おしどり登山隊
★ 岩黒山1745.6m)〜筒上山(1859.8m)手箱山1806.2m)縦走 
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2010年4月25日(日曜日)       ルート図はこちら
■ 天候: 晴れ
■ アプローチ:寒風山トンネルから土小屋は50分程、落石多し     
■ 登山口:土小屋登山口
■ 駐車場:土小屋駐車場
■ お弁当:手箱山山頂
■ 登山道:いろいろな道があり、変化に富んでいる。すこし危険なところもあり注意が必要
コース
ホーム4:10。。。 7:38寒風山トンネル。。。 8:35土小屋駐車場8:40 ⇒ 9:30岩黒山9:38 ⇒ 
10:00丸滝小屋10:05(筒上山トラバース道)⇒10:59手箱越10:07 ⇒ 11:42手箱山頂上(昼食)12:20 ⇒
12:50手箱越 ⇒13:25筒上山三角点 ⇒ 13:28筒上山頂上(筒上山尾根道)⇒ 14:12トラバース道出会⇒
14:31丸滝小屋(岩黒山トラバース道)⇒ 15:10駐車場15:15.。。。 19:00ホーム

行動時間:6時間30分
昼食時間:38分
               
レポート
 アケボノツツジ、シロヤシオ等花の山で有名な岩黒山も花の無いこの時期は静かな山歩きが出来るだろう。
 早起きをして家を4時過ぎ出発、2時間で来島海峡IC、国道194号線から旧道を通り旧寒風山トンネルに向
かう。寒風山トンネルの駐車場には10台ほどの車が駐車して、山登りの仕度をしている人もいる。
 ここから村道瓶ヶ森線を土小屋へ。天気は快晴、笹ヶ峰の稜線を眺めながら伊予富士の裾を回ると石鎚山も
くっきり見える。わくわくしながら駐車場に着くと満車状態、奥の方にやっと駐車する。さすが石鎚登山のベース
キャンプ地だ。
 駐車場の向かいの登山口から登り始めるとすぐに岩黒山へ直登コースと丸滝小屋への巻き道に分かれる。
ここは左手の直登コースに進み、ウラジロモミの林を抜けると石鎚や瓶ヶ森が展望できる笹の斜面にでる。
 植生がダケカンバに変わり、シグザグの道で高度を稼ぎ露岩を巻くと尾根の南側に出てゴヨウマツの原生林
の中を行く。道は尾根の右側になったり左側になったり、その度風景が変わるので楽しく登れる。大岩の横を
通り、コメツツジが現れると岩黒山山頂に着く。
 360度素晴らしい眺めだ。石鎚、瓶ヶ森そしてこれから向う筒上山&手箱山。天気が良いことに感謝!
満車状態の土小屋駐車場 登山口 手前が道路をはさんで駐車場
森が開け石鎚山が 五葉松の原生林
コメツツジの山頂尾根 石鎚を背に岩黒山山頂
岩黒山山頂から瓶ヶ森 筒上山と手箱山
 急な尾根道を下り樹林のなかに入り、鞍部の横道別れから笹の被った道を丸滝小屋へ。笹を刈っている人達
に出会う。感謝!明日からは快適に歩けるだろう。
 丸滝小屋から丸滝山大権現が鎮座する岩を巻くように降りると急な岩場の下りになり、断崖に架かる鉄製の橋の上を歩くようになる。岩肌に沿ってどこまでも続く歩きにくい鉄の橋が終わると1550mの鞍部の分岐に出る。  往路は筒上山東肩の巻き道にを行く。ブナやサワグルミの巨木が茂る平坦な気持ちの良い道を柔らかな日差
しを浴びて歩くこと20分、平坦な道から石の急階段、やっと高度が上がりだした。急登の後、鉄の階段を登ると
トラロープの登り、このトラロープ「入るな」の印、季節になればキレンゲショウマが辺りを黄色く染めることだろう。
 石の狭い門を潜るようにして手箱越道場下の広場に入ると城壁のような大きな石垣が現れる。石垣に沿って
進み、右に入ると手箱越の広場だ。背後にドーム状の岩峰が聳え、前方に四国山脈が見渡せる広い空間は不思議な感覚を覚える。
 手箱越の十字路を左に取り、手箱山大権現の鳥居を潜って登り始める。稜線北側の道を尾根を目指して緩や
かに登る。尾根に出て道が稜線の南側になると趣が一変し、笹尾根の稜線になる。手箱山への道も稜線の南
側、北側を交互に進む。北面は狭く、滑りやすい傾斜の道になっているので注意が必要だ。やがて手箱山のご
つごつしたピークが見えるが頂上は東の端だ。山頂からの展望はいいが錆びた人口物には興醒め。山頂には
2組の登山者が食事中。我々も昼食にする。。
岩黒山を振り返る どこからも見える石鎚山
丸滝小屋 岩の丸滝山を見ながら狭い登山道、そして絶壁に架かる鉄の橋を進む
長い鉄橋が終わると尾根道分岐 城郭を思わす覚信寺の石垣 原生林の巻道から石の階段へ
石垣の上から瓶ヶ森〜伊予富士の山並みを見る
大峰宗覚信寺の建物 手箱越えから手箱山へ(マウスON 鳥居を潜って
笹の道を尾根へ 気持ちの良い尾根道
縦走路から石鎚山と岩黒山を振り返る 手箱山山頂
 手箱山から手箱越に引き返し筒上山へ。道場横の道を登り、鳥居を潜っていくと今日一番の急登、しかも長い
階段がある。登りきると朽ちかけた小さな鳥居の先に鎖場下の広場。一息いれて鎖に取り付くが登り始めると
案外いける。難なくクリア、笹のドーム屋根へ。道がいくつも分かれているがどれも頂上に向っているようだ。
 小ピークが二つあり、前の方に三角点、奥の権現様が祭られいるところが筒上山山頂だ。ここから見える石鎚
山も素晴らしい。石鎚に向って尾根道を下って行く。岩場、急坂、笹漕ぎ、どろんこ道の悪路、それでも踏み後は
しっかりして迷うことは無い。山頂から45分程の戦いの後、巻き道と合流、長く感じられた尾根道の下りだった。
 合流地点から、あの鉄の橋、急な岩道を過ぎ、振り返れば筒上山が真後から見送ってくれる。
 丸滝小屋から岩黒山巻き道に入る。広いなだらかな道、気持ちの良いウラジロモミの原生林の中の道から石
畳のような道へ、それはやがて苔むした岩の重なった庭園の中の道になる。岩の道が終わると、まもなく朝の
巻き道分岐にでる。車の少なくなった駐車場は何か祭りの後のような気がする。
 飽きさせない変化に富んだ登山道、素晴らしい眺めの山頂、修験道の数々、祭りのような一日でした。
手箱越から筒上山への登山道 急な石の階段
鎖場の登り 三角点のあるピーク
双二峰の山頂への道 筒上山山頂
石鎚山に向って降りる尾根道 筒上山を振り返る
岩黒山トラバース道へ ウラジロモミの原生林
苔むした岩の道 車の少なくなった駐車場

 ひとこと:子持権現山に登って見たい! (副隊長の声)

 
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