おしどり登山隊                                  |山便りへ ホームへ 

皆ヶ山(みながせん):1159.3m・
 岡山県真庭市

山の概要
 皆ヶ山は中国山地中部、岡山県北を境とする蒜山連峰の西側に位置する標高1159.3mの山である。
 山頂には三等三角点「天狗岩」1159.34mが設置されている。

 Route Map 蒜山高原キャンプ場から山頂を往復
 Road Map 中国道蒜山ICから直進し、県道114号線から案内に従い蒜山高原キャンプ場へ
  
気まぐれな秋の空、初時雨に濡れて歩く
 
大山と蒜山に囲まれて目立たない山、皆ヶ山に登る。出来れば三平山へも登りたい。
 山陽側の天気は申し分無し。雲ひとつ無い青空の下、蒜山高原に車を走らす。蒜山SAから見る大山、蒜山
 は雲を被っているがそのうち晴れるだろう。
 蒜山高原キャンプ場の駐車場にはまだ一台も駐車していない。見上げれば皆ヶ山も雲の中だがキャンプ場
 には日差しもある。仕度を整え、オートキャンプ場のゲートを潜って、キャンプ場内へと進んでいく。
 皆ヶ山の登山道は初めは緩やかで、途中から急登になるという。まずはゆっくりウオームアップしながら
 登っていく。

 2012年10月3日(水曜日)
  晴後曇り一時雨

ホーム5:15.....8:05蒜山高原キャンプ場8:15→9:05展望台(山頂まで1.7km標識)9:10→9:55二俣山→
10:09鞍部→ 10:32皆ヶ山山頂(昼食)10:57→ 11:32二俣山→ 12:45駐車地13:00.......17:45ホーム

 行動時間:4時間30分
 昼食時間:25分
キャンプ場の駐車場 オートキャンプ場のゲート
皆ヶ山登山口の案内板もある
ゲートを潜ってキャンプサイトの中を進んで行く。よく整備された綺麗なキャンプ場だ。
キャンプ場の最奥にある水槽のタンクに向かって短い階段を登ると皆ヶ山の説明板がある。
ここが登山口、ここから山頂まで3.2kmの道程だ。
説明板に「皆ヶ山(標高1159m)は岡山県と鳥取県の県境にあります。山の名前の「皆(みなが)」は        
 水の多い土地の意味でブナに覆われた水の豊かな山であることから名づけられたものといわれています。 
 登山道には、雑木林に埋もれて崩れかけた土塁が見られます。これは、明治時代に陸軍の軍馬育成牧場
 となっていたときに築かれたものです。                                     
 皆ヶ山頂上一帯には、ブナやシナノキの大木が残されていて、コガラ、ゴジュウカラ、アオゲラなどの
 鳥類が観察できます。」 と解説されている。                                       
                                     
広く緩やかな登山道脇には花に代わって沢山のキノコを見ることができる。
登り始めて15分ほどで「キャンプ場から800m山頂まで2400m」の標識に出会う
シロオニタケ ・・・・・・
ヤブレベニタケ ・・・・・・・
時折、木漏れ日の差す快適な登山道、適度な傾斜の坂を心地よい汗を搔きながら登っていく
キャンプ場から50分、標高815mの小ピーク(展望台)に着く
山頂までのほぼ中間点、これからの急登に備え、休憩するには絶好の場所だ。 
木の間から見える蒜山高原を見ながら、ゆっくり休む
強い風とともにブナの葉を打つ雨音が聞こえるがまだ地面まで雨は落ちてこないが、
秋の時雨は突然強くなる。雨具を用意して、急な傾斜を登っていく
坂は益々傾斜を増してくる。気温は低いが汗が噴出す
この寒さの中、マムシが一匹鈍い動きで藪の中へ逃げていく。(今年は初めて出会った)
展望台から45分標高1080mの二俣山山頂に着く。全行程の4分の3を終えたことになる
二俣山山頂からは素晴らしい蒜山高原が望めるはずだが霧のため殆んど展望は得られない。
二俣山から鞍部へ、皆ヶ山の山頂部を見ながら下っていく
山頂部の雲は足早に流れている。そのうち晴れるだろうとまだ楽観的な気持ちでいる
鞍部から胸突き八丁の急登を経て、山頂部の巨木が茂る平坦な道へ
淡い期待も空しく、いつの間にか辺りはモノクロの世界に変わり、山頂に着くや突風と共に激しい雨に襲われた
山頂は登山道の行き止まりのようなところにあり、山頂より先は藪に覆われている
雨のなかで湯を沸かし、帽子の庇から垂れる雫とともにコーヒーを飲みながら昼食と採る
・・・・・・・・
晴れそうも無い天気に見切りをつけ下山することにする。
滑りやすい急坂を全神経を集中して下っていくと展望台に着くころには雨はやんだ。
駐車場には我が車が一台のみ。 駐車場横の東屋で靴を洗い帰途につく。
途中、三平山の登山口に立ち寄るが生憎の天気なので、次の機会に回そう!
中国道に出た頃には青空は広がっていた。
 ひとこと:深山もみじに初時雨・・・・・・・・!      
ページTOP 山便りへホームへ 

osidori登山隊