おしどり登山隊                                             |山便りへ ホームへ 

 大座礼山(おおざれやま):1587.5m
 高知県土佐郡大川村

 山の概要
   大座礼山は四国山地中部、高知・愛媛県境近くの高知県大川村に位置する。南面に見られるザレ場(崩落地)が
   山名の由来と思われるが、定かでない。最近、登山道が整備されてから、人気の出てきた山である。東から望む
   山容は、どっしりと落ち着いた風格を見せ、岳人の注目を引くに十分である。
   特に山頂付近に群生するブナの大木は一見の価値がある。大座礼山のブナは四方へいびつに枝を張り、ずんぐ
   り型で大きい典型的な四国型で、頂上近くの一本はおそらく四国一の大木と思われる。
     −「ヤマケイ 日本の山1000」からー
      
 
Route Map 大座礼山登山口から登り、山頂から県境尾根を下り大田尾越えへ
 Road Map 県道47号線を東に進み、筏津山荘から大田尾越えへ、高知県側に少し下ったヘヤピンカーブの所
  
 秋色に色ずく山と四国随一のブナの巨木に感動
  
二年ぶりに大永山トンネルを越えて、法皇山脈の南側に入ってきた。西赤石山の日浦登山口駐車場ははみ出さん
  ばかりの登山客で溢れている。それを横目に筏津に車を走らす。筏津にも東赤石を目指す車が数台、山仕度をし
  ている人も・・・・。 筏津山荘に向かって橋を渡ると標識があり、大田尾越えへの道を直進する。
  大田尾越えを越えて高知県側に少し下ったところのヘヤピンカーブに大座礼山の標識ある。そこから山に向かって
  未舗装の林道が延びている。林道入り口に駐車、ここには2台、カーブの所に2,3台しか停めることが出来ないが
  登山口手前にも広場がある。空は久しぶりの青空、ほんのり色ずく山肌、期待を胸に山ごしらえをして出発する。

 2012年10月13日(土曜日)
  快晴

 ホーム4:45 。。。。 11:25林道入り口8:32 → 8:42登山口 → 8:50渡渉 → 9:13山頂まで2kmの標識 → 

 9:22大北川源流 → 9:40 山頂まで1kmの標識 → 9:52 尾根道へUターン → 10:07 ブナの大木 →

 10:29大座礼山頂(昼食)11:22 → 11:32大田尾越え分岐→ 12:44大田尾越え → 12:55駐車場。。 。翠波峰


 行動時間:4時間23分
 昼食時間:53分
ヘヤピンカーブにある大座礼山の標識
未舗装林道の入り口に駐車。
先行者は京都ナンバーの車、こんなマイナーの山へ?
登山口までは未舗装の林道を進んでいく
爽やかな空気が気持ちいい!
10分ほどで登山口へ
登山口手前の広場(作業車の邪魔にならないように)
登山口 ブナの為に用意されていた砂置き小屋は
その役目を終えたらしく、すでに壊れていた。
マウス ON 林道から少し登った所にある
登山口の標識と砂置き小屋)
急坂だがよく整備された登山道 最初の渡渉地点
何度か渡る丸太の橋はすべて新品に・・・ 大北川源流(マウス ON)
香川県の水瓶早明浦ダムの源流
通常登山コース?通常じゃない登山コースってどこ? ・・・・・・・
谷筋の道が終わると平坦なトラバース道になる。明るい森の中をハイキング気分で歩いていく。
木漏れ日の差す自然林から杉の植林帯に変わると稜線は近い
稜線に上がると正面は通行止め、Uターンして尾根道を登っていく。
ここからは少し急な登りが始まるが風が冷たく寒い、長袖のシャツを着る。
背の高さ以上のスズタケの間を登っていくとやがてトラロープに囲まれたブナの大木が現れる。
ロープで保護された四国一のブナの大木 涸れた枝も無くまだまだ健在
傍に近寄れる木もある 折れた大木もある
ブナの木を観賞しながら歩いていくと木々の間に大座礼山の山頂が見えてくる
大座礼山への最後の登りは岩場の急登だ。
あまり広くない山頂からは法皇山脈から剣山系の山まで、180度の展望が望める
座れば風も当たらずポカポカ気持ちがいい。秋の空を見ながら早めの昼食(今年初めてのラーメン)を採る。
山頂からは法皇山脈の二ヶ岳を正面にその奥には三角形の赤星山、
手前には白のアケボノツツジデ有名な東光森山を望む
下山は三ッ森山への広い縦走路を進んでいく
大田尾越え分岐
もう、迷いようが無いほど賑やかな印がある
こんな親切な案内も・・・
境界杭に赤いテープ、よく踏まれた道と
今は普通の登山道となった県境の道
たまにはこんな笹漕ぎも・・・・・
下山途中に見えた大座礼山 大田尾越えの峠が眼下に
(ここにも数台駐車可能)
東赤石山・・・・・ 大田尾越えに降りて来た
後は車道を駐車地までテクテク歩くだけ
峠の先には東光森山の登山口がある。
 ひとこと:いかにマイナーの山とはいえ、絶好の山登りの日の今日、入山者は3組静かな山でした!      
ページTOP 山便りへホームへ 

osidori登山隊