おしどり登山隊                               |山便りへ ホームへ 
 鎌倉寺山(カマクラジヤママ):613.0m    広島市安佐北区白木町

 山の概要 鎌倉寺山は広島市安佐北区白木町に位置し、標高613mの山である。
    この山は広島県では数少ない岩稜の山であり、広島ロッククライミング発祥の地でもある。
    また、山頂付近には、この山名の由来となった鎌倉寺の跡があり、シャクナゲの季節には登山者で賑わう。
    登山口は有留から山頂を目指すコースと岩稜歩きを楽しむ関川荘前からの縦走ルートがある。
       
 Route Map:関川荘前の登山口から山頂を経て、牛岩登山口へ縦走
 Raod Map :県道46号線から牛岩集落へ
 以前の鎌倉寺山:2009.06.132007.12.06
           
 2012年4月5日(木曜日)  曇り一時晴れ 、雨、雷(一度だけ)
ホーム8:00.....8:45牛岩駐車場8:50→ 8:57登山口→ 9:29馬ノ背分岐→ 9:37馬ノ背9:56→  

10:20南峰→ 10:47十畳岩→ 11:20槍ヶ峰→ 11:55権兵衛山12:00→ 12:13鎌倉寺山(昼食)12:45→
212:58十文字峠→ 13:28渡渉→ 13:31牛岩登山口→ 13:52駐車場13:55......14:50ホーム

 行動時間:5時間2分(休憩、昼食含む)
 昼食時間:32分
 
県道46号線の広島市と東広島市の市境にあるラーメン屋のところから山に向かって入いり、200m程行った右側の電柱に鎌倉寺山登山口の標識が架かっている。地区の人が提供してくれている駐車場はさらに300m先にある。
登山口は標識の架かった電柱の反対側にある。登山口から山に入ると最初から急な坂道で、すぐ岩道も現れる。10分も急坂を登っていると目の前に大きな岩が立ち塞がるがここは左側に道が続いている。標識や案内が無いなか新しく登場した小さな案内札は場所も形も控えめで、あまり役に立ちそうに無い。副隊長は登山道を歩かず岩の上を猿のように登って行く。
30分も歩いた頃、この辺りに分岐があるはずと思い、標識を探すと羊歯の中に落ちていた。 先日の強風に飛ばされたのだろう。 強風の痕跡はこの後も続き、倒木を片付けながらの山行きになった。
分岐からは勿論、馬ノ背コースへ。 このコースのメーンイベントをパスする訳にはいかない。
    
牛岩集落駐車場 (登山口から300m程上) 登山口(マウス ON 電柱の標識拡大
いきなり急登 新しくお目見えした控えめな案内札
隣の絶壁を横目に岩を登って行く
 
馬ノ背分岐の標識  相変わらず分かり難い     
 
メーンイベントの会場には分岐から10分足らずで到着した。
大きな岩塊、その頂き近くにあるチムニー。 わくわくする眺めだ。
手足を突っ張りチムニーを登りきるとその先が馬ノ背の痩せ尾根だ。残念ながら隊長はここまで。 岩塊の下まで引き返し巻き道を登る。 福隊長は執念で初登頂し、痩せ岩の背でガッツポーズをしている。
高度感抜群の馬ノ背で大休憩。
 
ルートを無視して岩の上を歩く副隊長 まじめにルートを登る隊長
馬ノ背前の岩場
馬ノ背の初登頂に大満足の副隊長
 
 岩尾根はさらに上に向かって伸びている。 馬ノ背もあっという間に遥か下になる。
 この辺りからは複雑なルートを白いペンキのマークに従って辿っていく。
 岩峰のピークから急な岩場を降りると山道になり、小さなピークを一つ越えると標高474mの南峰に達する。
 南峰は樹木に囲まれ展望は無い。標識は無いが背の高い三角点が目印だ。
 
ここからは白いマークの矢印  Uターンするように岩を降りる
降りた先に矢印がある 狭い回廊を進む
 
越えてきた岩峰を振り返る  南峰山頂 
 
南峰を出発し、岩場を降りて行くと、やがて前方に山頂の尖った山が見えてくる。これが槍ヶ峰だ! その手前には十畳岩も見えている。右下に牛岩集落、左には志和口の町並みが広がっている。
前方に急な岩場、岩場が現れるたび攻略方法を考えるのが楽しくなってくる。 これが最後?の急斜面、登りきると着いた所が大きな岩が座っている十畳岩だ。休憩したいところだが雲行が怪しくなってきて、ポツポツしだした。
 
 
されに岩場を越えて進むと槍ヶ峰が、その中腹には十畳岩も見える
   
のどかな風景の牛岩集落  十畳岩 振り返れば美しい山容の南峰が・・・
天気が良ければゆっくり休憩したい 
 
十畳岩から右手に向かって下って行くとすぐに大きな岩を降りることになる。ロープが掛かっているが中途半端で使えそうに無い。無理やり真っ直ぐ降りるか、狭い足場を使って右手から降りるしかない。何とか岩を降り、5分も行くと鞍部に着く。
振り返れば先ほど通った十畳岩、その後に南峰をみり子とが出来る。遥々良く来たものだと感激する。一つピークを越えると次のピークが待っている。ピークを越えるたび岩との新しい出会いがあり、感動がある。 
鞍部の先には岩場と巻き道の分岐がある。 岩場コースは大きな斜めの岩が横たわっている。岩の斜面を横切って行くと今度は切り立った岩壁をトラバースする。幸いなことに、この山の岩はホールドするのに都合の良い岩肌だ。
やっと危険な場所は終ったようだ。副隊長は相変わらず岩のテンコを歩いている。
分岐から20分、標高537mの槍ヶ峰山頂に到着。
振り返れば先ほど通った十畳岩、その後方に南峰を見ることが出来る。遥々良く来たものだと感激する。一つピークを越えると次のピークが待っている。ピークを越えるたび岩との新しい出会いがあり、感動がある。
なだらかな細い岩道が終わり、山道の急登を登りきると権兵衛山の山頂だ。ここがいつもの昼食場所だが仕度をしていると辺りが暗くなり雨が激しくなって、雷も鳴った。堪らず店仕舞いをして、ピークを離れる。
 
十畳岩から降りると・・・・ 役に立たないロープ、無理やり降りるか右側に廻るか?
   
岩場への分岐  岩場 
   
斜めの岩は楽勝 ・・・・・・・一転厳しいトラバース  
   
槍ヶ峰山頂  振り返ると十畳岩、南峰・・・・・・ 
   
細い岩道もう難しい所は終った  雨と雷の権兵衛山山頂 

権兵衛山から十文字峠は目と鼻の先だ。 
十文字峠からの登りはこれまでの岩との戦いで足取りが重い。 急坂を登って行くとやがて平坦な道になり、鎌倉寺跡の分岐に出る。ここにも標識は無い。右手に見える大きな倒木が目印だ。 今日は寺跡には寄らず、1分先の山頂を目指す。
12:13 鎌倉寺山山頂に到着するが、昼食は少し先に行った所の岩で採ることにする。
帰路は十文字峠から急坂を下り、赤いテープに導かれてひたすら高度を下げていく。傾斜が緩くなり、水音がしだすとやがてに出る。暑い季節なら堪らず水で冷やすところだが、今日は水量が多くても落ちるわけには行かない。
何とか沢を渡るとすぐ牛岩登山口に出る。 牛岩集落の牛岩が横たわっている林道を牛岩集落の棚田や今日歩いた鎌倉寺山の稜線を見ながらのんびり駐車場に歩いて帰る。
今日は我々だけの静かな山だった。
 
十文字峠  鎌倉寺跡への分岐  大きな倒木が目印
 
 鎌倉寺山山頂 山頂から少し行ったこの岩で昼食 
   
 急斜面を一目散に下って行く 水量が多くて、四苦八苦 
   
 牛岩登山口 縦走した稜線を見ながらのんびりと・・・・ 
     
   
 ひとこと:雨の前に岩尾根を通過できてよかった! 雷にはビビッたな!
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