おしどり登山隊
★ 沖ノ郷山(957.1m)   登山口から往復
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2010年11月21日(日曜日)        ルート図はこちら
■ 天候: 晴れ
■ アプローチ:国道54号線晴雲トンネルを出て右折、後は案内に従って進む  
■ 登山口:隠岐原登山口
■ 駐車場:林道路側広場(4,5台駐車可)
■ お弁当:沖の郷山山頂
■ 登山道:よく整備された登山道
コース
ホーム6:50。。。。 9:30駐車場所9:35 ⇒ 9:42林道終点登山口 ⇒ 9:50水場 ⇒ 
10:13沖の郷神社分岐 ⇒10:18沖の郷神社10:22 ⇒ 10:48沖の郷山山頂(コーヒタイム)11:28 ⇒ 
12:10駐車場所12:15 。。 一福(昼食)。。高野町 。。。。 17:25ホーム
歩行時間:2時間35分(休憩、コーヒータイム含む)
コーヒータイム:40分
レポート
 今回は”短時間に登れて山頂の眺めが良く、一福で蕎麦を食べられ、高野町でりんごを買う”三つの目的で
「沖の郷山」を選んだ。 この山は後鳥羽上皇が隠岐へ流配の途中、山に登られた際、はるか向こうに日本
海が見え、隠岐の島も見えたという。それで山の名を「隠岐の郷山」、麓の原を「隠岐原」、麓の村を加賀の都
のようだと「都加賀」と名づけられたという。
 三次から国道54号線を走り、赤名峠から島根県飯南町に入り、頓原を過ぎた先に晴雲トンネルがある。
トンネルを抜け200m先を右折、2車線の広い道路を進むと都加賀地区の周辺案内図と、沖の郷山まで2.5Kmの標識がある。 さらに1Km行くと殿井地区、案内標識に従い右折、沖の郷山を正面に見ながら進んで 
行くと廃屋が見え、「沖の郷山登山道入口 山頂まで2Km」の標識がある。ここを左に少し下った所にある広
場に車を停める。
 駐車地のすぐ先の分岐を右に取り、草生した林道を朝露に裾を濡らしながら10分ほど歩くと林道終点に着
く。 ここにも広くなった場所があるので車を乗り入れることは出来るが、平坦で短い距離だから歩いたほうが
足慣らしに丁度いい。その先に「沖の郷山」への木製標識があり、山道に入っていく。
廃屋手前から林道へ 左折して林道に入るとすぐ駐車場
駐車場先を右折 朝露を踏んで林道を進む
林道終点の広場 登山口
 登山道に入り、緩やかな傾斜の杉林の中を進んで行く。先ほどの林道より綺麗で快適な道を気分良く歩い
ていくと「水 さいご」と木に赤いペンキで書かれた地点に出る。沢の水は少なく倒木もあり飲む気はしない。
 ここを過ぎると登山道は北に向きを変え、尾根に向かって急斜面を登る。尾根に出ると自然林の中を落ち葉
の覆われた登山道が続いている。赤松やコナラ等の雑木林からブナやミズナラの森になると、次第に傾斜が
増し、ジグザグに折り返しながら稜線を目指して高度を上げていく。登山開始から40分、沖の郷神社と山頂の
分岐に到着する。標識には「神社まで160m、山頂まで600m」の表示、ザックをデポ して神社に向かう。
 ブナ道の参道を5分で石像を安置した小さな祠の沖の郷神社に着いた。お地蔵さんのような石像で神社に
は不似合いのように思えるが深くは詮索しないことにしよう。神社の先には東屋があり、その先は切り開かれ集落が見下ろせるようになっている。 石像は都加賀村などの集落を護っている守り神のようだ。
杉林の中を行く 「水さいご」の落書き?
明るい尾根道 鞍部の沖の郷神社分岐
沖の郷神社 神社前の展望東屋
 東屋で暫し展望を楽しんだあとは山頂を目指す。葉を落としたブナの木々の間から見える山頂は前峰だ。
笹床とブナの美しい木肌を見ながら、落ち葉でフカフカの尾根道を進んでいくと所々切り開かれたところがあ
る。それは大山が展望できる場所であったり、琴引山が見える場所であったりとこの山を守っている人々の
心配りが感じられるポイントだ。最初は緩やかだった道は次第に傾斜を増し、山頂前のピークから少し下って
登り返すと刈り払われた明るい山頂に達する。
 山頂からは360度の展望が開けており、東に大万木山、南には大万木山から続く草の城山、琴引山への
稜線が連なり、西には三瓶山が聳えている。その左手には微かに大江高山が霞んで見えているが、後鳥羽
上皇が見たであろう日本海、隠岐の島を眺めることは出来ない。それに大山も見ることが出来なかった。
 今日は蕎麦を食べる予定なので弁当は無し、素晴らしい展望に囲まれ、コーヒータイムでまったりと時間を
過ごす。 
沖の郷山に向け引き返す ブナの木肌が美しい登山道
開かれたところから見える琴引山 沖の郷山山頂
山頂から大万木山 山頂風景
遠くに三瓶山 木漏れ日の漏れる下山道
 植生のはっきりした樹林の道は急坂の連続だ。ブナが少なくなるとカエデの紅葉が現れ、やがて松や常緑樹
の森になる。急な下り坂を急降下し、水場を過ぎると緩やかな植林帯になり林道終点の登山口に帰り着く。
 二つ目の目的、一福の蕎麦、すごい人と車。1時間余り待ってやっとテーブルに着けた。割り子蕎麦5段は
美味しかったが腹に堪えた。次から3段にしよう!
 三つ目、ここから高野町は遠かった! が無事りんごを購入。今日の予定はすべて終了。
彩りを競うカエデの紅葉
帰ってきました 殿井の集落から見た沖の郷山

      ひとこと:
距離は短いが意外と良い山!   一福の人気には参りました!                     


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