おしどり登山隊                                |山便りへ ホームへ 

花見山(はなみやま):1188.0m・
 鳥取県日南町
山の概要
 岡山県北西、新見市千屋花見と鳥取県日南町にまたがる中国山脈の一角にあり、1000m級の八つの連山
 の最高峰である。山名は千屋花見からとった。別名小栗ヶ山(おぐりがせん)とも呼ばれていた。
 山頂には一等三角点が設置され、三角点からの展望は360度の絶景が広がる。西に大倉山、北に伯耆大山、
 島根半島を望み、はるかに隠岐の島まで眺められる。 −「ヤマケイ 日本の山1000」からー
      
 
Route Map 花見山スキー場から登り、山頂を往復
 Road Map 中国道新見ICから国道180号線を北上し、県道111号線で花見山スキー場へ
  
紅葉とマツムシソウ、冠雪の大山に感動
 
紅葉の季節真っ只中、大山とか比婆山はさぞ賑やかなことだろう。今週もマイナーの山に出かけて静かに
 紅葉を楽しんでこよう。でも少しの出会いもあればもっと楽しいかも。
 そんなことで今回は岡山県境の二山、花見山と剣山(つるぎさんじゃないよ)を訪ねることにする。
 新見市千屋実から花見山スキー場への県道111号線は狭まくて離合困難とあったが1車線ながら十分離合
 できる幅員だ。桑平峠には赤石山登山口の標識があり、登山口には1台車も停まっている。赤石山は地図
 には表記がないが、1110.8mの三角点の山だろう。
 峠から下っていくと花見山の標識があり、そこから右折してスキー場に登っていく。
 真っ赤に紅葉したドウダンツツジに迎えられスキー場の管理道を進み、舗装路終点にまで到着する。
 管理道の終点に駐車し、スキー場の草原に入っていく。

 2012年11月4日(日曜日)
  晴

 ホーム6:00.....スキー場管理道終点8:45→ 9:02花見山探勝歩道入口9:05→ 9:17 1146mピーク → 
 9:43花見山山頂10:03→ 10:33花見山探勝歩道入り口→ 10:44駐車地10:50.......11:15明地トンネルへ

 行動時間:1時間59分
 昼食時間:20分
花見山スキー場入り口の標識 真っ赤に紅葉したドウダンツツジの歓迎を受ける
管理道の終点 AM8:45  出発

 ゲレンデに入ると一面のマツムシソウ。最盛期は過ぎているが、薄紫の可憐な花が紅葉に負けじと花開いている。
 こんな見事なマツムシソウの群落は見たことが無い。
 お花畑の左側を歩いていくと、ゲレンデから分かれて坂道になるが、周囲に広がる紅葉や、突然現れる冠雪した
 大山に出会う など、楽しい景色にるんるん気分で登っていく。高度をあげていくと眼下にパッチワークのような
 美しい風景が展開する。
 
ケレンデ一面に広がるマツムシソウは圧巻
ゲレンデを離れて、リフトの最上部を目指し、高度を上げると美しい景色が・・・・・
ゲレンデから大山の姿

リフト終点で暫く美しい風景を楽しんだ後、花見山探勝歩道に入る。遊歩道に入ると足下は美しい落ち葉の絨毯となり、フカフカの落ち葉を踏みしめて進んでいく。緩やかな登りから横木の階段になり、ゲレンデから見えていたピークに着く。少し下っていくと木の間越しに花見山の山頂が見え隠れしている。 一旦下り、少し登り返せば花見山まで0.6Kmの標識。
どこまでも続く落ち葉の絨毯の上を進むと横木の階段が現れ、少し傾斜が急になる。頭上を覆っていた樹林が無くなり周囲の 展望が開けてくると歩いて来た稜線を振り返ることが出来る。階段に被さる小木を払いながら登っていくと東屋の立つ花見山の山頂に立つ。山頂から見る大山はことのほか美しく、今日の山旅に限りない満足を与えてくれる景色だ。振り返って西側の展望は、近くに大倉山(1112m)、後ろに鬼林山(1031m)そして遥か彼方に船通山を初めとする中国山地の山々を見渡すことができる。
花見山探勝歩道入り口
紅葉の絨毯の登山道
花見山
花見山まで0.6KM標識 何処までも続く落ち葉の絨毯
低い潅木を進めば間もなく山頂
花見山山頂 山頂から見る大山
山頂から西方の眺め  手前大倉山・鬼林山から遠く中国山地の山々

 東屋で景色を眺めながらコーヒータイムをしていると、三々五々とハイカーが登ってくる。
 三年前に亡くなった奥様の写真と一緒に大山を撮影する山口の人、夫婦連れ、単独の男性と静かな山頂もいくらか
 賑やかになってきた。最後にもう一度大山の展望を眺めたあと、名残惜しいが山頂を後にする。
・・・・・・ 花見山の尾根を下っていく
神戸上から眺める花見山
 ひとこと:素晴らしい風景に感動!      
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