ホテルから国道32号線を走り、大歩危橋を渡り県道45号線に入る。祖谷トンネル手前の昔の料金所跡から右に入り、九十
九折の旧道を登って行く。途中、国見山登山口の標識を見かけたが後山峠まで車を走らせる。切通しの神社横にある駐車
場にはフキノトウが生えている。帰りには頂いて帰ろう。駐車場に車は停まっていない。先に進めば上の登山口に到達し、1
時間程度の時間短縮になるがあまりにも軟弱に思えたのでここから登ることにする。
空は快晴、暑くなりそうなのでアンダーは半袖シャツに着替えて出発する。
神社の反対側にある登山口に取り付くといきなりの急登。 植林帯の中で一汗掻くと傾斜が緩くなり、尾根伝いの明るい道を
進んで行く。 樹林の間から昨日登った寒峰が時々垣間見れる。
登り始めて45分、林道の擁壁が現れる。 林道に上がると広い駐車場を擁した上の登山口がある。ここは標高1000m付近
、下の登山口から230mほど上に位置している。
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おうどう峠駐車場 |
おうどう峠登山口 |
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明るい杉林の中を行く |
樹林の切れ間から烏帽子山の稜線が見える |
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植林帯から自然林の中へ |
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下の登山口から45分林道と出会い上の登山口に至る |
上の登山口の案内板には
「祖谷渓と大歩危渓に挟まれて堂々とした山体を横たえる国見山。展望はほぼ360度。剣山山地から石鎚山脈まで、四国山脈
をぐるりと見渡す大展望は、まさに 国見山の面目躍如!
登山適期は、4月上旬から11月下旬。とくに紅葉期の11月は絶景」
と、やがてはこちらがメインの登山口になるのか?
抜けるような青空に向かって階段を登り、岩場の急坂で喘ぐと緩やかな落葉広葉樹の林になる。樹林帯の中をしばらく進むと
突然防火線の広い道に飛び出す。檜の植林帯にまっすぐ伸びた防火線の急登がどこまでも続いている。
防火線の急登と戦うこと約30分、1379m峰に登り着く。あとは、国見山へは楽しい稜線漫歩だ。
ブナの大木が点々と残る平坦な尾根道を辿っていくと石積みの奥に避難小屋が見えてくる。
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抜けるような青空に向かって・・・・ |
階段を上がっても急登が続く |
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防火線の始まり |
防火線の雪の残る急登 |
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植林帯と防火線が終わり緩やかな頂稜の道に・・・ |
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気持ちの良いブナの尾根道 |
避難小屋) |
ブナに囲まれた小さな祠の国見神社の前を通り、避難小屋の後を抜け、急坂を登ると国見山頂上に達する。
360度の大展望が広がる山頂は言葉を絶する空間だ! 頂きに残雪を残し連なる峰々に囲まれ、至福の時を過ごす幸運。
暖かい春の陽を浴びながら展望を楽しみ、ゆっくりと時を過ごし帰路に着く。
好天と絶景に幸せを感じた山行・・・・・・四国遠征が終った!
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国見神社 |
国見山山頂 |
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東方の眺め 雄大な山々が連なる祖谷山系の峰 |
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西方の眺め 遥か彼方に石鎚山系の山々 |
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山頂を後にブナの道を下って行く・ |
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上の登山口から寒峰の姿、彼方に剣山を見る |
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ひとこと:ピーカンの天気に最高の眺め!目指す山が沢山湧いてきた! |