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北 岳(3192.4m):広河原〜二俣〜小太郎尾根〜北岳肩ノ小屋〜北岳〜北岳山荘
 2011年7月24日(日曜日)晴れ
 ホーム3:30。。。 11:30仙流荘11:45。。。。。12:40北沢峠13:05。。。。。13:30広河原 →13:45広河原山荘

人影も疎らな仙流荘バス停  懐かしい北沢峠 
 
広河原インフォメーションセンター
広河原はバスやタクシーが溢れている。
タクシーの勧誘を振り切って広河原山荘へ 
ゲートを抜けて南アルプス林道へ
この時間は誰も歩いていない 
 
つり橋を渡れば広河原山荘  広河原山荘  臨時バスのお陰で早く到着
テント場にも10個足らずのテントが設営している。
新しい外のトイレは山荘の中のトイレより綺麗だ
 
 
大樺沢の流れ 北岳はガスの中で見えない 奥の角が本日の寝床
2011年7月25日(月曜日)晴れ後曇り
 広河原山荘5:20 → 5:40御池小屋分岐 → 6:06右岸へ → 6:53左岸へ → 7:48二俣8:03 → 10:20御池小屋分岐  (腹ごしらえ)10:40 → 10:53小太郎尾根 → 11:45北岳肩ノ小屋 → 12:40北岳山頂12:50 → 14:08北岳山荘
 <ルート図はこちら

 歩行時間 :8時間48分(昼食、休憩時間含む)
 盆地を距てた間向うの空を仕切って、白峰三山が威厳と優美を兼ねて連なっているのを望んでは、山の好きな
 人で 胸の高鳴らぬ者はあるまい。
−深田久弥「日本百名山」よりー
 今夏初のアルプス遠征は白峰三山(北岳・間ノ岳。農鳥岳)縦走だ。自分の体力も忘れ、3000mの天空縦走とお
花畑に想いを馳せて、自然と心が高ぶり目覚めも早い。
 山荘横の荒れた急斜面を登ると樹林帯の中の緩やかな道になり、長丁場だからゆっくり行こうと思っていたのに
いつの間にかペースが速くなっている。御池小屋分岐で先行する、テント泊の大きなザックを背負った70歳トリオ(ひ
とりは隣町の人)に追いつき軽口を叩きながら後ろについて行く。大樺沢に出、沢沿いを左岸から右岸そして左岸へ
と歩く。長い樹林帯の道を抜けると眼前に北岳バットレスの岩壁が聳え、八本歯ノコルの下あたりには雪渓が見えて
いる。
 大樺沢二俣に到着。随分沢山の人に抜かれたが、ここまで2時間30分。 いいペースだ! ゆっくり休憩し、元気を
取り戻そう! 70歳トリオを待つが中々来ない。 北岳山荘に着いたらテント場に会いに行って一杯飲もう!
  しかし、帰宅後、悲劇を知ることに。結果的には後ろから追ったことになったのではと・・・・・ 
広河原山荘の横が登山口 樹林帯のなか、緩やかな登山道
御池小屋分岐 大樺沢に沿って
 
   オトギリソウ
 ミヤマハナショウブ バックパッキングの三人組  タカネナデシコ 
北岳を見ながら大樺沢を左岸から右岸へと渡り、詰めていく
樹林を抜けると大樺沢二俣はもうすぐ、二俣を少し登ったところにトイレがあり、沢山の人が休憩している
 ここからは右俣コースの急登だ。急登はいきなり始まり、暑さとしんどさに木陰を見つけては一息つきながら、つづら折
の道ゆくと、やがて黄色のシナノキンバイや白いハクサンイチゲが咲き乱れる広い草原に出る。二俣から1時間半も掛
かっている。もう時間は気にしないで、ゆっくり登ろうと思ったら、益々足が前に出ない。御池小屋分岐で腹ごしらえする
がペースはまったく上がらない。
 やっとの思いで稜線の小太郎尾根の分岐に辿り着けば、いつの間にか青空は消え、ガスに包まれた稜線の道がある
だけで楽しみにしていた甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳の展望を望むことは出来ない。それでも尾根道は快適で楽チンだ。チン
グルマやイワベンケイの群落を愛でながら北岳肩ノ小屋に着けば大変な賑わい。 この夜はひとつの布団にふたり寝
だったらしい。
 カラマツソウ シナノキンバイ 
 タカネグンナイフウロウ  右俣ルートのお花畑  ヨツバシオガマ
クルマユリ ハクサンフウロウ ハクサンイチゲ テガタチドリ
やっと小太郎尾根に辿り着く  まだまだ遠い肩ノ小屋 
チングルマ  タカネヤハズハハコ 
急な岩場を越えて 北岳肩ノ小屋
岩陰に咲く花、二種  イワリンドウ&ミヤマオダマキ
 小屋を素通りして北岳を目指す。肩ノ小屋に荷物を預けた身軽な人達に、次々追い越されながら30分のところを1時間
ほど掛かって登頂。
 日本第二の高峰3192m北岳山頂だ! ガスの中で視界不良、雨もパラパラしてきた、記念撮影だけはしよう! 
30分のところを1時間近く掛かって北岳山頂へ
北岳山頂からは主稜線を下り北岳山荘に向かう。
危なっかしい岩場やザレ場はあるが花の北岳を満喫しながらの楽しい道中だ。
1時間程で北岳山荘に着く。今日の泊り客は100人、まだ余裕がある。
テント場を訪ねるが三人組のそれらしきテント無し。 
南アルプスでは評判の夕食も、嫌いな煮魚(鰆)では食が進まない。別途に出た、肉じゃがが美味しかったかも。 
色とりどりの花が咲く登山道  鎖の手摺がついた岩場 
 
八本歯の別れ  色とりどりの花に思わずパチリ 
ミヤマオダマキ  シャクナゲ 
 イワベンケイ 広がるお花畑  イワヒバリ?? 
 
今夜の宿はまだか  北岳山荘 
北岳でお会いした"junjun"さんの素敵なデジブックはこちらから 
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