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天神嶽(テンジンダケ):757.5m
    東広島市豊栄町

 山の概要 天神嶽は広島県のほぼ中央、東広島市豊栄町にある標高757.5mの山である。 
       この山は古くから霊峰として信仰を集めてきた。その山頂(中天神嶽)には、元内務大臣・望月圭介書「忠考」を刻
       字した巨石や、高さ4mの大地蔵尊像ほか多くの石地蔵が置かれている。
       山頂は東天神嶽、中天神嶽、西天神嶽の三つのピークからなり、三角点は最高峰の西天神嶽に設置されている。
       登山道は、南の安宿(あすか)中村谷から天神道を行くコースと北側の天神沖からの直登コース、垰田からのコース
       がある。
         
 Route Map:安宿中村谷八幡神社から登り、山頂を経て、古道を下る周回コース
 Raod Map :国道375号線を北上し豊栄町清武(交差点)を右折し国道486号線を東に2.6km行って左に入ると八幡神社
  
 2012年2月26日(日曜日)  曇り
 ホーム8:45.。。。。 9:49八幡神社駐車場9:57 → 10:30神原池 → 11:05尾根(鞍部) → 11:15東天神11:25 → 

 11:31鞍部 → 11:45中天神(昼食)12:29 → 12:40西天神12:45 → 12:53案内板 → 13:13古道(登山道) →  

 13:18溜池 → 13:30古道(林道) → 13:35溜池探索 → 13:43林道出会い → 13:48林道分岐 → 13:53溜池 →
 14:10舗装路 → 14:29八幡神社駐車場14:35 。。。。。。16:10ホーム

 行動時間:4時間32分(休憩、昼食含む)
 昼食時間:44分
 
 6年前、この山に初めて登った時は安宿中村谷から山頂を往復したが、今回は山野草さんのレポートを参考にして西天神
 嶽から地図上の古い道を辿って下ってみる。
 
 春先の天気は気ままで、天気予報も毎日変わり、山行きの予定も変更を余儀なくされてしまう。今日も天気が良い筈だった
 のに、曇り空でパッとしない空模様だ。それならと近場の天神嶽へ出かけることにする。
 八幡神社の西隣の駐車場に車を停め、出発する。
 歩き始めるとすぐ猪避けのゲートがある。6年前と比べると随分立派なゲートになっている。ゲートを潜り5分ほど行くと分岐
 がある。ここを左折し、細い山道に入っていく。何故かここの分岐だけは案内がはっきりしない。湿地帯のような道に倒木が
 重なり、天神道の名前のわりには整備がされていない。
 石像の並ぶ道を石柱の案内に従い、林道を二回横切り、三度目に林道にでると、目の前に池があり林道終点になっている。
 句碑の立つ池の畔には、お堂やベンチがあり、ここからは天神嶽を見ることが出来る。
 湖畔に立つ句碑には 「藍深き 神原池に 歩をとめて はるかに 天神嶽の夫婦岩をみる」 の一句
お相撲さんの石像がある八幡神社 駐車場は広くて、境内にはトイレもある
猪避けのゲートの扉 広い林道を歩いて行く
 出発して5分ほどで左の分岐に入る
標識が良くわからないので注意!
早速現れた石碑 「天神嶽小唄」とあるが?
 
倒木が道を塞ぎ、天神道とは名ばかり 林道を横切り、石柱の案内に従い進む
「角休み」 里人が一日の仕事を終え、
オイコを下ろして一休みした場所
砂利道の林道を横切り、直進する
ここにも案内の石柱
三度目の林道出会いは林道終点 石碑の立つ溜池の畔を進んで行く
ここからは西天神嶽と中天神嶽が望める 
 
溜池からは「天神道」の石柱に案内されながら分岐を右へ左へと進んで行く。山頂近くで広い林道と出会うがこれは南面の遊
歩道で西天神嶽に繋がっている。ここは右手に進み、荒れ気味の登山道の傾斜が少し急になってくると東天神嶽と中天神嶽
の鞍部に着く。左右に伸びる稜線の広い尾根道は三つのピークを繋いでおり気持ちの良い縦走が出来る。
東天神嶽へはここを右折し、急勾配の道を登って行く。大きな岩が見えたら頂上は近い。山頂付近にはテラス状の大きな岩が
点在し、どの岩からも素晴らしい展望が得られる。
登山口から約一時間、尾根に上がると鞍部の四差路には、広い稜線の道がピークをつないでいる
 大きな岩が現れると東天神嶽の山頂は近い 東天神嶽の山頂の風景
東天神嶽から中、西天神嶽を望む

登ってきた道を鞍部まで引き返し、そのまま直進すると中天神嶽に達する。
鞍部から右にトラバース気味に登って行くとお堂があり、その先に大石仏のある分岐がある。天神沖からの広い登山道が真っ
直ぐ上がってきているのが見える。 石仏から少し登ったところに休憩所やベンチが設置されている。目の前には中天神嶽の
大岩が見え、後ひと登りで山頂に立つ。山頂は大きな石畳と二つのその上に立つ巨岩から成り立っている。そこからは360度
の展望が楽しめる絶好の昼食場所だ。副隊長はさらなる絶景を求めて、二つの巨岩に登り大満足の様子だ。
昼食も終った頃、小学校低学年の男女の子供が両親より上手に岩を這い上がってきた。
 
中天神嶽 

家族に別れを告げて西天神嶽に向かう。 尾根道を歩き10分余りで山頂に着く。 西天神嶽は天神嶽の最高峰で三角点のあ
るピークだ。この山頂も展望が良く、鷹ノ巣山、カンノ木山や無線塔のある板鍋山などが良く見える。
アセビが茂る尾根道 西天神嶽山頂(天神嶽三角点標高757.5m)
西天神嶽の展望岩 展望岩からの眺め
 
下山には地図上の破線の道を下るもう一つの楽しみがある。 西天神嶽から少し戻ったところで尾根道を外れ、南に下って
行く。 広い道だが急坂をジグザグに下って行くと中天神嶽の分岐がある。これは南面の歩道だろう?  右折して、さらに
下って行くと「←西天神・駐車場→」の標識と大きな案内板のある広場にでる。このまま道を下って行くと垰田の登山口にでる。
案内板の位置がGPSと山野草さんでは違っているが、山野草さんに習ってここから藪に突入することにする。
案内板の奥から雑木林に入ると落ち葉でふかふかの斜面は意外と歩き易い。何と無く丸い尾根の上を下って行くとGPS上に
破線が現れて、案内板から20分で古道に出会った。 落ち葉に埋もれて、もはや人の気配はしないが道らしくはあった。
古道を下って行くと池に出た。二つ池の上部だ。池を過ぎると脇道がいくつか現れるが、ここはGPSに頼って右寄りの道を進
んでいくと林道?作業道?に飛び出した。右折して行ってみると池に到達した。池の保全道だろうか?
天神嶽を木間に見ながら作業道を下って行くと立派な林道に出た。助谷集落への林道だ。この林道を5分ほど歩くと分岐が
ある。地図にはないが中村谷への林道だ。林道にしては急な道の途中には美しい溜池や古墳がある。
舗装路に出て20分ほど歩き八幡神社へ。駐車場には車が2台になっていた。山頂で会った家族連れの車だろう。
西天神嶽の山頂直下の尾根から右折 南面の遊歩道分岐に出るが右へ
案内板の所から藪に突入 落ち葉でふかふかの斜面を下って行く
藪漕ぎ20分、廃道と化した古道と出会う 古道を下って行くと池が見えてきた
山影を写して佇む上の池 堤防の下の池
紛らわしい分岐が現れるがGPSを頼りに古道を進む 藪から広い道に出る。
 
作業道から林道に 気持ちの良い林道 土なのにフカフカ
 
青い水が印象的な昭和池 古墳の看板
生活路のアスファルト路を八幡神社へ
 ひとこと:GPSをフルに活用!
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