焼け跡の広がる干支の山
今日は天気がいい筈だったのに小雨降っている。それでも柳井のほうは晴れマークなので出かけることにする。
予報どおり山口県に入ると青空も見えてきた。冷たい風が吹きぬけるパストラルホールの広い駐車場を出発し、大黒山登
山口に向かう。二年前は満開だった用田グランドのまえの道端の梅は蕾も膨らんでいない。今年は余程寒いのだろう。
グランドを右手に見ながら林道を進むと「大黒山登山口」の標識、これは直進の印がある。その先に「ENEOSの森」の看板が
あり、さらに5分程行くと大黒山登山口の標識がある。
ここから右手の斜面に入っていく。大きな重岩を過ぎると視界が開け、周りが見渡せるようになる。ロープが張られた真砂土
の急坂を登り、烏帽子岳の特徴ある岩が見えると間もなく主尾根に着く。
ここから烏帽子岳への踏み跡の薄い道があるが今回はパスする。一休みして大黒山へ向かう。羊歯の被った道を15分程
上ると大黒山山頂(標高323m)に着く。 |
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パストラルホールの広大な駐車場 |
用田グランドの前の道を進んで行くとENEOSの森 |
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さらに進むと大黒山登山口がある |
登山口から少し登ると支尾根に乗る |
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大きな重ね岩を越えると展望が開ける |
滑りやすい急な真砂土の道にはロープが設置してある |
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烏帽子岳の大岩 |
ロープの道はまだ続く |
烏帽子岳分岐の展望岩 |
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潅木に邪魔されて山頂からの展望は良くないが、山頂の奥にある大黒岩に回り込むと竜ヶ岳も姿を現し、展望が開ける。
岩の間を抜け、急な坂を下る途中で何故か休憩(竜ヶ岳までまだ1時間半ほど掛かるのを思い出したか?)。 エネルギーを
補給して再出発。 鞍部には林道に下る細い下山道が分岐しているがここは正面の急斜面を直進。
尾根に上がってビックリ! 黒く変色した山肌と焼け焦げた立ち木。山火事の生々しい焼け跡は幾らも時を経ていない
ようだ。「山歩きと山野草」さんによると2010年9月らしい。前に来た時は伐採跡にビックリしたが・・・・・・。
右折して焼け跡の尾根を少し行くと竜ヶ岳が一望できる展望岩がある。焼け跡は展望岩の先のピークで終っているようだ。
焦げた松の立ち木が残る急さかを下り、緩やかなアップダウンを繰り返し、鞍部まで降りると竜ヶ岳の肩に向かって急坂が
始まる。ロープに掴まりながら標高差100m余を一気に登ると「標高310m」の標識がある尾根に達する。ほっとするところ
だ。
暫く、平坦な静かな痩せ尾根を進むと黒岩峡からの道が合流してくる。目の前には竜ヶ岳の矛先が立ちはだかっている。
標高差30mの岩場の急登を越えると四等三角点のある竜ヶ岳山頂に到着する。岩場の山頂からは360度の展望が開
けている。
今日は竜ヶ岳独り占めだ。 冷たい風を避け、岩陰で昼食を取っていると粉雪が辺りを包み、あっという間に視界を奪って
しまった。 凍える手に熱々のラーメンがことのほか美味しかった。 |
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三等三角点のある大黒山山頂
奥の大岩が大黒岩 |
大黒岩の先に出ると竜ヶ岳が姿を現す |
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岩の間を通り、急坂を下って行く |
大黒岩を振り返る |
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鞍部には林道への分岐がある |
登り返し、尾根に上がったところが大梅山分岐 |
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山火事跡の縦走路を歩いて行く |
展望岩から眺める竜ヶ岳 |
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急登を越えて竜ヶ岳の肩へ |
しばらくは細い尾根道を行く |
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目の前に尖がり帽子が・・・ これが最後の急登 |
竜ヶ岳山頂 |
帰路は大黒山分岐まで来た道を引き返し、分岐からは岩稜のコブを越えて、大梅山に向かう。
岩稜のコブも黒々として険しさを増し、黒焦げた山並みの彼方に聳える竜ヶ岳は何か凄みに似た物を感じる。
山火事も岩稜の次のピークで終わり、そこからは何時もの森が広がり展望は無い。大梅山もそんな木々に囲まれ展望は無く
「大梅山 276米」のプレートが木に掛かっているだけの山頂だ。
大梅山からは180〜190m台の稜線に向け急斜面を一気に下り降りる。檜の植林帯を過ぎると平坦な道になり、視線の先
に尾根から飛び出したような羅漢岩がある。 羅漢岩からは、荒れ果てたかっての名刹通化寺(つうけうじ)も見ることが出
来る。
小さなアップダウンを繰り返し、白い真砂土の崩落地を過ぎ、右に下って行くと遊歩道に出る。(前回は直進し東屋に出た)
遊歩道を左に行けば、林道へ。今回は右折し丸太村へ。 丸太村へ1100mの標識。退屈な、緩やかな尾根道を辿り
20分余り掛かって丸太村へ出た。 |
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遥かに続く帰り道 |
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大梅山分岐 大梅山は直進し岩稜を越えて行く |
岩稜のピークも焼け跡 |
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焼け跡の彼方に見える竜ヶ岳 |
大梅山山頂 |
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大梅山から急坂を一気に下り、羅漢岩に向けて尾根歩き |
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崩落した真砂土の白い山肌が美しい縦走路 |
遊歩道に出て右折し丸太村み向かう |
ひとこと:これで正月行事は終わり! さて次はどこの山へ? |