急斜面の登山道と展望の山頂、そして笹漕ぎの急降下を楽しむ
今回初めて、一日二山に挑戦する。今まで一度下山するとモチベーションが下がり、再び登る気がしなかったが、
今回の山は、一つでは余りにも負荷が少なすぎると思い、二山に登ることにする。
まず最初は急登との噂が名高い角ヶ仙へ。 朝はいつもの早立ち、天気は快晴、素晴らしい山旅が約束されたも
同然だ。
香々美川に沿って、県道392号線を進んで行くと、進行方向に美しい山容の泉山が聳えているのが見える。
「ふるさと村」の伝説の掲示板の架かる道を進み、香々美ダムを過ぎ田園地帯にでると三角錐の山容の角ヶ仙が
姿を現す。
「越畑キャンプ場へ1.3km」の案内に従い県道を右折し林道に入る。しばらく行くとキャンプ場の広場にに到着。
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「角ヶ仙登山道入り口」の標柱を見つけ、誰も居ない広場に入っていく。
広場のうえには立派な管理棟が見えるが現在キャンプ場は閉鎖されている。
登山仕度を整え登山開始。広場の奥の舗装された道を進み、遊歩道を左に曲がると炊事棟がある。 |
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炊事棟の手前を抜け、細い階段を登ると登山道の標識が立っている。
その先に、「角ヶ仙登山道」と一文ずつ四角い板に書かれたネットでよく見る看板が見えてくる。
いきなり角ヶ仙名物?の急階段だ。 |
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看板の急階段を登り、尾根に上がると右手に真っ直ぐ延びる階段 (ウヮ!これも急!)・・・・・・・
汗が噴出し、息が切れそうになるが、まだ始まったばかり。ゆっくり登ろう!
自然林の中、涼しい風が吹き、タニウツギがところどころに咲き気分を紛らわせてくれる。
二つ目の長い階段が過ぎると植林帯の中になる
横木の階段は3番目、4番目とまだまだ続き、たっぷりと汗を搾り取られる。
登山口から30分程の苦行が終ると朽ちたベンチのある展望所に着く。
設置された石版には周囲に広がる山名などが彫られているが、周りは木々に覆われ展望を得る事は出来ない。 |
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展望所を過ぎるとやっと普通の山道。第一ピークからは角ヶ仙の尖った山頂が木の間越に見ることが出来る。
やがて泉山も姿を現し、南東方向に那岐山が聳えているのが見て取れる |
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第一ピークから鞍部にくだると、第二ピークを経て角ヶ仙に続く 長い最後の階段が始まる。
擬木の階段を一歩一歩登り、高度を上げていくと泉山がその全容を見せ始めた。 |
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第二ピークの杭を過ごし、角ヶ仙の山頂を確認。少し下って、鞍部から植林帯の中を登って行く。
植林帯の先が明るくなってきた。いよいよ展望が開けそうだ。 |
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笹が綺麗に刈られた植林帯の道から、明るい展望が広がる尾根道に出た。
ここも笹は綺麗に刈られ、笹漕ぎの心配は無い。
辿ってきた稜線の後には、端正な泉山を背後に従えた越畑集落の美しい眺めが広がっている。 |
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タニウツギが咲き乱れる稜線を風景を楽しみながら登って行くと自然林の中に大岩が現れる。
大岩をまいて急斜面の道登って行くと間もなく傾斜が緩み、歩きやすくなってくる。 |
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稜線の北側は樹木に覆われて展望は無いが右手の南側には素晴らしい眺望が広がっている。
この辺りは笹漕ぎを覚悟していたが笹はきれいに刈られている。
何度も立ち止まり展望を楽しみながら登る山頂への歩みはこの上ない幸せを感じる時間だ。 |
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素晴らしい景色にうっとりしているうちに角ヶ仙の山頂に到着。
平坦な山頂には三等三角点と立派な山頂標識が設置されている。
ここから見る泉山はことのほか雄大で素晴らしい!
今までの疲れも忘れ、心地よい風に吹かれながらスイカを食べる。ウマい!幸せ!
山頂には岡山の保育園児の登頂記念プレートが架かっている。
毎年9月に登っているようだが、この急登の山に幼児がよく登れたものだ。 |
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ゆっくり休憩した後は山頂奥からの下山道に向かう。
いきなり笹の茂る樹林帯。すぐ樹木は無くなり腰までの笹原になる。
どこまでも続く急斜面の笹原を下って行くのは雄大な風景の中に飛び込んでいくようだ。 |
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楽しい笹漕ぎ! 絶景! |
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右前方には泉山、登ってきた稜線が美しい |
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素晴らしい展望を楽しみながら笹原を泳いでいく
笹をつかみブレーキをかけ、スピードをセーブしながら降りて行く。
笹原の先に広がる青空の下には那岐山と泉山の展望が広がる
こんな楽しい笹漕ぎがあっただろうか?!
下山方向には赤いテープがあり、踏み後の確かなので迷う心配は全く無い。 |
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大きな山塊は那岐連峰 |
レンゲツツジ |
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楽しい笹漕ぎが終わり、高度も下がり、傾斜が緩くなってくると普通の登山道になる
それはやがて植林帯へと入っていく。 植林帯のジグザグ道が終ると荒れた作業道に出る。 |
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掘れて歩きにくい道にも人の歩いた痕跡があり、
それを辿っていくと、切り開かれた植林帯の道に咲くキンポウゲの花の群生の先に舗装林道を見ることが出来る。 |
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林道を右折し、緩やかな坂を下って行けば、登山口の越畑キャンプ場に帰ってきた。
一周回りの角ヶ仙。 急登あり、急坂の笹漕ぎあり、素晴らしい展望あり、最高の山登りだった! |
ひとこと:予想外?こんなに良い山だったとは・・・・・・。 |