おしどり登山隊                                  |山便りへ ホームへ 
鷹ノ巣山(タカノスヤマ):922.1m・カンノ木山(カンノキヤマ):892.1m    広島県東広島市福富町

 山の概要 鷹ノ巣山は、東広島市と安芸高田市との境に位置し、東広島市の最高峰で標高922mの一等三角点
       山である。
       山頂付近には、この地域では珍しいブナの群生林があり、広島県ではブナの南限地と言われ保護され
       ています。またカタクリの群生地でもあります。
       カンノ木山は鷹ノ巣山に隣接し、東広島市で第2位の高さを持つ、標高892mの山である。
         
 Route Map:県央の森から国有林専用路の登山口から鷹ノ巣山山頂へ、カンノ木山を往復し県央の森へ
 Raod Map :国道375号線福富町久芳の交差点を左折し県道340号線に入り、右折してバイパスに入り、
       最初の交差点を左折する。
 以前の鷹ノ巣山:2006.12.19
 
 2012年2月26日(木曜日)  晴れ
 ホーム8:30......9:15国有林専用道入口駐車場9:20→ 9:40国有林専用道登山口→ 10:15ブナ群生地→ 

 10:23鷹ノ巣山山頂(昼食)11:00→ 11:32鞍部の四差路→ 12:08カンノ木山山頂(ティータイム)12:35→ 
 12:56鞍部 → 13:14県央の森登山口 → 13:17駐車地13:20......14:10 ホーム

 行動時間:3時間54分(休憩、昼食含む)
 昼食時間:37分
鷹ノ巣山鷹巣山鷹の巣山とは違っている。東広島市には市街地に近いところに鷹巣山(534m)もある。今回の鷹ノ巣山は安芸大田町にある標高989m、北広島町にある標高943mに次いで、県内の鷹ノ巣山では3番目の標高ながら、ただ単に鷹ノ巣山といえば、この山を指す。
 
福富ダムからは一際高く聳える鷹ノ巣山やカンノ木山が良く見える。ダムを過ぎ、県央の森に向かって山のなかにはいっていくと、酔心(三原 の酒)の井戸辺りから路面に雪が残っている。今日は車を変えて来て正解だった。国有林専用道の入り口に車を停め、専用道を歩いて行く。「クマに注意」の看板があるがこんな植林の山に熊は住めないと思うけど・・・。
砂利道の緩やかな登りだが凍結して歩きにくい。 20分程で林道が交差する登山口に着く。登山口からは植林帯のなかを尾根伝いに広い道がついている。それほど急な道ではないが滑って歩きにくい。アイゼンを持ってくれば良かったが後の祭りだ。やがてネットでお馴染みの急坂が現れた。ここはロープに掴まりながら登るしかなさそうだ。
急坂を登りきると左に曲がり、細い木が茂る二次林の中を平らな道がついている。
「鷹ノ巣山ブナ植物群落保護林」の看板が現れ、ブナの巨木があちこちに見える。ブナ林がこんなに近くに有るなんて不思議な気がする。50年以上前にはこの辺り一帯がブナに覆われていたのだろうか。
モミの木の向こうが透けて見えると一等三角点の鎮座する鷹ノ巣山の頂上だ。
山頂は芝生の広場になっており、オキナ草を保護する囲いがある。展望台に上がるが生憎の霞空で遠くの展望は利かない。
昼食には早すぎるが軽く食事を採り、カンノ木山に向かう。
鷹ノ巣山駐車場 5〜6台くらいは停められそうです まずは「クマに注意」の国有林専用道へ
凍結した国有林専用道を進む 20分で鷹ノ巣山登山口
植林帯を登って行く 明るい日差しに映える雪の檜林
 
最後の急登、ロープ無しでは登れない 
 
明るい二次林の中を行く  鷹ノ巣山ブナ植物群落保護林の看板
山頂一帯は巨木のブナや樅木が残る自然林がある
樅木の林の向こうに鷹ノ巣山の山頂が開けている 鷹ノ巣山山頂風景
 
大きな一等三角点 山頂の記念撮影
 
西方面、硫黄山、白木山が見える  南方面、霞んで殆ど見えない
カンノ木山へは植林帯に沿って広い尾根道を北に進む。ブナ林が植林帯を通してチラチラ見えている。なだらかな水平な道は右に曲がると一挙に急斜面に落ち込んでいく。 とてもアイゼンなしでは降りられない。仕方なく道を離れて植林の中を歩くがそれでも滑って転ぶ。
30分も掛かってやっと峠の鞍部に降りてきた。 こんなに長くて急な斜面だったかナ ?!
鞍部からカンノ木に向け真っ直ぐに白い道が天に向かって伸びている。
こちら側には人の足跡は無い。動物の小さい足跡だけが残る新雪のようで歩き易い。それでもコンスタントな登りだ何処までも続き楽ではない。 一旦水平になり、登山道を遮る岩を乗り越え、進んで行くと最後の登りになる。
植林が切れ、明るくなるとカンノ木山山頂に着く。山頂の岩からは南の素晴らしい展望が開けている。鷹ノ巣山の山頂付近に色の変わったブナの保護林が見て取れる。50年前に帰り、覆い尽くす見渡す限りのブナ林を見てみたい。
そんな思いに浸りながらコーヒータイムを楽しんだ。
カンノ木山へは植林帯に沿って北方向へ下って行く 植林帯を真っ直ぐ貫く急勾配の道
鞍部からカンノ木山に伸びる急坂 動物の足跡だけが残る急登
カンノ木山山頂の大岩 岩の麓にある三角点
   
カンノ木山山頂から見る鷹ノ巣山  南面に広がる展望、福富ダムも見える 
 峠まで下り、左に曲がり谷筋道を降りて行く。 少し荒れた、細い道を進む。石がゴロゴロして歩きにくい植林の中の道を進み沢を渡るとまもなく、切り開かれた明るい光が目に入る。道が広場のようになり舗装路にでる。ここが県央の森登山口だ。
舗装路を下って行くと県央の森の看板がある。この上にモニュメントがあるが今回はパスする。すぐ駐車場に到着。
車は我が登山隊の車だけ。今日、入山したのは我々だけのようだ。
鞍部の四差路を福富に向かって降りる 植林帯を抜けると少し荒れた道になる
植林帯の中は石のゴロゴロした道で歩きにくい 県央の森登山口
 
県央の森の看板、この上にモニュメントがある 歩行距離を延ばすには林道鷹ノ巣線の登山口から
 ひとこと:もっと大きくブナの森が広がっていたら、もっと人気のある山になっていただろう
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