おしどり登山隊                                             |山便りへ ホームへ 

 寒風山(カンプウザン):1763.0m笹ヶ峰(ササガミネ):1859.5m
  高知県いの町

 山の概要
   寒風山は石鎚山脈東部に位置し、静かな山行が楽しめる山だ。その西側は岩場をまじえた急崖で、また西面
   以外も傾斜は急である。登山道も全体に険しい。
   一方、笹ヶ峰はその名のとおり稜線を笹が覆い、道は緩やかでゆったりとした山容をしている。この二つの山は
   好対照をなし、また一体となって互いにその魅力を増しているといえよう。−「ヤマケイ 四国の山」よりー
    
 Route Map寒風山トンネル登山口から桑瀬峠を経て、寒風山・笹ヶ峰縦走し、往路を下山
 Road Map国道194号線を南下し、寒風山トンネルを出たところで左折し、旧寒風山トンネルに向かう
 過去の寒風山:2009.09.25(今回と同じコース)と2008.07.10(下津池登山口から丸山荘経由笹ヶ峰)
 
 澄み渡った秋空の下、雄大な笹原の稜線漫歩
  今日は絶好の秋日和、二年ぶりの笹ヶ峰に登る。平日でも大盛況の駐車場だ。それに瓶ヶ森の方に行く車も混
  じって賑やかだ。
  登山口からはいきなりの急登。高度を100m程一気に稼ぐ。何時ものことながら慣れない体にはきつい。冷たい
  空気を吸って喉がゼイゼイ言う。喉飴を舐めると落ち着いたが、今日は副隊長の調子が悪い。休憩を挟んでなん
  とか桑瀬峠に辿り着く。どうも、この秋は酷い気温差で体調が良くないようだ。それでも喉の薬を飲んで出発する。
  薬が効いたのか笹原にでる頃には直ったようだ。  

 2011年10月27日(木曜日)
  快晴

 ホーム5:00.。。。。 8:00寒風山トンネル駐車場8:15 → 9:04桑瀬峠9:10 → 10:15寒風山頂上10:23 → 

 11:57笹ヶ峰山頂(昼食)12:36 →  14:08寒風山14:18 → 14:56桑瀬峠 → 15:30寒風山トンネル駐車場15:45
 。。。。 18:30ホーム

 行動時間:7時間15分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:39分
寒風山トンネル駐車場 寒風山トンネル登山口
 伊予富士への稜線が見えると
間もなくトラバース道になる。
桑瀬峠 今日は風も無く暖かい
 稜線の西側に回りこむと裏寒風の断崖が朝日を浴びて美しく輝いているが、紅葉には少し遅かったのか鮮やかさが無い。
尾根道に帰って崖の縁を歩くようになると傾斜が増し、梯子を連続して昇り岩峰を目指す。急坂が終り、ブナの林の緩やかな
道で一息つくと笹原に出る。頭上には寒風山の頂上が見え、眼下には今が盛りの紅葉を見ることが出来る。
山頂に人影が見えるが到着したときには、誰もいない静かな山頂になっていた。
桑瀬峠から樹林を抜けると笹原の上りになる。振り返ると角の生えた伊予富士が望める。
暫く行くと稜線の西側にで、裏寒風の断崖を見ながら平坦な道を進む。
朝日に照らされた、最後の紅葉が美しい
再び尾根に戻ると葉を落としたブナの道になる。木間からは冠山への笹の稜線が垣間見れる
 寒風山で一番の急登、三個のハシゴを昇り岩峰を目指す
急登が終れば紅葉したブナの林、眼下には美しい紅葉が広がる
 右端のピークが寒風山山頂 誰もいない寒風山山頂 
寒風山山頂から笹ヶ峰、ちち山  振り返れば、岩峰の向こうに伊予富士
瓶ヶ森、遥か彼方に筒上山・手箱山の雄姿 
短い休憩の後、笹ヶ峰に向かう。樹林の中を西に廻って急坂を下ると明るい笹尾根にでる。最低鞍部の痩せ尾根を挟んだ、前
後の稜線歩きがこのルートで一番楽しい時だ。素晴らしい景色を見ながら、駱駝の背のような尾根を緩やかに登って行く。
1740mピークの急登から道は笹ヶ峰の西側に回りこみ、笹の海を漕いで進むようになる。前回に比べ登山道は笹に埋もれて
、足元が悪く歩きにくいことこの上ない。長く感じた笹漕ぎも丸山荘分岐で終わり、あと5分ほどで笹ヶ峰山頂だ。
いつもながらの素晴らしい展望が開けているが風が強く寒い。山頂から少し降りた陽だまりで昼食にする。食欲無く、パンとコー
ヒー。 温かくて、甘いコーヒーが美味かった。
 帰りは来た道を寒風山へ引き返す。今日は南尾根直登コースの笹原を下る人はいないようだ。
笹ヶ峰への快適な稜線歩き。
笹ヶ峰から冠山への美しい稜線  
 
痩せ尾根のアップダウンも終わり、笹ヶ峰へなだらかな稜線を登って行く
丸山荘分岐から 5分で山頂 石鎚山、瓶ヶ森、西黒森の峰々が連なる 山頂からの眺め
寒風山に向かって笹の海を下って行く 
 ひとこと:涼しいはずなのに、何故か汗ビッショリ! 帰りの寒風山ではシャリバテ、弁当もすこし考えなくては!         
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