今回は珍しく目的を持っての山登り。花見登山と「西国33ヶ所」の最後の観音様を写真に収めることだ。
ビールと花見弁当、ザックがいつもよりズッシリ重い。
車から眺める道中の桜は千差万別、満開のところもあれば、葉桜になっているところもある。
桜堂の桜はすでに終焉期を迎えて、緑の葉が混在している。あとは白滝山の桜に一縷の望みを託すばかりだ。
桜堂から潅木帯を抜け、日差しが眩しい「乃木将軍の腰掛石」辺りに来ると、色鮮やかなミツバツツジが今を盛りと咲いてい
る。それにミモザの黄色い花も満開だ。
平山画伯のスケッチ場所の先にある休憩舎で一休みしたくなるほど暑いが、ここでは余りにも早すぎる。
休憩舎のところで登山道が90度むきを変えると黒滝山の岩峰がもう目の前に見えている。10分もしないうちに観音堂に
到着する。
海から吹き上げてくる心地よい涼しい風を浴びながら汗が引くのを待ち、鎖のあるコースに向かう。四国の石鎚山と同じ鎖が
設置された、一の鎖、二ノ鎖を登り石鎚神社のある岩峰に立つ。
今日は四国までは見えないが瀬戸の海を見ながら、ゆっく り休憩する。
黒滝山山頂は岩場を下った先にある。 山頂の西側には山火事の跡があるが大規模なものではなかったようだ。
ここからは白滝山全体を見渡すことが出来、龍泉寺あたりには桜の白い雲が見て取れる。これは期待が持てそうだ!
山頂から横木の階段を下ると下山道(巻き道)との分岐に出る。短いながらも尾根道の縦走路だ。浅い谷間から左に曲がり
尾根に上がると、白滝山遊歩道に出る。左に行くと駐車場を経て白滝山、ここは右に進み堰堤公園のある車道まで下り、急
な尾根道を登り返し、展望台を経て山頂に向かう。
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桜堂への桜並木の花はすでに終わり、葉桜に・・・ |
桜堂 |
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乃木将軍の腰掛岩を過ぎ、ミツバツツジに彩られた登山道を行く |
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平山画伯のスケッチ場所 |
休憩舎 5分休憩の案内 |
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休憩舎を過ぎると黒滝山が目の前に・・・ |
・・・・・・・ |
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石鎚に付き物の鎖を登る |
石鎚神社の祠がある岩峰 |
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いつものポーズ |
黒滝山山頂 |
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白滝山、龍泉寺の桜が見える |
タムシバ |
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堰堤?溜池の公園 は春爛漫 |
急傾斜の道を登って行く |
期待通り龍泉寺の桜は満開。寺の下にある草地は猪避けの電気柵に遮られ侵入出来ない。
龍泉寺を後に白滝山山頂に向かう。磨崖仏の彫られた巨岩(八畳岩)を回り込むと山頂に達する。今日の宴会は八畳岩の
上で眼下に桜を見ながら一杯やることにする。
一年に一度のアルコールのある、山での宴会だ。花見弁当を広げ、飲み干すビールの味は格別!
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龍泉寺は満開の桜 |
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小早川一族の小泉氏の氏寺、龍泉寺 |
八畳岩に刻まれた磨崖仏 |
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白滝山山頂から黒滝山を見る |
白滝山山頂&展望台 |
帰りにもう一仕事。33体目の観音様探しだ。
途中、副隊長はワラビ採りに夢中、今夜は今年初めてのワラビ料理が出るのか?
山頂広場は桜の変わりに、色鮮やかなミモザの黄色い花が迎えてくれた。
観音様はなかなか見当たらない。それもその筈だ。こちらに背中を向けて隠れていた。これで全て撮影出来た!
今年の花見登山も無事終了!
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舗装された車道を下り駐車場へ |
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頂上広場 |
鮮やかな黄色のミモザ |
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最後の観音様 これで33体完撮 |
目的を達し帰路へ |
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美しいツツジの花回廊 |
賑やかになった駐車場 |
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ひとこと:今年最初で最後の花見が出来た! 重いビールも大汗の後では、事のほかウマかった! |