おしどり登山隊
★ 東郷山(977m)  恵下谷林道から四本杉、帰路は大峠へ
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2010年10月9日(木曜日)       ルート図はこちら
■ 天 候: 晴れ
■ アプローチ:国道433号線から加計方面へ「採石場・湯来土地開発梶vの看板を右折し
          恵下谷林道へ

■ 登山口:白砂林道登山口
■ 駐車場:恵下谷林道路側(今回は旧登山口)
■ お弁当:東郷山山頂
■ 登山道:細い悪路の急登続く登山道
コース
ホーム6:30。。 8:30旧登山口(駐車地)8:35 ⇒ 8:52谷道分岐 ⇒ 9:00白砂林道入口 ⇒
9:11登山口9:15 ⇒ 9:28尾根 ⇒ 9:37沢を渡る ⇒ 9:45崩落地 ⇒ 10:35四本杉10:40 ⇒
11:35東郷山山頂(昼食)12:20 ⇒12:37戸山車庫分岐 ⇒12:53#101鉄塔 ⇒13:07#100鉄塔⇒
13:29大峠 ⇒ 13:40沢を渡る13:45 ⇒14:09堰堤(林道) ⇒ 14:23白砂林道出会い ⇒ 
14:45登山口駐車場15:00。。 16:35ホーム

登山時間:6時間15分(休憩、昼食含む)
昼食時間:45分
レポート
 採石場を抜け橋を渡ると林道らしくなり、道は荒れてくる。石ころだらけの道が続き、どこまで進むか迷うが
、結局旧四本杉登山口の前に停めることにする。アキチョウジ、アケボノソウ、ノコンギクやママコナが道端
に咲く川沿いの林道を歩いていくと最初の「東郷山四本杉」の案内標識がある谷道分岐に着く。無理をすれ
ば、此処まで車を乗り入れ出来そうだし、左奥には広くなった場所もある。谷道分岐から7,8分で白砂林道
入り口に着く。「東郷山四本杉」の標識に従って右に折れ、白砂林道に入っていく。白砂林道は名前の通り
真砂土の白い道だ。林道を進んでいき、正面に東郷山が見えだすと間もなくカーブミラーと四本杉の説明版
がある登山口に着く。ここから鬱蒼とした杉林の中に入り、右に沢を見ながらUターンするよう進み、朽ちた
木橋を連続して3回渡り、杉林の斜面を登っていく。支尾根を2回越え緩やかに登っていくと標識の立つ峠に出る。峠からは緩やかな下りのトラバース道になり、やがて沢に出る。橋は架かっていないが、対岸に案内
標識が見える。沢を渡るといよいよ本格的な急登が始まる。急な坂を一歩一歩踏みしめながら登っていくと
次第に杉や樅の巨木が多くなってくる。四本杉も近いのかと思ったがまだ影も形も見えない。
 倒木を乗り越えたり潜ったり、ロープを張った崩落地を渡り、足を踏み外すと谷に落ちそうな狭い道を喘ぎ
ながら登る。沢を渡ってから50分の悪戦苦闘の末、やっと四本杉の姿を見る事ができた。四本杉の周囲は
ロープで保護され立ち入り禁止になっているが、ロープの外からでもその偉大さには感動を覚える。またそ
の巨大さ、偉大さ故に施された倒壊防止の金輪は手錠のようで痛々しい。
 <四本杉は「森の巨人たち100選」に選ばれており、樹高は30m、周囲は990cmです。>
 四本杉を過ぎても急登は続き、もう体力の限界かと思えるころ熊笹が現れ、傾斜も緩くなって稜線にでる。
稜線のよく手入れされたなだらかな道10分ほど行き前方が開けてくると山頂に到着する。山頂は南西方向
が開けているがあまり眺望は得られない。頂上の丸太に腰掛けて昼食をと近づくとマムシ。マムシを気にし
ながらの昼食になった。 登山者は一人。偶然にも笠ヶ岳のツアーで副隊長と一緒だったとか。
旧登山口と駐車場所 谷道分岐を右へ
白砂林道入り口 四本杉登山口(マウス ON
朽ちて渡れない丸木橋 渡れそうも無い
峠の標識&沢を渡ると急登が 巨木の茂る森 崩落箇所&倒木 悪戦苦闘
四本杉 四本杉
尾根道合流 東郷山山頂
 帰りは大峠を経由して下山するので来た道を引き返し、四本杉別れを直進する。やがて急な下りになるが
この間、稜線の左はブナ林が美しい道だ。急な下りが過ぎ平坦になった道を暫く行くと分岐に出る。直進は
戸山車庫へ降りるようだが大峠は左に折れる。 道は稜線より少し下がったところに付いており、山側に倒れ
こんだ杉の列を潜り、尾根に戻ると882mピーク。 鉄塔に向かう右への分岐があるがここは直進。それにし
ても良く下刈され、倒木の処理も施された快適な道だ。鉄塔のお陰だろうか?
 882mピークから尾根道を下り、10分ほどで鉄塔にでる。展望の無い樹林の中ばかり歩いてきたので明
るく開けた眺めは格別だ。広島市内から瀬戸内海まで見渡すことができる。
 鉄塔から左に進み杉林に入っていく。10分ほどで次の鉄塔へ。ここからの眺めも素晴らしい。
後は大峠までの長い下りだ。樹林の中を10分ほど下ると鉄パイプの階段がある。3箇所ある階段を下り、小
さなアップダウンを繰り返し、道が平坦になったら大峠に着く。
 大峠を左折し杉林の中をジグザグに下っていく。10分ほど下ると明るい沢にでる。ここから道が不明瞭に
なってくる。道を探しながら沢沿いを下っていき、何度か沢を渡るがついに流木の山が行く手を阻むところに
出る。流木の左に薄い踏み後を見つけ迂回する。しばらく進むと広い河原に出て道を見失うが黄色の懸札
を見つけ荒れた林道にでる。 これで一安心と思ったら大きな川が道を遮る! 水量が多かったら大変なこ
とになるが幸い水は少ない。対岸に渡り広い林道を下っていくと、すぐ右から下ってくる恵下谷林道に合流
する。さらに下っていくと見覚えのある白砂林道入り口に出た。 長かった山歩きもようやく終わりが近づい
てきたようだ。あとは往路を下るのみ。 汗でにじんだ地図が今日の奮闘を物語っている。
ブナの尾根道 戸山車庫別れ(マウス ON
良く整備された縦走路 鉄塔からは瀬戸内海の眺めも
パイプの梯子が3箇所 大峠を左に
樹林の中から明るい沢に、ここからルートハンティング 行く手を遮る流木 ここは左に迂回
広い河原でルートを探す やっと荒れた林道へ
対岸に林道発見 恵下谷林道に出る
一息ついて花を見る余裕も やっと駐車場所に帰ってきました

      ひとこと:
10月11日付の新聞に湯来町の熊のニュース、出会わなくてよかった!
            
    
 
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