おしどり登山隊                                |山便りへ ホームへ 
臥龍山(ガリュウザン):1223.4m・掛頭山(カケズヤマ):1126.1m   広島県北広島町

 山の概要
   臥龍山は広島県の北部、山県郡北広島町(旧芸北町)にある標高1223mの山であり、掛頭山は北東
   方向に臥龍山と稜線で繋がる標高1126mの山である。
   その山容はなだらかで八幡高原の真ん中にどっしり巨体を横たえた様な姿から臥龍山の名前が付けられ
   たという。、また、その山麓に広がる広大な八幡高原の植生とともにブナの原生林で有名である。
   山頂付近は樹木が茂り展望はあまり良くない。
   登山道は国道191号線沿いの聖湖キャン場入り口、千町原、一本松などがあり、掛頭山を経て土草峠
   に下るコースもある。

 Route Map千町原登山口から掛頭山を経て土草峠に降りる周回コース
 Road Map 中国道戸河内ICから国道191号線を経て八幡高原かりお茶屋へ
 前回の臥龍山:2009.05.242008.05.08

 2011年5月25日(水曜日)
  晴

 ホーム6:10→ 8:25かりお茶屋8:30→ 8:47千町原登山口→ 9:03渡渉地点→ 9:49林道終点(雪霊水)
 10:10→ 10:19臥龍山山頂10:21→ 11:11猿木峠→ 11:18林道出会い→ 11:43林道→ 11:52リフト乗場
 (昼食)12:40→ 13:12土草峠→ 13:46一本松→ 13:59かりお茶屋14:16......16:25ホーム

 行動時間:5時間29分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:48分
アカショウビンの声を聞きながら山頂へ
 
女子大生事件以来、すこし遠ざかっていた臥龍山へ新緑を楽しみに出かける。 梅雨入りが近づいてきたこの頃、この週では唯一の晴れマークがついている今日を置いて他には無い。
千町原から「かりお茶屋」にかけて、所々に車を止め山菜採りをしている人がいる。まだ1,2台しか駐車していない「かりお茶屋」の駐車場に車を停め出発する。 千町原の登山口から草原を進み、雑木林の中の水量の増えた流れを渡渉すると登山道らしい山道になる。 ミズナラの巨木からブナに変わるころ、アカショウビンの声が森に木霊した。爽やかな鳴き声が急になった傾斜を登る汗に心地良く滲みる。その声も林道終点に達する頃には聞こえなくなったが雪霊水の前にはその姿を捉えようとカメラの列が出来ていた。
 林道終点からは10分ほどで山頂に立つことが出来る。山頂からは木々が生長し展望はほとんど無い。
 臥龍山から掛頭山まで、なだらかな稜線を新緑を楽しみながら散策をと思ったが、この冬の大雪の為、木々は折れ倒木が縦走路を塞ぎ、障害物競走のような縦走になった。この無残な姿も森の更新の一過程であろうか。
 倒木の道は掛頭山の林道まで続き、思わぬ疲労と時間が懸かってしまった。
 掛頭山からの下山道は倒木も無く、美しい新緑を楽しみながら下山することが出来た。
 土草峠からの舗装路歩きも若葉に染まった山々や湿原を見、突然飛び出してきた野ウサギにびっくりしたりで楽しいものになった。 
開店前のかりお茶屋 臥龍山を見ながら千町原を登山口へ
 千町原の駐車場 広々とした草原にある千町原登山口 
山菜採りの人達がいる広い草原を
暫く進むと林の中に入っていく
雑木林の中、先行する山口の人達の後を追う
渡渉地点を過ぎるとミズナラの巨木が現れだし傾斜も次第に急になってくる
清清しい新緑、足元にはチゴユリ、エンレイソウやツクバネソウが・・・
   
次第に傾斜が増し、ブナの巨木が現れると林道終点は間近
アカショウビンの声が森に木霊している。なんと美しい歌声だ!(初めて聞いた)
雪霊水の水場には沢山の車とアカショウビンを待つ凄いカメラの列 
いつか会いたいものだ!
 
強い日差しが照りつける山頂は記念撮影だけで通過。副隊長はいつの間にか大岩の上に上がっている 
 
立ち枯れたブナの巨木は豪雪に耐え無事だった
 
 
縦走路と森を覆う 倒木  新緑を楽しむなんて出来ない程荒れている
 
林道から振り返るとどっしりとした臥龍山 立ち入り禁止になっているリフト乗り場
それでもここしかないよナ!?
 
電波塔の先、下山道入り口は藪で分かりにくいが
すぐ鮮明な登山道になる 
倒木も無く気持ちの良い新緑の中を下って行く
やっと落ち着いた山歩きを楽しめる 
土草峠からは舗装路を歩く ビオトープの小川も馴染んできた八幡湿原 
なだらかな稜線の掛頭山  湿原に延びる板張りの遊歩道
 
一本松の登山口を通過  賑わいを見せる、かりお茶屋の駐車場 
 ひとこと:大雪の為沢山の木々が倒れたブナの森に再生を告げる記録的なブナの芽生え。 自然て凄い!
    5月29日付け中国新聞          
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