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 十勝岳(トカチダケ):2077.0m
  北海道上川・美瑛町

 山の概要
   十勝岳(とかちだけ)は、北海道の中央部の上川管内の美瑛町・上富良野町、十勝管内の新得町にまたがる
   標高2,077mの活火山。大雪山国立公園内の十勝岳連峰の主峰である。
   十勝川の源流であることが、山名の由来とされている。山頂の西北西の前十勝にある62−U火口からは盛んに
   噴煙が上がり、山頂付近は火山灰に覆われている。十勝岳避難小屋と山頂の中間には昭和火口、西の三段山
   の南には安政火口がある。ーウィキペディアよりー 

 Route Map: 望岳台から十勝岳山頂へ

 砂礫の急登の先には素晴らしい絶景
  
野営場から大正噴火の泥流の上に作られた観光登山道路を10分程で望岳台に着く。時間が早いせいか車は少
  ない。
  登山口から石ころだらけの道を緩やかに登って行くが所々にある急坂が結構堪える。こんな道を1時間ほど登ると
  美瑛岳の分岐に着く。一汗掻いて、やっと楽になった。避難小屋から枯れ沢を渡って、となりの尾根に取り付く。
  岩だらけの急斜面をフーフー言いながら登って行くと傾斜はさらに急になり、黒い噴火の砂礫に覆われた道をジグ
  ザグに登って行く。標高差350m、この山で一番きついところだ。避難小屋から一時間掛かって火口尾根に上
  がってきた。 そこは別世界、不思議な光景が広がっている世界だ。荒々しい火口壁に囲まれた黒い砂丘だ。その
  砂丘の背を十勝岳に向かって緩やかに、伸びやかに一本の道が延びている。その道は十勝岳のきりったった火口
  壁に遮られて終る。 火口壁の急斜面を尾根に這い上がると噴煙が上がる前十勝岳の上に出る。尾根づたいに歩
  き最後の急坂を登れば、大きな岩に囲まれた山頂に着く。大雪山旭岳、トムラウシに次ぐ北海道第3の高峰だ。
  山頂から東には美瑛岳、西には富良野岳が連なる大山塊だ。遠くにトムラウシも遠望できる。
   ヘリコプター2機が火口の上を低く飛び、捜索する自衛隊の姿も見える(30歳代の単独行の女性が遭難し、美瑛岳
  の避難小屋で発見され無事だったらしい) 
  北海道の山はあなどってはいけない!肝に銘じて縦走は次回に託そう。    

 2011年9月20日(火曜日)
  晴

 国設白金野営場6:30.。。。 6:40望岳台駐車場6:50 → 6:54望岳台 → 7:28白銀荘分岐 →7:48美瑛岳分岐 → 

 8:00避難小屋8:10 →  9:08火口尾根 → 10:15十勝岳山頂(昼食)10:45 → 
 12:12避難小屋12:15 → 13:10望岳台駐車場13:15。。。。 。。。13:23国設白金野営場

 行動時間:6時間20分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:30分
国設白金野営場のキャビン(昨夜の宿泊所) 望岳台の駐車場 売店と休憩所あり
望岳台登山口  望岳台の碑に向かって進む
足場の悪い道を30分程行くと白銀荘からの道と出会う
だらだらした上りの割には結構高度を稼いでいる
 白金模範牧場の広大な緑も遥か下に見える
美瑛岳分岐 標高1260m 
   
噴煙を上げる前十勝  避難小屋(マウス ON) 
 
避難小屋から枯れ沢を渡り、となりの尾根へ。
 厳ししガレ場の登り 見下ろすと避難小屋も遥か下に
標高1720m火口尾根
ガレ場の次には噴火礫のザレ場をジグザグに登って行く 
尾根にでるとそこは別世界 荒々しい火口壁に囲まれた中を十勝岳に向かって黒いなだらかな砂漠の道が延びている
噴火口の縁の伸びやかな道は十勝岳北西の火口壁に遮られる
壁のような急登を右手の尾根に登ると前十勝の上に出る
頂上手前の短い急坂を登ると大きな岩に囲まれた山頂に着く。
北海道第三の高峰十勝岳(2077m)山頂だ。
山頂から左、美瑛岳 右、上ホロカメットク山と富良野岳 人影は自衛隊 
高原のような伸びやかな尾根を下って行く 噴煙を上げるのは前十勝岳 
 スリバチ火口 グラウンド火口の先に聳える十勝岳 
ガラガラ道を下って行く 美瑛岳(右)と美瑛富士(左)
望岳台からの十勝岳を望む 十勝岳を後にする
 ひとこと:非常に印象深い、素晴らしい山だった! 今回登った山のなかでは一番だと思った。        
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