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 雌阿寒岳(めあかんだけ):
1499.0m
   北海道足寄郡足寄町

 山の概要 雌阿寒岳は阿寒湖南西に立つ活火山で標高1499mの山である。湖をはさんで向かい合う雄阿寒岳がピンネ
       シリ(男山)と呼ばれるのに対し、雌阿寒岳はマチネシリ(女山)とも呼ばれる。
       国土地理院による正式名称は雌阿寒岳だが、深田久弥の百名山をはじめ一般に阿寒岳というと、この雌阿寒岳を
       指すことが多い。                     

 Route Map:雌阿寒温泉登山口から山頂へ・帰路はオンネトーコースを下山し雌阿寒温泉へ。
 Raod Map :国道241号線を東に進み、道道664号線を南に進むと雌阿寒温泉、さらに進むとオンネトー湖に出る。。
     

 2012年7月3日(火曜日)  晴れ、山上はガスの中

 雌阿寒温泉登山口7:20 → 7:30一合目 → 7:45二合目 → 7:56三合目 → 8:17四合目8:27 → 8:40五合目 → 

 9:02六合目 → 9:10七合目 → 9:20八合目→9:33塚田さんと会う9:45→ 9:51九合目 →10:03雌阿寒岳山頂10:20→ 

 10:31阿寒湖分岐 → 10:42八合目分岐 →12:20オンネトー登山口12:30 →12:37オンネトー茶屋12:52 →13:15分岐→

 13:56雌阿寒温泉駐車場。。。。オートキャンプ屈斜路

 行動時間:6時間36分(休憩、昼食含む)
 昼食時間:17分
  
 アカエゾマツの森を抜け噴煙煙る山頂へ
  今年の北海道最初の山は雌阿寒岳。ガスが懸かっているが天気予報は晴れ。登山口は野中温泉から200m程戻ったところ
  にある。立派な標柱の傍を抜けるとすぐ傾斜が増して、歩き始めの体にはきつい。
  それでもこの山は初級コースの山の筈と・・・・・・。
     
雌阿寒岳登山口の立派な標柱
登山届に記入して登山開始
登山道脇を飾るゴゼンタチバナ 
真っ直ぐに延びたエゾアカマツの純林の森を登っていくと10分程で一合目の標識に着く
一合目から二合目へと、人の手足のようにのびる根を越えながら森の奥へと進んでいく
ゴツゴツした石の登山道が続く三合目になると背の高いハイマツ林になる。 
山腹を回り込むようになるとハイマツの樹高は普通になり、森林限界を抜け出た。
やがて霧の中に雌阿寒岳の山頂らしきものが見え出すが
霧のため定かでない
枯れ沢を渡りハイマツのトンネルのなかを登って行く
ハイマツのトンネルが切れたところに四合目標識 四合目を過ぎると視界が開け、ガレ場の足元には
愛らしい花々が・・・・・
コマクサ イワブクロ メアカンフスマ
 荒れた道に五合目標識 エメラルドグリーンのオンネトーが眼下に
ハイマツ帯をジグザグに登っているとガスの切れ間に端正な山影が・・・・フップシ岳だろうか?
 6合目、7合目と急なガレ場が続く 荒地に咲く メアカンキンバイ
 
すっかりガスに包まれ視界の無い中、ザレ場を8合目へ。砂礫地の足元には、この山で発見された花
メアカンフスマやメアカンキンバイが小群落し咲いている
霧の中で思い掛けない出会いが・・・・ 
北アルプスで何度もお世話になったガイドの塚田さんに
この北海道で会えるなんて!
八月の再開を約束して別れた
九合目標識まで来ると傾斜が緩み、
お鉢の縁を進むようになる 
   
この山はじゃじゃ馬か? おとなしい雄阿寒岳に比べ、噴煙を上げ、火口からゴーゴーと音を出している
おまけにノミの夫婦だ(雄阿寒岳は1370m)! 目立つのは雌阿寒岳ばかりだ。
赤沼を見て、ザレ場を10分程登ると雌阿寒岳山頂に着く。
霧が濃く、何も見えないが時折ガスの切れ間に剣ヶ峰が見え隠れする
 
ガスが引くのを待とうか迷ったが諦めて下山することにした。
火口の東側のザレ場を下っていくと噴火口の中に青沼がエメラルドグリーンの水を湛えているのが見える
八合目、七合目と下り、阿寒富士の分岐に着くが阿寒富士は雲の中
 あの急登の先が真っ白だったらと思うと・・・・・・登頂を諦め、下山する
オンネトーコースは距離は長いが傾斜は緩く、ザレ場にはメアカンキンバイが群生し、コマクサも少し咲いている
花の写真を撮りながらのんびり下っていく。
ハイマツ帯を抜けると樹林帯へ
登山道から林道に変わるとオンネトーの登山口は近い
 サクラソウ  カラマツソウ  オンネトー登山口、ここから野中温泉まで1時間程
東京から来た親切な人が
「野中温泉まで送ってあげましょう」と
声を掛けてくれたが丁寧にお断りして歩くことにする。
 
オンネトー茶屋
ここにきて文句の無い快晴。
たまらずコーラとソフトクリームで体を冷やす
オンネトー茶屋横から遊歩道へ
木陰の気持ちのいい道を進む
まもなくオンネトー国設野営場に出る 遊歩道は美しいオンネトー を周回している
 
茶屋から20分ほどで分岐に出る。
ここは右に取り森の中に入っていく。長い谷筋の道が終わり、平らな尾根に上がったときはホッとした。
あとはなだらかな道を進むと雌阿寒温泉駐車場に着く。
 ミヤマオダマキ オオレイジンソウ タニギキョウ
 ひとこと:雌阿寒岳はいい山だった!登山道は変化に富み、高山植物も豊富だ。あとは天気しだい!
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