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 十方山(ジッポウザン):1318.9m
  広島県廿日市市吉和

山の概要
 十方山は広島県内第3位の高峰。山頂一帯は広い笹原が広がり、その名の通り、十の方向が見渡せる360度
 の展望が広がる。天気の良い日には、瀬戸内海と日本海が望める。西側にはブナの原生林が見られる。
 登山ルートは瀬戸の滝コース、内黒峠コース、シシガ谷コース、那須コース、藤本新道コースがある。
 吉和の瀬戸の滝コースは一番人気がある。高低差は最もあるが、途中原生林に囲まれた全長63mの2段滝
 「瀬戸の滝」も見られる。また秋の紅葉シーズンの景色は絶景。紅葉は登山口から尾根筋に出るまで続く。
 森林限界は1200m程度で、頂上付近では高い樹木は見られなくなる。
   
 Route Map瀬戸滝登山口から山頂を目指し、往路を下山
 Road Map中国道戸河内ICから国道191号線を西進し、戸河内バイパス西口を左折し県道296号
       線に入る
 以前の十方山:瀬戸滝コース」.「那須コース」.「藤本新道コース

 2011年11月2日(水曜日)
  曇り

 ホーム6:45......8:35瀬戸滝駐車場8:47→ 8:51瀬戸滝分岐→ 9:18瀬戸谷分岐→ 9:24水場 → 

 9:45尾根に出る(休憩)10:45→ 11:17五合目標識→ 11:23十方山山頂(昼食)12:05→ 13:05五合目→ 
 14:05登山口14:15........16:05ホーム

 行動時間:5時間19分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:41分

紅葉の「瀬戸の滝コース」で山頂へ
 今週は秋晴れのはずだったが、どうも予報は外れたようだ。曇り空だが紅葉探索に十方山にでかける。
戸河内から県道296号線に入り立岩貯水池の辺りに来ると次第に色づいてきた。これは十分期待できそうだ。
駐車場には登山者の車は2台。天気のせいか意外と少ない。山口ナンバー車のご夫婦の後から登り始める。
いきなりの急登。標高差150m程を慎重に登ると尾根から外れ、傾斜の緩くなった斜面の道になる。植生も常緑樹から落葉樹に変わるがまだ紅葉はしていない。「瀬戸の滝」分岐を左に過ごし、水場を渡って谷をつめて行く頃からやっと少し色づき始める。谷が終わり明るい尾根に出ると尾根の右手前方には一面の紅葉は広がっている。
五合目手前の開けた場所からは緑、黄、赤の縞模様が美しい山肌の支尾根の後方に笹の十方頂上が見える。
五合目から一旦下り、急坂を登り返すと笹床が美しい開けた場所に出る。平坦な道を進み、樹林が疎らになると最後の急坂が待っている。ここまで上がるとさすがにブナも葉を落としている。短い急登を越えるとなだらかな笹原に出る。「十方の辻」だ。今日は蒸し暑く、汗ビッショリ!先行する夫婦を抜いて前に出る。
十方の辻に上がると冷たい風と共に気温が一気に下がってきた。遭難碑を過ぎると山頂標識が見えてくる。
 山頂には男性二人が食事中。寒そうだ!今日はラーメンにして正解だった。熱いラーメンを食べ、温かいコーヒーを飲んでも、益々寒くなってくる。雲行きも怪しくなってきたので早々に退散することにした。
落ち葉を踏んで、紅葉のトンネルを気持ちよく下山! 
瀬戸滝の駐車場とトイレ 登山口
 登山口から5分ほど歩くと瀬戸滝分岐
以前は通行止めだった滝への道が
通行解除になっている
上部にある瀬戸滝分岐
黄色丸印に小さな消えかかった標識
水場(飲めそうにはみえないけど・・・) 標高800m辺り、まだ紅葉が始まったばかり
色づきも増してきた、あと一息で尾根筋だ。 
尾根に出ると一面の紅葉。おなじみのブナの巨木も紅葉している。
 緑と紅葉が織り成す錦が美しい・・・素晴らしい眺めに暫し見とれる! 
 黄葉も鮮やか 五合目標識 
錦秋の登山道を楽しみ五合目へ。五合目から一旦下り、急な坂を登り返す
 笹床の森になると開けた場所に出、緩やかな道になる 最後の急登を前に笹が刈り払われた道を行く 
 
 
山頂への緩やかな道  遭難碑まで来ると山頂はもうすぐ・・・
帰りに見た恐羅漢山 
 
♪・・・・濃いも薄いも数ある中に、松をいろどる楓や蔦は、山のふもとの裾模様。♪♪
何度見ても見飽きない! 
 ひとこと:十方の紅葉は、やっぱり「瀬戸の滝コース」が素晴らしい!        
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