岐に着いた。後は登山口の神社までもう少しだ。
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荒戸山登山口と案内板 |
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周りが3mもあろうかというコナラの巨木 |
イヌシデの巨木 |
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西回り分岐 |
分岐からは植林帯 |
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見事な柱状節理の岩の裾を縫うように付いている登山道 |
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山頂標識と二等三角点 |
展望台 |
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展望台から 樹海の向こうに吉備高原の山 |
計算が合わない説明
「地上5.1m 標高777mの展望台 眺めは良好」? |
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山頂からの広い道はハイキングコースの林道 |
ハイキングコースから登山道へ |
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「また、お会いしましょう」・・・ |
サイハイラン |
ひとこと:ストレス解消、癒されました!・ |