おしどり登山隊
★ 二ッ岳(1647m)  肉淵から峨蔵越コースを往復
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2010年9月18日(土曜日)       ルート図はこちら
■ 天 候: 晴れ
■ アプローチ:大永山トンネルを越え肉渕から峨蔵林道へ
■ 登山口:別子山村肉淵登山口
■ 駐車場:登山口駐車場
■ お弁当:二ッ岳山頂
■ 登山道:岩場の急登続く登山道
コース
ホーム4:00。。 5:40来島海峡SA6:05。。 7:55登山口駐車場8:00 ⇒ 9:10峨蔵越9:20 ⇒ 
9:38山頂まで1kmの標識 ⇒ 10:08鯛の頭10:15 ⇒11:00二ッ岳山頂(昼食)11:50 ⇒12:29鯛の頭
⇒ 13:12峨蔵越 ⇒ 14:10登山口駐車場13:00 .。(通行止めの時間待ち20分)。。 18:00ホーム

登山時間:6時間10分(休憩、昼食含む)
昼食時間:50分
レポート
 険しい山容を持つ四国の山で「岳」がつく「四国百名山」は海辺の絶壁にある千羽ヶ岳(245m)と今回の
二ッ岳しかない。その山容は法皇山脈の中でも際立って、とげとげしく遠くからでもすぐ見極められる。また
二ッ岳〜エビラ山〜黒岳へと続く稜線は岩場とブッシュの難コースで岳人の憧れになっている? 岳人から
程遠く、そんな能力も実力もない我がおしどり隊には縁の無い話だが・・・。
 大永山トンネルを過ぎるとこの山塊の登山口が次々と出てくるが時間が早いのか駐車している車はほと
んど見当たらない。別子小学校を過ぎるとすぐ肉渕のバス停があり、ここから草木が被り気味の峨蔵林道を
登山口まで行く。登山口にはすでに1台駐車しており、登山準備をしていると5人組みの車が到着した。
 あの憧れの縦走を今から行くとか。10時間以上掛かる行程をこなし18時に下山予定と軽々と言う。本当
に大丈夫だろうか。ちなみに我が鈍足隊が峨蔵越で彼らに追いついてしまったのだが・・・。
 鉄の階段を上がり、ジグザグの急登を標高差130m登ると明るい尾根に出てホッとするがすぐ右斜面の
道になる。川音を聞きながら、緩やかな勾配が続く道を行くと40分程で冷たい水が流れる水場に出る。
 やがて賑やかな人声がして、登山口から1時間10分峨蔵越に着く。ここから急登の岩場になるのでス
トックはご用済み、四肢を駆使する戦闘的な登山が待っている。十分休養し、エネルギーも補充し、見上げ
た先に見える二ッ岳の頂上を目指す。 
 立ちはだかる岩峰を抜ければ、ハネズル山から赤星山の尾根が見渡せ、隆起した地層の岩の上には「山
頂まであと1km」の標識。 岩を掴む手の先にリンドウが咲き、小さな足場から身体を浮かせた目の前には咲き残ったイヨフウロウが風に揺れている。 木の根を掴み、梯子を登り、ロープを頼りに岩を登れば、ひと
きわ大きな岩の下に着く。振り返れば巨大な岩峰、二ッ岳のシンボル「鯛の頭」が聳えている。
 容赦なく続く急騰も尾根にでると北面の谷から吹き上げてくる涼風に疲れが取れ生き返るようだ。
「此処から先は命がけ」の標識を横目に岩を攀じ登り、振り返れば「鯛の頭」も遥か下の稜線の中で喘いで
いるようだ。
 これが道だろうか?と思える谷筋の崖の中を登るとまもなく二ッ岳山頂に着く。山頂は狭く展望も無いが
南側の岩場に出れば素晴らしい景観が広がっている。
 見渡せば赤石山系、石鎚山系の峰々、そして岳人憧れの二ッ岳縦走路、厳しい試練の後に得られる爽
快感と喜びに浸れる瞬間だ。
 今日の昼食は夏から秋に変わり、味噌汁に普通の弁当になった。食事が終った頃、エビラ山手前の鞍部
を縦走する人影を見た。 ガンバレ!先は長いぞ!と心に呟いて帰路についた。
登山口(赤い鉄梯子)と駐車場 最初の急登を終え尾根へ出る
峨蔵越 峨蔵越から見る二ッ岳
立ちはだかる岩峰(マウス ON 大岩の横を抜ける  岩場の上に「山頂まで1km」の標識
振り返れば赤星山の大きな姿が                        
二ッ岳のシンボル鯛の頭の岩峰
鯛の頭から瀬戸内海を俯瞰
『ここから先は命がけ」の標識 稜線上の鯛の頭
岳人憧れの二ッ岳の縦走路 二ッ岳山頂
急登に咲くリンドウ 二ッ岳を振り返る
二ッ岳縦走路と山頂岩からの展望

      ひとこと:急峻で険しい山も登ってみると大丈夫。手足を使って登るほど急だが危険は無いし、
            恐怖感も感じなかった。

            
    
 
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