春満喫にはすこし早かった、公園から背後の山を縦走
静かな朝の公園は鹿の楽園だ。車に驚いた鹿が何頭も森の中へ姿を隠す。レストハウスの周りは野鳥が飛び交
っている。そんな静かな公園の車道をレストハウスから引き返し、山頂への指導標がある登山口から入山する。
初めは樹木散策路を進むが3分も歩くと散策路と別れて山頂への道を辿る。作業道に出て左に少し下ると登山道
の取り付きがある。ジグザグの道で高度を稼いでいくと稜線に上がり立石山に着く。
立石山からはなだらかな尾根道を進み、小さなアップダウンを2回ほど繰り返し少し急な坂を下るとミノコージ峠に着
く。峠から急坂を登り、見晴らしの良い鉄塔で休憩する。しばらく行くと千畳岩、ここでも休憩。千畳岩から10分ほど
下ると長者山が立ち塞がっているような鞍部に着く。トラロープが設置してある超急登を10分ほど頑張ると反射板
のある長者山山頂に到着する。タムシバの花がいまにも咲き出しそうに白い花びらを覗かせている。目を遠くに転
じれば春霞の中に近隣の山々が一望出来る。もうすぐ春爛漫だ!
千畳岩で昼食後立石山まで引き返し、藤ヶ丸山へ尾根道を直進する。ここは緑化センターの管理下。広くなだらか
な遊歩道が続いている。良く間伐された自然林の間から緑化センターが垣間見える。
立石山から30分ほどで呉娑々宇林道の舗装路にでる。藤ヶ丸山は急登の階段の連続だ。登山口を入ったとたん
見上げる急傾斜の階段。短い水平の遊歩道のあとはまた、山頂近くまで横木の階段が続いている。尾根道に出て
あと50mの標識にホッとする。
山頂からは尾根伝いに呉娑々宇山が望めるくらいで展望は余り無い。
緑化センターへは急階段の尾根道を一直線に下り第五駐車場に降り立つ。桜の蕾は膨らんでいるが花の少ない
園内は人影もまばらだ。それでもレストハウスの駐車場は満杯だった。
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出会い広場前の登山口 |
樹木散策路から別れて山頂を目指します |
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作業道を左に30m程行くと登山道の取り付きがある |
尾根にでると立石山、山頂は縦走路の途中 |
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立石山から尾根を左にとり、なだらかな尾根道を進む
小さなアップダウンを繰り返し、坂を下るとミノコージ峠 |
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ミノコージの鞍部から急坂を登って行く |
やっと鉄塔、山頂まではまだ半分以下 |
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眺めの良い千畳岩、帰りに昼食はここでしよう!
昼食を取っていると三次からの人が登ってきた。
今日出会った初めて人だ |
千畳岩の先は切り立った岩尾根、短いから大丈夫 |
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千畳岩から下って行くと瀬野立石分れのある鞍部にでる。鞍部からは超急登、トラロープがあちこちに設置してある。
傾斜が緩み明るく開けた場所に出ると反射板の鉄塔が見え頂上に達する。
山頂からは八世以山、曽場ヶ城山から水ヶ丸山、鉾取山系、小田山、手前に高城山が一望できる
又反対側には堂々と聳えている白木山を見ることが出来る
暖かい日差しと涼しい風を浴びながら暫し展望を楽しむ |
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手前が八世以山、奥は曽場ヶ城山系 |
超急傾斜を下って帰る |
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鉄塔から眺める藤ヶ丸山は遥か彼方 |
立石山に帰ってきた。藤ヶ丸まで2200mの表示 |
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立石山からはなだらかな遊歩道になり、のんびり尾根歩きを楽しむ
緑化センターへの分岐まで来ると藤ヶ丸へは1000m、間もなく舗装された林道に出る。
車道を横切り、車止めのフェンスの横(駐車している車の横)から管理道に入る。
右の高台が立石展望台、カメラを持った人がいたがパスして藤ヶ丸の登山口に向かう。 |
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藤ヶ丸山登山口 |
ここにも遊歩道が・・・ |
登山口を入るといきなり急角度の階段、我慢して登りきると平らな遊歩道になっている。
木漏れ日と爽やかな風が心地よい。野鳥のさえずりを聞きながら散歩する。 |
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階段コース分岐 |
尾根コースあと50m |
登山口から10分程で遊歩道からの分岐点に出る。
左は山頂まで400m、遊歩道を進めば700mの標識。躊躇無く(?)左の短時間階段コースを選択する。
きつい階段が延々と続き、後悔しだしたころ尾根道に飛び出す。あと50mの案内に元気を取り戻し山頂へ。
帰りに分かったことだが今回の選択は大成功だった。帰り道にあった遊歩道との出会い地点から300mの
尾根道の登りは階段コースよりはるかにきつそうに思えた。 |
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藤ヶ丸山山頂 |
緑化センター第五駐車場 |
藤ヶ丸山からは呉娑々山が尾根伝いに望めるが山頂からの取り付きは不明瞭だ。
山頂で出会った馬木の人は強引に尾根に向かって下っていったが・・・・。
帰途は急な横木の階段を下り、緑化センターの第五駐車場へ |
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まだ花の季節には早い公園内で見つけた十月桜とアオモジの花 |
ひとこと:里山のアップダウンはいつもきつい! それでも いつかは全山縦走・・・ |