前回、野呂山に登った時、勸農坂峠に前平山のプレートを見つけ気になった。前平山は地図では東の端にある山だが、そこ
まで歩くことが出来れば、全長4km程の素晴らしい縦走コースになるのではないかと思った。
後野呂は我が家の南に横たわる不思議な山、いつも野呂山と言っているが実際の野呂山はその向こうで膳棚山の電波塔
群も見えない。おまけに登ったという人の噂も聞こえてこない。それならばと今回縦走路探索に出かけることにする。
快晴だが林道郷原野呂山線は夕べの雪でうっすらと雪化粧している。紅葉橋駐車場には2台車があるが登山者の車では
なさそうだ。雪を払いながら羊歯の道を登り、水を引くパイプが通る水平な道を行くと小さな谷に出る。石の下に水が潜って
いるのか流れは無い。谷を渡ると山道になり、傾斜も増してくる。九十九折の急な丸太の階段を登り、すこしうんざりした頃
突然出来立てのような土手が前方を遮る。土手を上がると林道にでる。どこに繋がる道か調べる必要があるかも・・・ただ
樹林の中で展望の無かったこのコースではありがたい展望が開けている。 暫し休憩。
林道からはほんの数分で勸農坂峠に着く。 |
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広い紅葉橋駐車場 |
紅葉橋 |
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深さ90mの渓谷に架かる紅葉橋 |
紅葉橋登山口 |
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羊歯の覆った登山道 |
水道のパイプがある水平な道 |
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薄っすら雪化粧した羊歯が美しい |
谷を渡り山道へ |
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谷を渡ると次第に急な道に |
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林道に出会う |
林道から見る灰が峰 |
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林道を横切り、再び山道へ |
勸農坂峠 |
いよいよ、前平山への縦走路探索が始まる。
プレートの前を通り縦走路へ。いい道が付いている。なだらかなふわふわの道が続いている。10分も歩くと岩がでてきて,面白
そうな道になってきた。旧海軍省の石柱遺構も現れ、かっては軍が管理していた道なのだろう。少し開けた岩場からは前野呂を
見ることが出来る。
峠から30分程、快適な尾根道を歩くと開かれた場所があり、後野呂山の三角点(標高723.6m)がある。ここが後野呂の最高
点だ。前野呂の最高峰、膳棚山の三角点より立派な三角点だ。「前平山頂上三角点 約690m」の私製プレートが木に掛かっているがこれは間違いだと思う。GPSで確認しても明らかに723.6m峰だ。 山頂は木々に囲まれ展望は無い。 |
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峠にある前平山へのプレート |
立派な尾根道、期待が持てるゾ! |
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岩も出てきて、変化に富んだ縦走路になる |
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何の遺跡? 旧海軍省の石柱 |
岩場から膳棚山が見える
(マウス ON 岩場から写した膳棚山) |
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後野呂山(標高723.6m)の三角点 |
三角点に架かっているプレート
山名が無いから皆が迷うんだ |
山頂からも尾根伝いに同じような広い登山道が続いているが所々倒木に道が遮られるようになり、684mピークからは道が不
鮮明となり藪漕ぎなる。広い平らな尾根だがセンターを外さないように10分程下って行くと林道に出る。
林道を右に進み、立ち入り禁止の柵を越えた所から折り返すように急な林道を上がっていくと反射板がある。 その先に勸農坂
に通じる」林道に出る道があるはずだが良くわからない。膳棚山を檜の梢の上に確認し、地デジ塔に向かう。
地デジ塔からは岩山を中心に郷原、黒瀬が一望できる。この地デジ塔は黒瀬局となっているから、我が家はここから電波の配
信を受けていたのだ。地デジ塔の陰で風を避け昼食。今日はサンドイッチとスープの軽食。
帰りには、やり過ごしてきた678m峰から前平山へのルート探索が待っている。
林道沿いにある678m峰の三角点から周りを探索するが道らしきものは発見で出来ず、テープも無い。やはり地図どおり、ここ
から先は道が無いようだ。
前平山(501m)のレポには、明瞭な尾根道があるとの記述があったが果たしてどこまで続いているのか・・・・?
途中、南側に下る分岐が2箇所ほどあるが行き先は不明。今日はここまでにして林道を下ることにする。
立ち入り禁止の林道は往路にあった勸農坂峠手前の林道に違いない?と思いながら・・・・。
野呂山系の林道は登山道と比べ、切り開かれて展望抜群だ。 未舗装の林道を40分歩き、中国自然歩道に帰ってきた。 |
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まだまだ続く登山道 |
あれ! 道が怪しくなってきたゾ! |
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10分程の藪漕ぎで林道へ |
直進すると黒瀬の洋国団地への道のようだ |
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Uターンするように登って行く |
登ったところにある反射板 |
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反射板から見た膳棚山 |
この分岐何処へ? |
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もうすぐ地デジ塔 |
地デジ塔 黒瀬局 |
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地デジ塔から見る岩山と郷原地区 |
678.9m峰の三角点 |
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長い林道歩き 展望だけが楽しみ |
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小田山と黒瀬 |
見覚えのあるところに帰ってきた |
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ひとこと:やっぱり地図通り道は無し! 次回は前平山から? でも無駄かナ〜? |