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小田山(コタサン):719・1m
    広島市安芸区・東広島市黒瀬町

 山の概要 小田山は黒瀬町と安芸区阿戸町の境に聳える一等三角点のある標高719.1mの山である。 
       その山頂には行基が開いたと伝えられる本照寺跡がある。
       山頂から東に4分ほど下りた所巨岩が点在し、展望岩からは黒瀬から瀬戸内海、さらには四国まで望める。又、手
       洗鉢岩と言われる岩の中央に窪みがあり、常に水をたたえている。
         
 Route Map:アート村登山口から登り、山頂を経て、笹ヶ峠より国草登山口に下る。
 Raod Map :国草登山口は県道174号線から県道335号線へ、舗装路終点が登山口
         アート村登山口は県道174号線長戸路橋から県道335号線を東広島方面に向かい、標識に従ってアート村へ

 前回の小田山:2008.1.31 イラスケ登山口コース
 
 2012年2月11日(土曜日)  晴れ
 ホーム9:00.。。。9:35アート村駐車場9:40 → 9:55林道出会 → 10:08尾根取り付き → 10:32 630ピーク → 

 10:46鉄塔10:51 → 10:55双子岩 → 11:00林道出会 → 11:10林道三叉路 → 11:23小田山山頂(昼食)12:03 →  

 (手洗鉢探索) →12:.57小田山山頂 → 13:21イラスケ分岐 → 13:48笹ヶ峠 → 13:54舗装路出会い  →
 14:15国草登山口駐車場14:20 。。。。。。15:10ホーム

 行動時間:4時間35分(休憩、昼食含む)
 昼食時間:40分
  今回は我が家の裏、北側に聳える一等三角点の山、小田山に安芸区阿戸町から登ってみる。
 昔(二十数年前)、小田山は小学校の上級生が遠足で登っていた山で、校歌にも歌われている。その頃、低学年は岩山に登っ
 ていたが、残念ながら黒瀬からのルートは無くなってしまったが、両山とも黒瀬の者にとっては馴染み深い山だ。

 熊野に向かって車を走らせているとイラスケでかなりの人が登山仕度している。今日の山頂は賑やかになりそうだ。
 阿戸町の行き止まりの標識がある県道355号線に入り、道が狭くなる前の辺り(国草登山口)に車を一台デポし、里山アート村
 に向かう。
 水車の出迎えを受けると間もなくアート村に着く。今日も二人ほどで小屋を造っている。話をすると「年寄りの山遊びですよ」と
 言って親切に登山ルートを教えてくれた。

 登山口は割れた標識が車道からは裏になって判りにくいので注意! アート村の遊歩道をゆっくり登って行き、側溝のような
 水路を飛び越えると荒れ気味の山道になる。もう、随分深い山に分け入った雰囲気の中をフカフカの落ち葉を踏みしめ登って
 いき、傾斜が急になってきたと思ったら林道に飛び出した。
 標識に「東に500m登山口」の案内がある。林道を歩いていると軽トラが追い越していった。まさかこんな所で!とびっくりした。 
立派な水車が現れると間もなく「里山アート村」に着く アート村入り口にある里山アート村登山口
マウス ON  丸印の標識拡大
アート村の広い遊歩道を進んで行く 水路を飛び越えると山道らしくなる
 落ち葉でフカフカの登山道 要所には指導標
 
傾斜がきつくなると林道に飛び出す
マウスON 入り口に掛かる沢山のプレート
林道を東に500mほど歩く
 林道を歩くこと15分、尾根の先端部が低くなった辺りに登山口がある。入るとすぐ尾根に上がり、潅木の中の道になる。10分も
歩くと右手が檜の植林帯になり、ロープのある急登が待ち構えている。 二箇所ある急登を過ぎると小さなピーク(630m)を越え
主尾根のなだらかな稜線を辿る気持ちのいい道になる。
展望が開け、鉄塔が現れたら中間点だ。 西条方面の展望が開け、近くに小田山新池の凍って白く光っているのが見える。
少し下って上り返すと656mの双子岩に着く。右手に分岐が見えるが、おそらく林道を経て国草へ下る道だろう。
双子岩から下って行くと小田山が姿を見せ、道は林道へと繋がる。
林道広場からは素晴らしい展望が開けている。 西に鉾取山山塊、絵下山、視界の端に白木山、広場の反対側には西条盆地
が広がっている。
 
登山口 (丸印が登山口の標識) 潅木のなかの登山道
 
ロープのある急登
 なだらかな稜線の道 中間点の鉄塔(マウス ON
 
 鉄塔からの展望 空は青空 言うこと無し
   
 双子岩 右への分岐がある 尾根の林道に出る と小田山が姿を現す
林道広場から 西方向の眺め
 
東方向の展望 
 林道広場から展望を楽しみながら、のんびり歩いて行くと鞍部の林道三差路に出る。左は黒瀬へ、右はイラスケからの登山道に
出会う筈だ。鞍部から再び伐採に沿った尾根道を登って行く。展望は開けているが、その分、北風の冷たさが堪える。
鞍部から15分で小田山頂上に着く。以前より、蔦や茨が刈られ綺麗になったように思う。イラスケ登山口で見た人達のザックが
あちこちに散らばっている。手洗鉢岩の探索に行っているのだろう。 寒さに震えながら昼食を取っていると賑やかに帰ってきた。
20人ほどの団体だ。小田山の頂上がこんなに賑わったのをはじめて見た。
林道三叉路 小田山登山口 最後の登りはこちらが楽だ!
小田山山頂(標高719.1m) 大きな一等三角点
昼食を済ますと彼らと入れ替わり、手洗鉢岩探索に出かける。先ずは展望岩。いままで何度か登ったが、先行者が居たり、雪が
あったりで展望岩に上がるのは初めてだ。
岩に登るとその下が広場になっている。5〜6人は十分寛げる広さだ。南に開けた暖かい陽だまりからは黒瀬から瀬戸内海まで
が一望できる絶景ポイントだ。 我が家は?と探すが昔と比べ開発進みよくわからない。
ここはこの時期絶好の昼食場所だ。 「あんな寒い頂上で食べるんじゃなかった!コーヒーまで飲んでしまった。」 悔やんでみて
も後の祭りだ。

展望岩から急坂を下って行くと手洗鉢岩がある。説明板に従いあちこち探索し、納得したり感心したり・・・・・・。
それにしても副隊長がポーズを取っている展望岩、下からみるとひび割れているぞ!

手洗鉢岩からも岩の間を縫うように下って行く道があるようなので暫く降りてみるが、探索は次回にし引き返す。

この一帯の尾根は巨岩が点在しているので、岩を選べば北側の展望(西条方面)も楽しむことが出来る。
展望岩 岩の向こうに広場(陽だまり)がある
この岩が本当の展望岩?
マウス ON この岩大丈夫?
野呂山と黒瀬、中央を貫く東広島呉道路
 
次は手洗鉢岩へ 手洗鉢岩 上の岩へは手製の梯子が付いている
上の石の水溜りは凍っている 岩の下は岩窟
巨岩が連なる尾根 反対側の岩棚に上がれば西条方面が眺められる
頂上に帰って来るとすでに人影は無く、祭りの後のような静まり返った空間が支配している。
イラスケへの道は、急坂に薄く積もった雪が凍り、滑らないようにするのに苦労する厳しい下山道になった。大きな岩の所から樹
林帯に入ると、急坂は相変わらずだが凍ることは無くなったので少しは楽になった。傾斜が緩むとやがてイラスケ分岐に着く。
笹ヶ峠へは二つのピークを越えて行く急なアップダウンのあるコースだが、途中に展望地もあり楽しいコースだ。二つ目の鉄塔を
過ぎ、暫く行き転がり落ちるような急坂を下ったところの鞍部が笹ヶ峠だ。左はイラスケ、右が国草への下山道だ。
ガイドブックには道がかなり荒れているとの事だが、なだらかな快適な道が続いている。林道手前の僅かな区間が藪がかってい
るが、笹が刈り払われて整備されている。 少し笹を漕ぎ作業道に出て、道を左に取ると舗装された林道(県道?)になる。
のんびりとクールダウンしながら歩いていると県道335号線の標識が立っている三差路に出る。ここは未舗装の左の道が正解
(間違って橋を渡り舗装路を右に行って引き返したが・・・・) 100mほど行くと県道二車線の終点(駐車地)に無事帰着。
急坂を一気に下り、イラスケ分岐を直進し、笹ヶ峠へ
 
一番目の鉄塔 急坂を下って行く
 
崩落地の展望地 展望地から振り返る小田山
二番目の鉄塔  転げ落ちそうな急坂 
笹ヶ峠  気持ちのいい登山道 これ県道? 
笹ヶ峠入り口  ここは県道335号線? 
県道335号線の標識 ここは左へ  県道二車線の終点 駐車位置 
 展望岩からの眺め 我が家は何処に?
 ひとこと:これはお勧めルート!
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