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間ノ岳(3189.3m)・農鳥岳(3026.0m):北岳山荘〜間ノ岳〜農鳥小屋〜農鳥岳〜大門沢小屋
2011年7月26日(火曜日)曇り
 北岳山荘5:00。。 5:45中白根山5:48 → 6:46間ノ岳6:50 → 7:54農鳥小屋 →9:30農鳥岳(食事)9:50 → 
 10:30大門沢下降点 → 13:15大門沢小屋   <ルート図はこちら

 歩行時間 :8時間00分(昼食、休憩時間含む)
  明け方には月が出ていたが、今日の天気は?
 今日は北岳山荘から中白根山、日本第四の高峰・間ノ岳、農鳥岳と3000m峰を縦走するコースだ。
 朝4時半朝食、5時出発。八本歯ノ頭から昇って来る朝日を背に受け、左手に淡い曙に染まる富士山見ながら中白根
山に向かって歩を進める。 ”屹と天を突くような鋭い頭角”と深田久弥が言う北岳の頂はその角を隠すように雲が懸か
ったままだ。高度が上がるに従い、昨日見られなかった仙丈ヶ岳や甲斐駒ヶ岳も姿を現してきた。広くてなだらかな中
白根山(3055m)山頂からは富士を見ながら1時間程の快適な稜線歩きで間ノ岳(3189m)に着く。生憎山頂はガス
の中、南アルプス360度の絶景は見られず。仙塩尾根へ続く三峰岳への稜線を右手にみて、広い山頂を横切ると農鳥
沢に向け岩礫の急坂を農鳥小屋まで標高差400m程を一気に降りて行く。
八本歯ノ頭からご来光 朝焼けの中、霊峰富士山 北岳山荘から
中白根山に向かって今日の一歩を 高度が上がるにつれ仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳も
 
 絶景ポイントもイマイチ  青空が欲しい 中白根山山頂 
仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳・北岳 手前は中白根山 
   
間ノ岳は遥か彼方  何度か岩場を越えて 
間ノ岳山頂はもうすぐ、山頂には人影が見える 間ノ岳山頂
チングルマ&チシマギキョウ 間ノ岳下山道から眺める農鳥岳
降りてきたザレ場を振り返る 三国平分岐に出ると農鳥小屋はもうすぐ
 農鳥小屋からは厳しい登り。西農鳥岳(3051m)への急登から振り返れば間ノ岳の大きな山容と、あっというまに小
さくなった農鳥小屋、小屋から続く登山道が美しい。
 西農鳥岳から岩場のアップダウン何度か繰り返すと農鳥岳(3026m)の山頂に着く。平たい稜線の上に富士山が浮
かんでいるのが見えたのに、この山頂もガスの中。山頂直下の平らなところで風を避け軽く食事。
 なごりを惜しみつつ、気持ちのいい道を大門沢下降点へ、ここから始まる急で長い下山道、沢のような岩の道、山小屋で話題になった危なっかしい橋、この整備不十分が南アルプスらしい。
 大門沢小屋でコインシャワー(4分500円)を浴びビールを飲んで気持ちよくなって眠くなった。「おいらく山岳会」の皆
さんの到着でいっきに賑やかになった小屋に次々と登山客が到着してくる。
 ここは、ビールの空き缶は自分で潰す、配膳はセルフサービス全て合理的だ。
  この山小屋の食事は期待できないとネットにあったが、夕食は山女魚の甘露煮と山菜、カロリー的には問題があるか
もしれないがこの歳になれば丁度良くて食べやすい。
電気が消えると漆黒の闇。こんな暗さはいつ以来だろうか。目を開けても閉じても全く同じ暗さだ。不思議な気がする。
 手前のピークが西農鳥岳 ここまで来ればもうすぐ 
農鳥の平らな稜線の上に
富士山(写真に写らず)
振り返れば大きな間ノ岳、農鳥小屋は遥か下 農鳥岳山頂
岩の斜面に咲くハクサンイチゲ 農鳥岳から南へなだらかな道
   
名残惜しく振り返る農鳥岳  大門沢下降点の指導標
 
 ゴゼンタチバナ  シモツケソウ  
大門沢下降点から強烈な下りを降り、危なっかしい橋を渡り大門沢小屋へ
 大門沢小屋〜奈良田(発電所バス停) 
2011年7月27日(水曜日)曇り一時雨
 大門沢小屋5:25 → 7:15発電所取水口 → 7:35林道出会い → 8:00発電所バス停8:07。。。。
 8:50広河原9:00。。 。。 9:25北沢峠10:00 。。。。11:00仙流荘バス停

 歩行時間 :2時間35分(休憩時間含む)
 昨日のシャワーが良かったのかぐっすり寝た。 今日は奈良田までの下り3時間ほどの行程だ。
 小屋から一旦、沢に向けて下り、沢沿いの道を降りて行く。丸太の橋を3度ほど渡るが上流の橋よりは随分しっかり
している。それに傾斜が緩い性か登山道も歩き易い。沢を離れて歩く樹林の中の道は平坦で気持ちがいい。
 小屋から2時間ほど下ると吊り橋が現れる。この後、二つの吊り橋を渡り、20分後には林道に出る。さらに林道を30分
歩くと南アルプス公園線の農鳥岳登山口がある第一発電所の停留所に着く。トンネルゲート前の守衛さんと話をする
間もなくバスが来た。奈良田まで歩かなくて済んだが良かったのか悪かったのか?
順調にバスを乗り継ぎ、11時には仙流荘に到着した。
   
   
   
   
   
   
   
 段々立派になる吊橋 それにつれ揺れも少なくなる
   
 ダムのような巨大な堰堤 林道を歩いて奈良田へ 
   
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