おしどり登山隊
★ 八巻山(1698.0m)東赤石山(1707.0m)縦走
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2010年5月28日(金曜日)        ルート図はこちら
■ 天候: 晴れ
■ アプローチ:大永山トンネルから瀬場駐車場へ     
■ 登山口:瀬場登山口
■ 駐車場:瀬場登山口駐車
■ お弁当八巻山山頂
■ 登山道:岩稜地帯にルート案内無し
コース
ホーム4:00。。 7:31瀬場登山口駐車場7:45 ⇒ 8:00筏津登山道合流 ⇒ 8:36瀬場谷分岐
⇒ 9:25二本橋(休憩)9:35 ⇒ 10:45赤石山荘分岐 ⇒ 10:50赤石山荘 ⇒ 11:15石室越え11:25
⇒ 12:45八巻山頂上(昼食)13:15 ⇒ 13:35赤石越え分岐 ⇒ 13:45東赤石山頂上 ⇒ 
13:49三角点14:02 ⇒ 14:06頂上14:08 ⇒ 14:17赤石越え分岐 ⇒ 14:28赤石山荘分岐 ⇒
14:32直登コース分岐 ⇒ 16:00瀬場谷分岐 ⇒ 16:37登山口駐車場16:42。。 20:00ホーム

歩行時間:8時間52分(休憩、昼食含む)
昼食時間:30分
レポート
 法皇山脈の主峰で標高1707mの東赤石山に八巻山から橄欖岩の稜線を歩き登頂することにする。
 「いつかは」とあこがれていたが、その長丁場に一抹の不安を抱えて出発する。花の端境期で瀬場の
登山口にも車の陰は無い。車の多い季節は筏津の方が無難かも知れない。
 7時45分登山口の登山届に記入して出発。いきなりジグザグの急登で100mほど高度を稼いで筏津から
の道と合流する。 最初の水場を過ぎ、急登の石段を登り詰めると視界が開け、新緑の瀬場谷を見下ろす。
 水音が大きくなるとまもなく緑の木立の間に八間滝を見ることが出来る。登山口から40分 沢に向かって
少し下ると瀬場谷本流の一本橋が見えてくる。橋を渡ったところで右が直登ルート、左が瀬場谷沿いの道に
分かれる。ここまでは比較的平らな道でハイキング気分で登れる。休憩するにはまだ早いので左の道を取り
赤石山荘を目指す。ここから休憩ポイントの二本橋までは我慢のしどころ。はじめは沢を左下に見、やがて
植林の中の急登を行く。この間50分、二本橋休憩ポイントで冷たい水で顔を洗い汗を拭くと生き返った心地
がする。
 体重制限が要りそうな二本橋をわたり、渓流沿いの快適な道を30分程楽しむと最後の渡渉地点(標高
1400m)にでる。 ここを左岸に渡ると「一雄坂」の急登が待っている。九十九折の急坂を登ると石のゴロ
ゴロした枯れ沢のような道になり、石楠花の群生した林を抜けると一気に視界が開け、天狗の庭にでる。
 荒々しい赤い岩峰の八巻山がすごい迫力で聳え、圧倒される。花のロックガーデンもいまはまだ閉店。
赤石山荘も入り口が閉まっている。山荘の前を咲き残りのアケボノツツジを見ながら石室越えに向かう。
 トラバース道とはいえ結構急でしんどい。登山口から3時間半(11時15分)石室越え到着。
瀬場登山口のトイレと駐車場 登山口
急登の登山道 木立の間から八間滝
最初の橋、一本橋 瀬場谷と直登ルート分岐
橋が連続する二本橋(絶好の休憩地) 滝を見ながら
渓流の岩角を回り込む登山道 最後の渡渉地点を渡ると「一雄坂」の急登
枯れ沢のような道を行く 天狗の庭に立つ道標
天狗の庭から見る赤い岩峰 八巻山
赤石山荘  石室越え(マウス ON 悪路の標識 
 「八巻山。東赤石山(悪路)」の標識に従い右折。少し藪がかった道を10分程行くと見晴らしの良い岩場
に出る。これから歩く岩峰が一望出来る。ワクワク!と ドキドキ!
 岩稜には登山道を示すマークは無く、踏み跡(あっちこちあって定かでない)を見ながらルートハンテング
して進む。
岩登りは岩角を掴むとホールドし易い、足場を探すより腕力で体を持ち上げたほうが良いようだ。岩場での
体力運動は喉が渇く。遠く石鎚山系の山波を見ながら給水休憩を繰り返し、幾つかのピーク、幾つかの難所
を切り抜け、八巻山へ赤石山荘からの直登コースの鞍部に出た。ここまで石室越えから1時間。随分時間が
掛かっている。さらにここでルートを間違え八巻山の北側「ゴウロ」に回りこんでしまった。引き返し「おかめ
岩」の右から取り付いて、やっと八巻山山頂に到着。今日は味噌汁抜き、塩辛いものばかりで昼食。
 八巻山からは東赤石山、権現越えの彼方にエビラ山、二つ岳の稜線の連なりが見渡せる。モアイの像を
過ぎ、最後の小さなピークから降りると「赤石越え」、東赤石まで10分の標識にホッとする。
 分岐から樹林帯を進み、岩場を登ると東赤石山山頂(1707m)、5分ほど東に行くと三等三角点の標柱が
あるピーク(1706m)に着く。360度の展望を冷たくなった風を感じながら楽しみ休憩する。東赤石山頂に
戻り、西を眺めると八巻山から西赤石山へと続く、アルペン的な岩の稜線に感動する。
 帰路は赤石越えからトラバース道に出て、左折し5分程で直登コースの分岐に出る。枯れ沢のような岩石帯の道を1時間近く下り、飽きて疲れてきたころ、沢を渡り植林帯の歩き易い道になる。沢音が聞こえ出し
綺麗な沢を渡ると後は快適な沢沿いの道を降りていく。瀬場谷分岐からは朝の登山道を下り瀬場登山口へ。

 ロックガーデンに花は無かったけれど、素晴らしい岩稜歩きを満喫、次はもっともっと楽しみたい!
 副隊長「北アルプスを歩いたようだ。岩は暫く休憩!」との事
石室越えから見る前赤石、西赤石の稜線 東側、東赤石山への岩稜
八巻山から東赤石山の稜線
 難所のスベリ岩を降りる  力まかせに岩を登る  キバナノコマノツメ
 
左から平家平、冠山、ちち山、瓶ガ森、石鎚山 
八巻山の岩塊(ここでルートを間違いました) 八巻山頂上
八巻山頂上から見る東赤石山 モアイ?、橄欖岩のオブジェ
 赤石越えと東赤石山頂  東赤石山三角点  アケボノツツジの咲き残り
権現山の先にエビラ山、二つ岳の稜線が連なる  東赤石山山頂から八巻山を振り返る右奥に西赤石 
 トラバース道の分岐  美しい渓流沿いの道  直登コース分岐と荒れた道
 
ミツバツツジ

      ひとこと:
花の百名山も季節外れ、それでも楽しい満足のいく岩稜の山
            次回はロックガーデンで花を楽しもう!
      
            
    


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