皇子渓谷を遡行し山頂へ
今年はまだ花の時期には早すぎる。それなら赤星山の醍醐味を味わうため皇子渓谷の登山口から登り、豊受山に
縦走後、新道を下るロングコースに挑戦する。
国道11号線から林道に入ると赤星ライン開拓者の顕彰碑がある。「花が好き 人の笑顔がもっと好き」の碑文
奈良の吉野をまねて千本桜を植えた心意気が伝わってくるようだ。
林道終点から右岸、左岸へと七ツの橋を渡り、滝を見ながら大地川を遡行する山旅が始まる。五番目の橋を渡り、
行く手に大きな岩が立ち塞がり、頭上に巨大な岩壁が覆いかぶさってくるとやがて この渓谷を代表する機滝(は
ただき)に着く。河原に降り迫力ある全容を見、マイナスイオンを浴びてリフレッシュする。この先は紅葉滝、布引滝
と滝が連続して現れる。豊受山からの支流が合流する地点にある荒れた造林小屋を過ぎ六番目の橋を渡ると豊受
山分岐がある。屈折した稲妻滝の辺りは苔の付いた岩上が登山道になっており危険な箇所には鎖が取り付けられ
ている。 |
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林道にある大きな桜の木の左右に顕彰費
(マウス ON「花が好き 人の笑顔がもっと好き」の石碑 |
林道終点の駐車場10台は駐車出来そう
山頂まで4.5kmの標識 |
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山肌を彩る桜 吉野の名残か? |
この橋を渡って登山開始 |
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渓谷美を楽しみながら二番目、三番目の橋を渡っていく |
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澄んだ水の上を跨ぐ二連橋 |
橋の趣がそれぞれ違う 五番目の橋 |
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皇子渓谷一番の名瀑 機滝(はただき) 奥の桜は奥千本の名残か? |
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滑らかな布引滝、滝の上部は庭園のような苔むした岩 |
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登山道を挟んだ崖の苔に滴る清水 |
標高610m豊受山からの支流の合流点、
六番目の橋 (マウス ON) |
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壊れた小屋を過ぎると豊受山分岐(帰りはここに降りてきます)
この辺りは山野草の宝庫、今日も少しは咲いています
稲妻のような流れに沿って登山道があり、滑りやすいところには鎖が取り付けられている |
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山頂まで2.5kmの標識がある千丈滝分岐を過ぎ七番目の橋を渡ると次第に勾配が増してくる・ |
千丈滝分岐から本道を離れ、谷道を進む。最後の橋を渡ると千丈滝。河原には降りずに登山道から見るが長くてど
こまでが滝か良く分からない。それに猛烈な急登でじっくり滝を眺める余裕がない。
本道に合流し、明るい広い谷を渡り、杉林の尾根道をジグザグに登り「後500m」の標識を過ぎるとシャクナゲの茂
る尾根に出る。一息つくのもつかの間、明るい落葉樹の林を九十九折れに登って行く。
霧氷の積もった白い山肌やマンサクの残り花が心を安らげてくれるが疲れた体にはきつい500mだ。
鬼の面のような二ヶ岳に迎えられて着いた山頂は広く、日差しが暑い。虫の多さにゆっくり昼食も出来ない。カタクリ
の花も無し。中尾から登ってこられた地元の人に花の在り処を教わり暫し歓談。豊受山への道はシャクナゲやツツ
ジ、ブナの尾根道だ。小さなアップダウンを繰り返し、ドンドン下って行くと野田登山口分岐に出る。ここから豊受山
まで30分程だ。展望もない山頂の山だが四国百名山に名を連ねているので訪ねてみた。
野田登山口分岐から新道を下る。2,3年前にルートが開かれた新道は花の宝庫でもある。登山道ははじめは植林
帯を行き、やがて自然林の急坂のを下る。なだらかで開けた所にはヤマシャクヤク、ニリンソウなどの群生があちこ
ちに見られたが開花はもう少し先。
登山口で新道を開拓した人が今日も登山道を整備していた。 「新道を降りてきました。有難うございました」とお礼
を言うとニッコリされ、花の話を沢山聞かせて頂きました。最後に「また、来てください」と。
大変な作業、ありがとうございます。 |
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千丈滝、左は滝本体、右の写真は最上部
猛烈な急坂を登って滝の上へ、この辺りも花が多いそうだが見当たらない |
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本道に合流、山頂まで1.5kmの標識 |
気持ちの良い明るい谷筋の道 |
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急斜面にはハシゴも |
あと1kmの標識、杉林の中 しんどい道が続く |
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シャクナゲが茂る尾根に上がる
ほっと一息しばらく平坦な道 になる |
霧氷で白くなった明るい林の中をジグザグに登って行く
疲れた足には滑りそうで堪える |
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鬼の面のような二ヶ岳に迎えられる赤星山山頂
広い山頂部にはカタクリの葉のみ |
シャクナゲの茂る豊受山への快適な縦走路 |
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痩せ尾根になり登山道が荒れてくると間もなく野田分岐 |
新道入り口の野田登山口分岐の標識
この辺りも山野草 |
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展望岩から振るかえる赤星山 |
展望岩から見る豊受山 |
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豊受山分岐 標識無し |
豊受山ピーク 三角点はもっと先
紛らわしいプレートが架かっている |
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ピークから痩せ尾根を下って行く |
1247.4m豊受山山頂と三角点 |
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山芍薬 |
エイザンスミレ |
タチツボスミレ |
エンレイソウ |
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ハシリドコロ |
ヤマルリソウ |
マヤマカタバミ |
クロモジ |
ひとこと:四国の山らしいきつさを十分堪能しました。花は連休明けあたりか・・・ 今回も筋肉がパンパン!・ |