野呂山・膳棚山(ゼンダナヤマ):839.4m 広島県呉市
山の概要 瀬戸内海国立公園の野呂山は、広島県呉市に位置する標高839mの山で、膳棚山(839.4m)と
弘法寺山(788.8m)を結ぶ東西2kmの高原の総称である。高原の頂上部には国民宿舎をはじめ各種の施設
があり、「さざなみスカイライン」を通り車でも行くことが出来る。
登山コースとしては 広石内、又は郷原から登る「勸農坂コース」 安芸川尻駅から登る「兜岩コース」、岩海を
登る「どんどんコース」、安登駅、又は中切から登る「三本松公園コース」がある。
Route Map: 郷原から勸農坂を経由し膳棚山へ
Road Map: 国道375号線を北上し、呉大学入り口を右折し、林道郷原野呂山線に入り、紅葉橋駐車場に至る
前回の野呂山:2011.02.24(兜岩コース・どんどんコース)
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2011年12月19日(月曜日) 晴
ホーム8:15.。。。。。 8:35紅葉橋駐車場8:40 → 8:50沢を渡る → 9:25林道出会い9:35 → 9:39峠に出る →
9:50勸農坂(馬離場池散策)10:00 → 10:40林道出会い → 10:55舗装路 →11:03膳棚山三角点 → 11:15一本杉→
11:40十文字ロータリー → 12:00国民宿舎 → 12:07氷池 → 12:18兜岩展望台(昼食)12:58 → 13:20ロータリー →
13;42三角点分岐 → 14:20勸農坂さつき橋 → 14:55駐車場15:00。。。。 15:20ホーム
行動時間:6時間5分(休憩、昼食時間含む)
昼食時間:40分 |
毎日眺める気になる山へ・・・
郷原から登る「勸農坂コース」は今回で4度目だが、前回は中国自然歩道が出来て間もない頃だから随分前のことになる。
最近は林道郷原野呂山線を利用してのレポがネット上でも見かけるようになってきた。遅ればせながら、我が「おしどり登山
隊」も探索に出かけることにする。
広島文化学園大を過ぎると墓場の前に昔登った登山口があるが、今日はもう少し上の「もみじ橋」登山口から登る事にする。
素晴らしい2斜線の林道を走っていくと大きな駐車場を備えた紅葉橋に到着する。この林道一番の絶景ポイントらしい。
高度感のある橋の上からは、瀬戸内海に浮かぶ島々から、この辺り一帯の山々を一望できる。
橋の袂の登山口から羊歯の茂る道を登り、植林帯に入ると道は水平になる。しばらく進むと紅葉橋の上流の谷を渡り、横木
の階段になる。九十九折の急坂を登って行くと突然真新しい林道に飛び出す。どこに繋がっているのか知らないが、又一つ
自然が壊れていく。これも里山の宿命か? 林道で灰ヶ峰を見ながら一息入れ、峠に向かう。峠には前平山への分岐が在る
が、果たして登山道はあるのだろうか? 地図上では途切れているようだが・・・・。 峠から標高差100m余を勸農坂に向け
一気に下る。 折角急坂を登って来たのにと、いつもガッカリしたものだ。
今回は馬離場池を探索してみる。勸農坂の鞍部から、ほんの数十メートルの位置にある。開拓民の集落跡の石垣に生えた
竹林の間を進むと、水の少なくなった池に出た。静かさが一段と滲みるようだ。
鞍部から林道を横切り、対岸の坂を登ると、かっての登山道になる。横木の階段が続く中国自然歩道を40分程歩くと山頂部
を周回している林道に出る。地道の林道は長い年月と共に自然のなかに溶け込んで風情がある。林道を横切り、しばらく進
むと、苔むした岩の道を落ち葉が覆う、自然一杯の登山道が伸びている。新緑がまぶしい季節も良いが、葉が落ちて明るい
この時期も格別の趣がある。
森を抜けススキが茂る道にでて、資材置き場の横を過ぎると舗装路にでる。右折して鉄塔に向かっていくと左手に山頂への
標識が見える。標識に従い、狭いフェンスの間を進むと二等三角点の小さな石柱がある。
フェンスを抜けて直進し、派手なテープの印に従って、森の中を彷徨していると一際大きな杉に出会う。これが一本杉だと気
づかず通過し、あとで引き返すはめに・・・・。
降りてきたところは林道にある一本杉への入り口、さらに十文字ロータリーに向け、苔むした岩海に飛び込む。定かでない道
を下り、ロータリーの裏道に出る。
ロータリーからロッジへは山の中へ入っていく。車道は帰りに歩くので、行きはことさらに山の中を歩くことにする。
林道を歩き、国民宿舎の裏手に出て、ロッジに向かう。氷池では鴨の歓迎を受け、用意してきた餌で暫く遊ぶ。
昼食は兜岩展望台の広場。今日はここまでで帰ることにする。 |