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 大雪山 黒岳(クロダケ):1984m・旭岳(アサヒダケ):2290.0m
   北海道上川郡東川町

 山の概要
   大雪山とは、北海道中央部に聳える火山郡の名称である。
   一つの山ではないことを明確にするため、「大雪山系」という呼称もしばしば使われる。大雪山系と言われる場合
   広義には表大雪、北大雪、東大雪、十勝岳連峰を包含する大雪山国立公園の南北63km、東西59kmと広大な
   広さとなり、その面積は神奈川県とほぼ同じである。
   狭義の大雪山は、旭岳連峰すなわち以下の山などから成る石狩川と忠別川の上流に挟まれた山塊をさす。
   ・旭岳(2290m)・北鎮岳(2244m)・白雲岳(2230m)・愛別岳(2113m)・北海岳(2149m)・
   黒岳(1984m)・赤岳(2078m)・緑岳(2019m)など。
 Route Map:旭岳温泉から旭岳山頂へ
       

 2011年9月18日(日曜日)
  曇り後雨

 層雲峡オートキャンプ場6:50 。。。。7:00黒岳ロープウェイ山麓駅7:20 → 7:27ロープウェイ黒岳駅 → 

 7:35リフト乗り場 → リフト七合目乗り場8:00 →  9:17黒岳山頂9:40 → 10:38リフト七合目乗り場10:50 → 
 11:15黒岳ロープウェイ山麓駅駐車場11:25。。。。 。。。旭岳温泉

 行動時間:2時間38分(休憩時間含む)
 昼食時間:
 ガスに包まれた黒岳
 大雪登山と言えば旭岳・黒岳縦走が定番。計画では層雲峡から黒岳そして旭岳へと縦走を予定していたが、どうも天気が 
 芳しくないので縦走は諦め、それぞれに単独で登ることにした。
 昨夜の天気予報では雨の予報だったが、朝目が覚めるとガスが切れ青空が広がってきた。急遽、登ることにしてロープウェイ
 駅へ。しかし、五合目駅はやはりガスに包まれていた。ロープウェイ、リフトと乗り継いで七合目の登山口へ。いきなり階段。
 夕べ、今日は雨だと思って安心して飲んだのが堪える。どこまで行っても階段。段々きつくなって来る。山頂手前ではとうとう
 副隊長に置いて行かれるがすぐ頂上に着いた。山頂は冷たい雨混じりの強い風が吹き付けている。せめて黒岳石室までは
 と思ったが、このガスの中なんの楽しみがあろうか。早々に下山することにした。
 雨は次第に強くなってきたが登山者も次第に多くなってきた。冷たい雨に震えながらリフトから降りると五合目駅には沢山の
 観光客が溢れていた。 紅葉にはまだ早すぎた!
ロープウェイ乗り場と駐車場 ロープウェイ黒岳駅
200mあるいてリフト乗り場へ  7:30  リフト乗り場
登山口 熊注意のポスター 初めは傾斜の緩い階段 
 色づきはじめた紅葉 石がゴロゴロした道が山頂まで続く 
   
山頂の社 、社の陰で風を避け休憩する  9:17  黒岳山頂 
   
ガスに隠れる縦走路 あの先に黒岳石室が・・・  ハイマツと草紅葉 
 
ガスの中を縦走にスタートした若いアベック  合羽を通して冷たい雨が肌を刺す
15分のなんと長いことか。これが続けば低体温症にも・・
   
 2011年9月19日(月曜日)曇り

 旭岳温泉6:55.。。。。7:05ロープウェイ旭岳駅7:15→ 7:25姿見駅7:30 → 7:45姿見の池7:50 → 
 9:15偽金庫岩 →  9:24旭岳山頂9:30 → 10:42姿見の池10:48 →  11:05姿見駅11:15 → 
 11:25ロープウェイ旭岳駅11:30 。。。。 13:30旭山動物園13:40。。。。 。。。国設白金野営場

 行動時間:3時間35分(休憩時間含む)
 昼食時間:
 強風の旭岳
 大雪山国立公園は十勝や石狩の連峰も含んでいるが、私はここでは元のヌタクカムウシュペ、つまり旭岳を中心
 とする火山群に局限する。その火山群とは、北鎮、白雲、凌雲、比布、愛別、その他の峰であって、すべて二千米
 を越える。北海道では二千米は貴重な存在であって、この一群は北海道のどまん中を占め、文字通り北海道の屋
 根をなしているのである。
−「日本百名山」深田久弥著よりー
 ロープウェイに乗り、姿見駅に降り立つとそこは森林限界を過ぎ、ハイマツの点在する草原になっている。
 色づき始めた紅葉の上で噴煙を上げる旭岳はこの上なく美しい。草紅葉の中に群生するリンドウを見ながら遊歩
 道を進むと姿見の池にでる。 今日は風が強く姿を映していないが旭岳や火口と噴煙のコントラストが素晴らしい。
 観光客の領分はここまでで、ここから先は地獄谷南縁の稜線を頂上目指して一直線の急登になる。地獄谷から吹
 き上げてくる強風と戦いながら、噴火物の砂礫の道をひたすら登り高度を稼いでいく。見下ろせば不思議な模様を
 なす旭平や裾平の樹林、その先には北海道の雄大な景色が広がっている。一段と大きな火山石の急登を越えると
 偽金庫岩に出て、短い尾根歩きになる。最後の急登をジグザグに登ると北海道の最高峰旭岳の広い山頂にでる。
 曇り空ではあるが大雪、トムラウシ、十勝の連山は見渡すことが出来る。諦めた縦走コースを一望し、「あれが間宮
 岳、その先が北海岳」とコースを辿ってみた。天気ばかりでなく、北海道の途方も無いスケールの大きさに負けたの
 かも知れない。 
旭岳温泉・ グランドホテル大雪(昨夜の宿) 標高1100mにあるロープウェイ山麓駅 
 
リンドウが群生する遊歩道 標高1600mにある姿見駅 
紅葉はもうすこし先だが草紅葉が美しい
 
姿見の池から見る旭岳、今日は池に姿が映っていない 強風のなかガレ場の急登を行く 
地獄谷から吹き上げてくる風に飛ばされそう! 岩陰で一息つくと足元には霜柱、岩には氷柱が下がっている
急斜面の遥か下に忠別湖、その先は東川町 左トムラウシ、右奥に十勝岳
偽金庫岩を過ぎると後一息  金庫岩から見下ろす地獄谷
9:24 北海道最高峰旭岳山頂  広い山頂で大雪山の大きさを堪能
 
山頂斜面に生える面白い形の草 断念した黒岳への縦走路
 
荒々しい地獄谷  金庫岩、偽金庫岩に向かって下山 
   
姿見の池からなだらかな散策路を行く  旭岳の雄姿を今一度 
おまけ;旭山動物園   
動物と近くて、おもしろい! うろうろしている虎やライオンと目が合うんだ!
人気の白熊、アザラシ、ペンギン館は凄い人だかりだ。 
 ひとこと:先を急ぐあまり、銀泉台から赤岳をパスしてしまった。  赤、黒揃う筈だったのに!        
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