急登を越えて石鎚山の展望台へ
今回も国道494号線が時間帯通行止めの為早めに家を出る。来島海峡SAで朝食、トイレで時間調整。
国道沿いの桜は満開だ。二車線から一車線に狭くなった国道を高度を上げていくと石墨山の全容が見えてくる。ヘヤピンカ
ーブのところが唐岬滝の入り口、その先の法面に登山口の標識があり、道を挟んで反対側に駐車場がある。法面を上がると
植林帯の急斜面にジグザグに付けられた作業道を登って行く。作業道の傾斜が緩むと東温高校の山小屋がある割石峠に
着く。割石峠の名前の由来となった割れた石を見逃してしまった。割石峠から南に山に向かって藪がかった道に入って行き、
傾斜が急になってくると石墨名物の急坂が待っている。急坂だが足場があるのでゆっくり登ればロープも必要ないほどだ。こ
の急坂を上がりきれば皿ヶ峰に続く東温アルプスの山々が一望できる稜線に出る。この肩の部分は石墨分れとも呼ばれ笹
原となっている。石墨分れからは笹漕ぎの稜線歩きとなる。踏み跡はしっかりしているが雪で倒れた笹は足に纏わりつき歩
きにくい。二つほどピークを過ぎると石鎚山を正面に見る岩場に到着する。
石墨山に向かって岩場を越えブナの稜線を歩き、短い急坂を登れば狭い石墨山山頂に着く。
山頂からは正面に堂ヶ森、鞍瀬の頭、二ノ森、西ノ冠岳そして石鎚山、南に目を転ずれば雪を残した美川スキー場辺りの山
々。素晴らしい展望に囲まれながら少し早い昼食を摂る。
帰りは石墨分れまで引き返し白猪峠を目指す。石墨分れからは笹漕ぎと痩せ尾根の縦走路を歩き20分程で法師山の巻き
道分岐に着く。山頂への短い急坂を登ると狭い山頂に出るが展望は無い。法師山からの下りは崖、テープを頼りに足場の悪
い岩場を下って行くとロープがある岩場に着く。ここを下ると巻き道と出会う。一気に100mほど降りたことになる。
法師山を振り返りながら気持ちのいい痩せ尾根を進み、尾根に笹が出てくると新しい林道が現れ白猪山の小さなピークに着
く。ピークから左に曲がり、なだらかな尾根から突然笹を掴んで降りる急坂を経て白猪峠に至る。
白猪峠からはよく整備された道を進み、植林帯に入ると間もなく白猪谷分岐に着く。ここから右の谷に向かって下り、小さな
沢を渡り峠に向かって登って行く。暫く行くと林道終点の沢に出る。
林道を30分ほど歩くと下山口に到着するが縦横に延びた作業道には何の印も無く戸惑った。
今日はGPSのお陰で助かった。
時間が有るので唐岬の滝を見に行く。五段になった落差の大きな滝、紅葉の頃は素晴らしいだろうな!
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国道から見た石墨山 |
唐岬の滝入り口とトイレ |
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法面にある石墨山3.5kmの登山口標識
道を挟んで反対側に駐車場がある |
東温高校山小屋の分岐点、直進は割石峠
(マウス ON 東温高校山小屋) |
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石墨山名物の急登が始まる「急登15分 一服しましょう」標識はすっかり文字が消えている
急登は20分程の戦い 右の写真はもうすぐ石墨分れの急坂、所々雪が残っている |
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石墨分れに到着 |
帰途の法師山方面 |
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石墨分れからは笹漕ぎの道 |
石鎚山を見ながら急登の尾根を登る |
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この光景見たさに急登を越えてきた!
石墨分れから二つピークを越えると展望岩に到着。岩場からは石鎚の素晴らしい絶景が広がり
右に目を移すと石墨山の全景が見え、その肩から遠くに雪の残った美川スキー場を望める |
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石墨山山頂 |
いつもの記念撮影 |
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山頂からの大パノラマ |
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展望岩を下から |
石墨分れに帰ってきた |
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石墨分れからは又、笹漕ぎの縦走路 |
振り返ると1419m峰の麓に石墨分れの笹原が・・
(マウス ON 石墨名物、急登の斜面) |
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登山道沿いにあるブナ どれも蛸足ブナです |
法師山巻道分岐
直進して山頂を目指す |
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石墨山も石鎚山も法師山を過ぎれば見えなくなる
名残惜しくて最後の撮影 |
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法師山山頂 |
法師山の下りは崖、巻道の必要なのが良く分かる |
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白猪山の近くには新しい林道が延びて来ている |
白猪峠 白猪登山口へ進む |
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白猪谷分岐に標識 |
白猪谷から見上げると中央に法師山 |
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小さな沢を渡る 辺りにはフキノトウが顔を出している |
二つ目の沢を渡ると林道終点 |
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林道をひたすら下る |
縦横に走った林道に少し迷ったが無事下山口へ |
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滝への途中にある樅木の巨木 |
唐岬の滝(からかいのたき) |
瀑(たき)五段 一段ごとの もみじかな 漱石 |
ひとこと:さすがは急登で有名な石墨山、法師山の下りには笑ったネ! 筋肉はパンパン!・ |