おしどり登山隊                                  |山便りへ ホームへ 
那岐山(ナギサン):1255.0m滝山(タキヤマ):1196.5m    岡山県奈義町・鳥取県智頭町

 山の概要 那岐山は、岡山県奈義町と鳥取県智頭町との境に位置し、氷ノ山・後山・那岐山国定公園の代表的な
      山である。
      那岐山・滝山・広戸仙と続く山並みは那岐連峰と呼ばれ日本原高原の背後に堂々とした風格を持ち
      聳えている。
      那岐山は標高1255mの山で2等三角点が設置されている。
      又、滝山は那岐連峰の中央に位置し、標高1196.5mの山で1等三角点のある山である。
      登山コースは南の岡山県側から3本あるほか、北側の鳥取県側からも3本ある。
      さらに、眼下に日本原の雄大な景色を見ながら那岐連峰縦走することも出来る。

 Route Map:登山口から西仙コースを那岐山三角点へ、滝山を往復が那岐山山頂を経て、東仙コースを下山。
 Raod Map :国道53号線から県道295号線へ「那岐駅・那岐山登山口」の標識に従い急角度で左折、標識に従い
       大畑橋へ
 
 以前の那岐山:2011.05.14
  
2012年4月24日(火曜日)  晴れ(気温28℃)
ホーム4:30......7:50大畑橋駐車場7:58→ 8:14登山道→ 8:17尾根コース分岐→ 9:04馬ノ背小屋9:13→ 

10:10那岐山三角点峰10:20→ 10:40展望東屋10:45→ 11:22滝神社分岐→ 11:28滝山山頂(昼食)12:03 → 

12:41展望台12:50→ 13:18那岐山三角点峰13:27→ 13:37那岐山山頂13:42→ 13:55 Bコース分岐 → 
13:56東仙コース下山道分岐→ 14:25国有林林道→ 15:01林道→ 15:14駐車場15:20.......19:25ホーム

 行動時間:7時間16分(休憩、昼食含む)
 昼食時間:35分
  
国道から那岐駅に下り、駅前を左折し、案内標識に従い登山口に向かう。 河津原の集落を抜け、小枝や葉っぱの積もった植林帯の林道(林道大畑谷線)を出ると十字路の交差点に到着する。横切る林道は「ふるさと林道因美線」、まだ工事中のようだが、開通するとアプローチが随分容易になるだろう。右折して橋を渡ったところに駐車場がある。先着車は1台だけ。イワウチワのシーズンにしては意外な気がする。
国定公園那岐登山口」の大きな標柱の先に案内板が立っており、道がY字に分かれている。左が「東仙コース」・右が西仙コースになっている。今回は西仙コースを登り、滝山往復後東仙コースを降りてくる予定だ。
林道を15分程で林道から分れ山道に入っていく。2〜3分で渓谷コースと尾根コースの分岐に着く。尾根コースに入り、沢に掛かる丸木橋を渡ると急斜面の道になる。尾根に上がるとすぐイワウチワに出会える。登るにつれ花の数は次第に増え、痩せ尾根の登山道脇から両側の斜面に至るまで一面に咲いている。急斜面の尾根道だったことも忘れ、ひたすらイワウチワを追いかけた。まわりを見渡すとシャクナゲも蕾をつけている。月が替ればイワウチワからシャクナゲの尾根に変身することだろう。
馬の背小屋から先も数は少なくなるがそれでもかなり咲いている。イワウチワも見かけなくなり、急斜面の道を登って行くと標高1000mの標識が現れる。やがて傾斜が緩んで潅木(サラサドウダン?)の中を進むが暑さも一段と増してくる。冷たい水を補給しながら、稜線を目指す。潅木地帯が終ると草原になり稜線に立つ那岐小屋が見えてくる。
那岐小屋は修理中で立ち入り禁止だが、トイレだけは直っているようだ。
三角点峰まで進み、黄砂の性かすこし霞んでいる滝山方面を見ながら休憩する。
  
那岐山登山口 東仙コース・西仙コース分岐
15分程林道を歩き ゴーロ橋手前から山道へ入っていく
渓谷コースと尾根コースの分岐点 沢を渡り、イワウチワ咲く尾根コースへ
 
登山道を彩るイワウチワノ群生 ・・・・・・・
次々とイワウチワの歓迎を受け、なかなか先に進めない
急傾斜の痩せ尾根に咲くイワウチワ   木の根がむき出しの鎖場の先にも群落が・・・
真新しい馬の背小屋 (マウス ON 笹床の潅木地帯を登って行く
草原に出ると那岐の家が見えてくる、最後のひと踏ん張り 那岐山三角点峰
 
稜線上のピークを縫うように延びる縦走路。滝山は遥か彼方に霞んでいる。
今回はなんとしても到達し、前回のリベンジを果たさなくては!滝山まで2.9kmの道程だ。
那岐小屋から急降下、真夏のような日差しを浴び、下りでも汗が噴出す。しかし、あっという間に展望台に到着する。振り返ると那岐山はあんなに遠くに。涼しい風が吹きぬける展望台で汗が引くのを待つ。 
ここは中間点より那岐山よりだ。
歩きにくい朽ちた丸太の階段をこなし、三つのピークを越えると滝山の上りに掛かる。立ち枯れた木々が目立つ斜面を登って行くと滝神社の分岐に着く。山頂まで0.2kmの標識を見て、ひとふん張りする。
山頂は高台の上のようなところにあり、広戸仙への縦走路の傍に一等三角点がある。
日陰が無く、暑さに順応していない身には耐えがたい。
展望台の下に日陰を求め、昼食にする。 今日は夏仕様のソーメンだ。
   
遥か彼方の滝山を目指し出発  中間点の展望東屋 
縦走路中一番の急登ピーク 枯れた立木が目立つ滝山の登りにかかる
 
滝神社の分岐 山頂まで0.2kmの標識  高台の上に展望台と三角点 
滝山山頂の展望台  標高1196.5m滝山山頂
 
帰りは来た道を那岐山へ引き返す。 遥か遠くに霞んでいた那岐山も展望東屋まで来るとグッと近づいて見える。東屋からのなだらかな下り道をのんびり歩いた後は、長い登りが那岐小屋まで続いている。
那岐小屋から三角点峰は50mほどの距離だ。滝山は黄砂に包まれ、ぼんやりとしか見えない。
三角点峰から鞍部の避難小屋に下り、急坂を登ると那岐山山頂に着く。2組のハイカーが遅い昼食を取っていた。
  
 展望台から那岐山を遠望する 暑さでむんむんする笹原の縦走路を那岐山へ引き返す 
那岐山はまだまだ遠くに・・・・・ 振り返れば滝山は彼方に
三角点峰から那岐山山頂を望む 標高1255m 那岐山山頂
  
山頂から東に15分でBコース(蛇淵コース)さらに1〜2分でAコース(菩提寺コース)東仙コースの分岐に至る。
東仙コースに入り、ブナやミズナラの林の中の気持ちの良い下りも10分程で終わり、横木の階段になる。一段の段差が大きな階段が延々と続き、うんざりする。 「このコースは登りたくないナ」と話していると4人組の男性が登って来ている。PM2時を過ぎて、ここを登っているとはどのルートを歩いているのだろうか?
国有林林道を横切り、奥本コース分岐を過ぎると登山道は尾根から別れ左カーブして斜面をトラバースして、下って
行く。
マヤマカタバミが群生した小さな沢の冷たい水で生き返り、短い坂を登り隣の尾根へ移るとイワウチワが姿を見せ
始める。
西仙コースに比べると花が少ないように思う。尾根道から又、丸太の急階段。階段の周りにも可憐な花が咲いている。
この階段の為に、どれだけ沢山の花が失われたのだろうか。
急階段を降りて行くと東仙コースの林道に出た。400mの林道歩きで登山口に帰着。

    イワウチワと滝山リベンジ大成功!
 
Bコース分岐 東仙コース下山口(マウス ON 標識拡大
 気持ちの良い尾根道から急な階段の連続へ
国有林林道から登山道へ 奥本コース分岐
 
標識から登山道は大きく左に曲がって下っている  急な階段の辺りにもイワウチワが咲いている 
   
山道から林道へ  林道を400m歩くと登山口 
   
ミヤマカタバミ  ショウジョウバカマ  ネコノメソウ  エンレイソウ 
 ひとこと:暑かった! が滝山リベンジ成功!冷たいソーメンと冷たいお茶が最高に美味かった!
ページTOP 山便りへホームへ 

osidori登山隊